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最新の絵日記ダイジェスト
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2013/04/15(月) 奥志賀方面は
 タイヤを換えてぐるっと屋敷から東秋山林道を廻りついでに志賀方面の除雪の具合を見て来た。鳥甲の和山からの登山口にはまだ1mの積雪その先オオミズ、コミズの二つの沢は3mほどの残雪があるのだが道は割ってあった。除雪車は切明方面に止めてあったので奥志賀林道との分岐までは道を明けたようだ。これから岩や石が雪解けとともに道に落ちて来る。割った道の雪が融けて道幅が広がるにはまだひと月はかかりそうだ。連休には志賀への道はまず望めない。飯山の建設事務所は融通が効かないからやはり6月からの開通となるのだろう。
 

2013/04/14(日) 苗場山の状況
 聞く所によると湯沢から苗場を抜けて小赤沢に抜けた人がいるという。出発の時間は分からないがだいぶ遅くなって着いたということである。山岳会の数名のパーテイだということだ。山スキーを担いでの登山で相当の経験者なのであろう。山の雪は気温が高いようでぐずぐずに崩れていたと話ていたそうだ。このところ中津川の水量は落ち着いたかに見えるが本格的な雪解けの増水はこれからだと思う。登山には充分な配慮と綿密な計画と確かな装備が大事になると思う。安直に山へはいらないことだ。
 昨日の雪はきれいだったが今日は晴れて気温が上がった。昔の仕事仲間が来て泊まってくれた。また遅くまで盃を放さなかった。

2013/04/13(土) 降ったり晴れたり
 寒い日が続いてギフチョウの羽化も気になるのだがこの寒さで少し先延ばしにする。朝は昨日と同じに雪がうっすらと積もっている。日が射せばすぐに消えるが午後からまた強く降りだす。
 お客さんが来たので久しぶりに営業を始める。
 Mロードはまだ雪も残る所もあって開通は早くて来週になる。大きく壊れている所もなく安心している。イワウチハがつぼみを膨らませ今にも開花しそうだ。ここの桜は月末には開花しそうだ。

2013/04/11(木) 桜散り 雪降る夜の 春の夢
 今朝は水のような雪が5cmほど積もっていた。日差しが入ってくると雪の反射できれいに輝いていた。春は行ったり来たりしながら暖かくなるのだけれどこの雪はなごりの思い出になる。昼は晴れて夕方からまた降りだしたようだ。
 町ではあの心が躍るサクラを散らしたというのにここでは雪が降る。これが大切だ。ほとんどのサクラが散ってここでサクラが咲けばなんと楽しいことかと思う。サクラ探しの旅もいいけれどもここの花をつたえなければ僕のサクラ紀行もなんだということだ。
 サクラを探すのもいいけれどもここに今年から大山桜の苗木を死ぬまで植えようとおもった。人を呼ぶのだって仕掛けが大事だ。僕が死んで何十年もしたらここを訪れた人は「わ〜を」と感嘆をあげるだろう。自然だって作られて何十年もすればその土地に馴染むはずだ。そのときには名前をつけてもらおう。

2013/04/10(水) 桜を見た目に雪は痛い。しょうもないわい。
 中津川は雪解けを飲み込んで太く流れ落ちる。昨日から降っていた雨は雪になったらり止んだり、また降りだしたりして少し積るようだ。
 兵庫の本竜野の桜も、吉備線の備中高松でも、備中高梁の武家屋敷へ入っても満開の桜だった。翌朝、三原港から因島の土生に出てそこから魚島へ渡る。桜は咲きほこり人のいない道を我が物顔で歩くことが出来た。いい桜だった。
 この頃は外に出てももっぱらビジネスホテルに泊まるようになったし夕食はチェーン店の飲み屋ばかりになった。宿も店もどこに行っても同じようなものだ。だけれどそれらの店は値段が安いのでそれに勝てないのだ。JRもそうだけれどどこに行っても同じ対応ばかりで少し飽きた。なるべく人のいないところをさがして歩く。この時期の旅でも人の居ない場所をさがすのはそんなに難しいことではない。人は点と線でしか歩いていないし少し早く起き出せば誰にも会わないで済む。その分寝不足だったり足が痛くなるのはしょうがないわい。
 嵐が来ているということなので福山から津山、因美線で鳥取に出ようとその日も早めに歩き出した。少しの無理はしょうもないわい。

