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2013/03/24(日) 地区総会のこと
 毎年このころの田舎では年度末の地区総会が開かれていることだろう。ここでも総会が行なわれ今年度の活動、収支報告について地区民の承認を得ることになる。そして次年度の役員の選出が行なわれる。日本の地方では高齢化や人口減少のなかでその選出に苦労をするわけだ。たくさんある役職に少ない人間が割り振られるのだからひとりが何役も受け持つことになる。今回は僕も逃げることは出来なかった。
 そのあとに懇談会が行なわれ僕は前に座った山田由信さんといろいろ話すことができた。由信さんは長い間この地区の猟の名人だった人で銃を置いて10年にもなるだろうか、雪の斜面を歩くことの上手な人だ。その彼がこの頃よく猟の夢を見るという。「猟に出て獲物を見つけてねらいをつけて撃つのだが爆発が起きないで弾が出ない。ドキドキしているうちに目が覚めるのだ」といかにもその手の中に銃があるように構えて見せた。由信さんの長い人生の中、山での暮らしを支えた夏の漁としての岩魚釣り、雪の中を苦労して追った熊の猟があの頃のまま心に息づいているのだなと感じながら僕はビールを飲み干した。


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