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2012/03/29(木)
ナラ薪
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この頃になるとどこでもチェーンソの音が山を響き渡る。もっとも3月の末になると樹木は水分を飲み込み始めイタヤになると切り口から水が噴出すという。今日はナメコを打つナラを反す手伝いで切明から雪の上を歩いて開拓まで連れて行ってもらった。僕はこの辺りに山を持たないから毎年薪には苦労する。そんな僕に気を使ってくれる人がナメコを打つ木のほかは使ってよいと言ってくれた。僕は木を切る足場の除雪をしたり倒した木の枝を片付けるだけだが彼は大きなチェーンソを使って何本もナラの木を切り倒した。ナラは大事にしていたのだけれど害虫が入ってしまう病気でこの辺りにもナラ枯れの木が多くなった。テナガキクイムシという害虫にやられる前に切っておかないとナラの木が木屑だらけになって使いづらくなる。そのおかげで貴重なナラの薪が使えるわけだ。ナラは炭にもするだけあって焚くとオキが残って何時までも暖かい。今年のキノコの生えた薪ではどうも面白くないと感じていた僕は心の中でバンザイと叫んだ。
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