2013/04/09(火) 三文小説になっちゃうけれど
 3日に家を出て8日に帰ってみるとずい分雪が少なくなっていた。遊んでいた分を取り戻すことなどしないけれどやるべきことはやっておこう。一日ひと仕事でいいだろう。
 今日はトイレを復活、ついでに残った雪囲いを片付ける。
 ところで旅の初日、真の闇と大雨のなか十日町へ下ったのだがあんまりいい気持ちではなかった。
 十日町を5:56の列車に乗り込んで春の旅が始まる。列車を5回乗り継いで福井に立つと桜は見えず雨は降り続いていた。ホームに敦賀行きの区間列車が入っていて、そこで姫路行きに乗り換える。
 フォーク歌手のイルカによく似た娘が4人掛けの前席に座ったときこの辺りの大学生の帰郷と思った。ジーンズ地の長めのフレアスカート白の大きめのセーターと青のチョッキ。明るいハート模様の布のバックと赤いナイロンの手さげ。しばらくしてうすみどりの面白いマスクをつけたとき地方の娘ではないなと感じた。
この雨が上がればこの辺りの桜は咲き出すだろうと見えた。
 敦賀で遅れて入って来た列車に乗るのだが先を争う人に押されてまた4人掛けの席でその娘と相席になった。検札に来る車掌に手渡す券は同じ回数券でその娘は都会からの旅行者だった。僕は64歳のおじいさんになっているのだが、むかしの若い頃のこんな状況の旅を思い出したのは間違いなくイルカのようなひとり旅の娘によってだった。手にした新田次郎の頁を開いたままあの頃のような旅の感覚に浸っていた。
 手さげから毛の靴下を出して履く娘の姿が目に入った。その時なんだか時間が止まったように感じた。
 「どこに行くのですか」「魚島」「それってどこにあるの」「瀬戸内、尾道から船でね」「あッ それいい、私も行きたい」「連れてってくださるかしら、それとも仕事ですか」「いや、いいけどもあなたの予定は…」「そんなものいいの」「さくら・しま・ふね」「こまったな」「困らないわ、これって超るるぶよ」なんだか照れて汗をかいてポケットからウィスキーを出してひと口飲むとよだれのようにウイスキーがたれて新田次郎がボトンと落ちた。そうこうしているうちに娘はスックりと立ち上がって何も言わず京都で下りていった。新田次郎が寂しそうに僕を迎えた。

2013/04/08(月) 旅も終りました
 久しぶりに6日も家を空けて遊んでいました。1年分の列車には乗ったように思います。だから今年の分は終りました。この頃の鉄道は曲がないようで少々飽きました。北陸線で2回大阪札幌間の優等列車を見ましたが乗りたいと思いませんでした。
 その代わり桜は良かった。本竜野、魚島、福山、津山、鳥取、丸岡。大荒れの日もありましたが桜はどこも良かった。行きにつぼみだった直江津も帰りには咲き始めていました。
 とにかく帰りつきましたので報告しときます。

2013/04/02(火) 文学的な旅に出よう
 昨晩は萩原朔太郎の詩を読んでいた。「孤独の中に老いんとす」「われの生涯を釣らんとして」のフレーズが心に残った。そこで今日は文学的にやってみる。
  日が射すのを見て川に出て糸をたらした。
  下流から若い娘が上り来て 問うに
  「つれますか」
  「思い出はなかなかつれません」と答える。
  去りながら娘は何度も振りかえった。
  その目はまるでやって来る列車を見る娘の目だった。
 あんまり上等ではないと思うが許してくれ。
 明日からサクラをさがしに瀬戸内を歩いてくるので掃除は念入りにやっておいた。では。

2013/04/01(月) 生きもの全てに春
 このあたりではこの時期猿たちの保育園でも出来るのだろうか。キ〜キッ、キャッキと外がうるさい。出てみると裏山を何頭もの子猿が雪の斜面を転んだり滑ったりしながら遊んでいた。そのうちに遊びが高じて喧嘩まで始める。そうするとどこにいたのか大きな猿が駆けつけて喧嘩に割ってはいる。人間以上だと思うのだ。猿はここだけではなく和山集落でも屋敷集落でも同じように子猿だけが群れを成して遊んでいる。その上を蝶までも飛び始めた。越冬したタテハ蝶のようだ。雪が割れたところにはフキノトウが出て猿が喜んで食べているようだ。彼らにとっては薬のよなものなのだろう。今年は雪も比較的少なく生まれた子猿たちは雪や寒さでなくなることなく成長できたのだろう。
 津南に下がると今度は人間の子供達がバトミントンでキャーキャーいいながら遊んでいた。暖かい春が来た。


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