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2013/02/15(金)
秋山の雪
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朝のうちは日が差してこりゃシメタと思っていたのだが昼過ぎになったらボタボタと降り出して嫌な感じになった。屋根を見上げると南風だったのか北向きの屋根の雪がセッピになって30cmほど張り出していた。そこだけでも落としておけばいいのだがこんな時は怪我しそうでやめた。雪はきれいに積ったのではなくてあばたのようにデコボコに10cmほどのものだった。誰かの唄ではないがこの辺でも雪には色々の呼び名がついている。みぞれ、ボタン雪、初雪、ザラメ雪と関東でも個々の呼び方はあるがここではそのほかに糠雪、ボサボサ雪、大花雪、花雪、ハーテ雪、綿雪、べた雪、ホートー雪、湿り雪、水雪、雨雪、はだれ雪、春雪、赤雪、晩雪。1年の半分を雪の中で過ごす人々の長い冬を少しでも春に向って移ろっているという祈るような気持を感じさせる雪の呼び名であると僕は思う。ここに長く居るには居るがきょうの雪が何というのかはっきりとは分からないのだがぼくはべた雪と呼ぶことにした。だんだん少なくなる薪を見ながら春は近いのだから、もうそこに来ているのだからと言い聞かせた。
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