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2013/02/12(火)
十二講
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十日町で横になっている福一さんも元気になって昨日の僕からのメールに明日つまり今日、十二日が心配だと返事をよこした。 2月12日は十二講という行事があってこの時期は非常に荒れるという言い伝えがある。<十二様>十二大明神を祭る日でこの辺りの鎮守でもあり狩猟の守り神、山の神とも云われている。今では小赤沢でしかやられなくなったがこの日ばかりは大荒れになると心配する人が多い。去年は降ったが一昨年は晴れていたように記憶するけれど、ふたむかしも前の頃に暮らした人たちが体験した冬の大雪の恐ろしさが記憶に残って伝わっているのであろう。地元の経験豊富な人にとっての反応はとても強いものだ。つまりまだ2月の半ばで春は遠いのだぞ、気を引き締めろという約束なのかもしれない。 そう感じているとひとっきり雪の落ちる音がするので外に出てみると吹き出した風が音をたて樹木に積もった雪をなぎ払っていた。「十二様が怒ってる」と空を見上げた。
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