来るなら来てみろ もっきりや
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最新の絵日記ダイジェスト
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2013/06/30(日) 夏の花の時期だ
 きのうは件の如し。
 毎日夕立が降って日ごとに降り方が激しくなるようだ。梅雨は中休みになったのだろか。チョウの食草を摘みに出ると、ウツボグサ、ギボシ、山アジサイ、ホタルブクロ、アザミといったムラサキ色の花が咲き出している。もっきりや道路(Mろーど、川西林道)には山アジサイがあって草刈対象除外種としているために増えてきたようだ。この近くにはキショウブもあって移植しようと調べたら明治頃の外来種だという。しかし結構強く花も長持ちするようで植えてみるのもいい。どうも花のことはよく分からない。若い頃嫁さんでももらってその人に教えてもらおうと考えていたのだけれど今となると後の祭りだ。

2013/06/28(金) 半年終った
 晴れ間が昼になって雨を含んで今は大降りである。
 週間月間の仕事を終えてほっとひと息ついている。台所はペンキも乾いてもとの台所に戻った。でも何もやる気がしないので今日はこれで仕事は止めましょう。保健所に指摘されたら仰々しく頭を下げよう。ウルトラCだってあるからどうにかなるだろう。
 チョウはまだ蛹にならないが先が見えた。次は桜の定植をしようと友人と話している。出来たら布団も替えたいしお金もかかるけれどやりたいのだからしょうがない。ただ期限がないからある時になるけれど。ついでにフスマを張り替えたりサッシの網も替えなくてはならない。出来ることからやっていくか。
 ところで今日のことだが山道でトラツグミのような鳥の亡がらをみた。くちばしの周りに幼鳥の印があって尾羽がついていなかった。もしトラツグミだと嫌な鳴き声で「ヒョーーーーン、キィーーーーン」と金属的な声で鳴く。朝早くまた夕方から夜に寂しげに鳴く。鵺(ぬえ)とも言われて横溝正史の映画で「鵺の鳴く夜は 恐ろしい」というフレーズが頭のなかに残っている。しかし道端のトラツグミの亡がらを見ると何となくはかないものだと埋めてやった。

2013/06/27(木) 忙しさを楽しめれば、きっと…
 晴れた。風は冷たかった。仕事を終えて帰ってから5日の保健所立ち入りに向って台所の掃除を始める。
 まず換気扇を取り替える。白木の棚にペンキを塗る。チョウの世話をこなして風呂に入る。一休みして日記に向う。食事は9時を回りそうだ。道の草刈もやりたいが今は掃除をやるしかない。
 なんだか忙しいな〜。ここに来た頃はなんにもしないでボーっとしてけれどもその時はちっとも楽しくはなかった。身体が疲れてしょうがなくてもきっと今のほうが面白いのだろう。あと10年もして74歳になってこの時をどう思い出すのだろうか。屋根にも上がれなくなってこのもっきりやを誰か次の人に引き継ぐために別な忙しさに苛立っているのか、それとも次の人が決まってまたボーっとしているのだろうか。どっちにしても時間は同じ速さで流れていくし、それまでもっと面白いことを続けていれば、それが出来れば上々吉だと思っているのだが。 

2013/06/26(水) 雨のなか話が進む
 保健所の講習会。終えると津南まで出る。スーパーで友人に出会う。寄ってみるとコンサートの音あわせだった。ピアノ、キーボード、ドラムス、ボーカル。ジャズだった。ご婦人3人と友人のドラムス。近くで聞くといい感じだった。
 それから村の役所で建設課長ともっきりやの現状と将来への役所の対応を聞いてくる。都会と違って小さな村の役所はなかなかフレンドリーでここでのこれからの暮らし方に対しての方向性が見えたような気がした。だいじょうぶ、だいじょうぶ、ゼンゼン だいじょうぶと悪い見方を変えることが出来た。村に対して多くを期待しないで来たが、先が見える歳になったせいでこれからは少しづつ相談できることはしようと感じた。出来ることはお願いして出来ないことは自分で考えるということだ。議員の方にも偶然あって立ち話も出来た。となるとここでのこれからの10年もっと面白いことをしてもいいのではないかと思う。
 秋山街道を急いで帰って来ると後ろからピタッと付いてくるお嬢さんの車を振り切ることが出来なかった。なかなか元気な方がいる。これならば秋山はもっと面白くなると感じていた。
 ところでもっきりやの幼虫はほぼ75匹いることがわかった。疲れるわけだと納得した。

2013/06/25(火) ギフチョウなのだと
 きのうのことだが水平道で朝、アサギマダラを見る。渋沢からの帰り、相の沢付近で大きな音で薮がガサガサと騒いだ。皆立ち止まり顔を見合わせる。「クマ」というのは全員の意見だった。確かにクマだったと思っている。それから3時10分晩鳥沢を過ぎたあたりでアカショウビンの声を1回だけ聞く。
 家では3っの箱の内大きな個体を入れた幼虫がどんどん大きくなっている。動き回り大量の糞をしている。食草の軸も食べている。もう直に 蛹になる。あとの二つの箱だと10日ほどは経たなければならないだろう。これがなかなか面倒でたかが毛虫とはいえなくなってしまった。情が移ったのである。でも実に大変で早く蛹になってくれとご先祖さんに毎日頼んでいる始末なのだが。日記だって書き終わると8時を回る。それからの夕食はレトルトかラ王となる。こんな時は仕事で息を抜く。今日ははるみちゃんの「邪宗門」を唄いながらの行軍だった。これはちょっと面白い。

2013/06/24(月) 根太を直す
 ここで暮らし始めてもう18年になる。来た頃は長く人が住んでいないものでずい分荒れていて東京から来たオジサンは毎日ボーっとしてドジャースの野茂ばかり見ていた。ここにいることに意味なんかあるわけではなく帰ろう帰ろうとばかり思っていた。電話の前に椅子なんか出してただ鳴るのを待っていた。それから18年。
 ここに来てすこしずつ家の手入れを始めたのは翌年になってからだ。まず物置になっていたこのPC部屋に床を張った。二階の廊下にも床を張った。これは全て僕が見よう見真似でやったことだ。津南の中熊さんから小林大工さんを紹介してもらってから毎年少しづつ家を手入れしている。するとなんとか楽しくなって直したことの効果を体験しようと暮らしはじめた。また今度はと考え続けて今日まで来た。お金も使ったがどこにいても費用は同じだと考えている。
 今日は小林大工に来てもらって居間の床を作り変えた。根太が少ない構造を改めたのだ。家は谷に向って傾いている。それを是正できたことは何となくうれしいものだ。相撲をとっても大丈夫だと四股を踏んでみた。
 山奥にはなんと太いフキがあるのか。途中で出あった人のリックには一本だけぶら下がっていた。

2013/06/23(日) 熊が横切った
 小熊が横切るのを見た。Mロードとの出合から切明に向って走って3つ目のカーブに差し掛かったとき小熊が跳ねるように崖下に飛び込んだ。ここで見た熊はこれがはじめてである当歳とおぼしき小さな熊で親が近くにいるはずである。熊は普通2匹の子を産み、2年ほど母親とともに過ごす。2年すると母親は子供を追い出す。小熊はエサを探すのだがなかなか楽じゃないようで、親に連れられて行ったゴミ捨て場あたりにしばらくいてやがて山へ帰ってゆく。よく観光地に出る熊はほとんど2歳ほどの小熊で夏の山に成り物の出来る前に観光客の食べ残しなどをさがしに出てくるようだ。これも親からの学ぶのだろうが、きょうの熊は切明の観光客の食べ残しでもさがしに出たものだろうか。遠くから見ていればなかなか愛くるしいものだ。昔、高山の熊牧場で見た哀しそうな悲惨な熊とはくらぶべくもないが。
 ところでもっきりやは呑み屋ではありません。そこのところ宜しく。

2013/06/22(土) クロアゲハからギフチョウの幼虫え
 お客さんの来る前に支払いに出たのだけれど1000円も残っていなかった。きょうは野菜の旨煮とフキの煮物枝豆豆腐の行者ニンニクかけでお茶を濁そう。気がつくとクロアゲハが廊下を舞っている。ビックリして外に出したが蛹が羽化したものだった。諦めていたのだけれど生きものはちゃんと生き抜いてゆく。ここにいるギフチョウはまだまだ手がかかるけれどこうして羽化するのだからとクロアゲハがギフチョウにエールを送っているのだろう。ただ写真を撮るのを忘れた。
 きのうは結局なんにもしないで日を越してから寝についた。いい気分だった。お客さんが来たからこれでお仕舞いにします。きょうも酒はセーブポイントだ。

2013/06/21(金) 週末を楽しむ
 仕事を終えて帰宅する。どんよりと曇った日だったが午後になってパラパラと降り出し、5時を越えたころに強くなった。シャツだけでは寒いと感じてジャケツを出す始末でストーブも考えている。梅雨が終らないとストーブと縁が切れないのがここの生活だ。ジャンパーだって年中近くに吊るしておく。忙しいこった。
 きょうは少し夜更かしでもしてゆっくりしたいと思う。明日は遅くまで寝ていられる。さてそうなると何をしようかと思うが本当はやることがたくさんある。それに目をつぶって呑気に呑気にしていることも大切だからと本来の怠け者の本性が出てくる。もう歳だからそんな言い方は止めたほうがいい。ゆっくりと週末を楽しもう。
 曇った薄暗い天気だったがきょうはあの声は聞こえなかった。

2013/06/20(木) この頃の日課
 どういうのだろう。きのうの鳥の鳴き声もそうだけれど、きょうも2度ほどアカショウビンの声を聞いた。というよりも鳴きすさむ鳥の声を聞き分けている。なんだか誑かされたような気もするが、意識があると聞こえてくるのだろうか。変なものだ。
 一日の仕事が大変だ。稼ぎ仕事を終えると食草の草を50枚ほど採る。採って帰ると5時半頃になる。5分ほど休んでからチョウの世話ということになる。リンゴ用の箱が3ッそのなかに70ほどの幼虫がいる。お兄ちゃんは割り箸ほどに成長している。小さいものはマッチ棒ほどのものもいる。その世話にほぼ1時間はかかる。その間に風呂をつけて入って出てこの日記に向う。それも1時間ほどだがほぼ8時になっている。夕飯はレトルトのカレーでも何でもいい。9時になると疲れ切ってしまう。そうなると少し凶暴になってくる自分が分かる。自棄というものだ。早くチョウ野郎が蛹になってくれないことには映画もはるみも楽しめない。あと15日ほどだけれど。

6月絵日記の続き


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