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最新の絵日記ダイジェスト
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2013/08/08 最後の焼畑のころ
2013/08/07 他人の力で生きてゆく
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2012/03/31(土) 大雪も質が悪い
 煙突のあとは今度は水道でだんだん水量が減ってきた。昨日見たところではタンクには満杯の量が来ているのだから台所に来るパイプが問題のようだ。インチの黒パイから25mm、13mmまで落として蛇口に着くのだがその間でゴミが詰まってしまったようだ。そこで蛇口にホースをつけて空気を送ったり吸い込んだりとやっている内に少し水量が増えた。つまり凍結予防で少しだが通水していたせいでゴミが溜まったらしい。時々蛇口を全開にしてつまりをなくさなければいけないようだ。色々と勉強が続く。
 昼に湯に向かって帰って来るとなんというのかどか雪が降りだした。索道のロープに雪が積もってこの分では明日の朝に対岸に向うのは困難になる。だからこれから準備をして対岸に渡るしかない。これが大変なのだ。
 6日間ちょっとここを抜け出して外の空気を吸いに行ってきます。

2012/03/30(金) ストーブと煙突と
 昨日はストーブの煙突が詰まって部屋のなかが燻製室のようになってしまいました。暗くなり始めているしどうしようと思うのですがとにかくと煙突をばらしました。ここは横に2mと外に6m、ストーブからの立ち上がりに2m。今まで外の6mはあまり気にしなかったのですが今回は一昨夜の冷え込みのせいかすっかり煤が詰まっていました。長い棒を持って軽く煙突を叩くとパラパラと煤が落ちてきます。横2本はきれいにして回復しましたがこの煙突もいよいよ限界です。デンマークのちょっと小ぶりなストーブを譲ってもらったのだけれどそれは窓がなく火が見えません。けれど機密性は良いようで今年は時期を見て入れ替えようと考えています。煙突も少し太くして見ましょう。昨日の出作り小屋のダルマストーブはブリキで安いのですが直ぐ温まります。日本のこのくらいの寒さにはそんなストーブの方がいいのかも知れません。
 水量が蛇口で少なくなったのでタンクを見るのですが充分に来ています。どうも雪解けで少しゴミが入っているのかもしれません。直すのはいいのですが雪が融けなくてはいかんともしがたく4月から少し電車や船に乗りに出かけましょう。

2012/03/29(木) ナラ薪
 この頃になるとどこでもチェーンソの音が山を響き渡る。もっとも3月の末になると樹木は水分を飲み込み始めイタヤになると切り口から水が噴出すという。今日はナメコを打つナラを反す手伝いで切明から雪の上を歩いて開拓まで連れて行ってもらった。僕はこの辺りに山を持たないから毎年薪には苦労する。そんな僕に気を使ってくれる人がナメコを打つ木のほかは使ってよいと言ってくれた。僕は木を切る足場の除雪をしたり倒した木の枝を片付けるだけだが彼は大きなチェーンソを使って何本もナラの木を切り倒した。ナラは大事にしていたのだけれど害虫が入ってしまう病気でこの辺りにもナラ枯れの木が多くなった。テナガキクイムシという害虫にやられる前に切っておかないとナラの木が木屑だらけになって使いづらくなる。そのおかげで貴重なナラの薪が使えるわけだ。ナラは炭にもするだけあって焚くとオキが残って何時までも暖かい。今年のキノコの生えた薪ではどうも面白くないと感じていた僕は心の中でバンザイと叫んだ。

2012/03/28(水) 寒いから雨が雪になるしかない
 寒暖計は0℃辺りでピタリと止まってしまって終日冷える。昼からは意地悪なみぞれがレースのように降り出してきた。意地悪な冬の置き土産のようだ。
 ところで今朝は掃除をしてみた。道を付けにと思っていたのだがこの降りではやる気もしないし、かといってグズグズ寝ているわけにもいかない。茶殻を持って各部屋を掃き出してモップをかけたりしていた。2時間もかからなかったが雪は止む気配もない。明日は薪切りに手伝いで出るのだから何としても夜には止んでもらいたい。大きなナラの木を倒してナメコを打つという。その後の使わない枝や幹をもらおうという寸法なのだ。木を切る所は見ものだと思う。

2012/03/27(火) 晴れても薄ら寒い
 日が差すのだけれど何となく寒いのだ。折角干した洗濯物も屋根からの雪解けのしずくでピンと乾かない。それに水の出が悪いように思う。雪解けで水場にゴミでも詰まったようだ。それにしても整備などはひと月は出来ないだろう。雪の方が付くまでは祈るしかない。お金の掛からない水はこんな時は気を揉むだけでしょうがない。水が止まれば何処かに退避するしかないのだからそれはそれでいい。もう心配することもなくなったのだから。
 天井裏のケモノは小さなハツカネズミにしてもそれを追い回すテンにしても来る春を感じて元気一杯だ。夜中にダダンと大騒ぎで起きてしまうこともあるがケモノだと分かっているからそのまま寝続けている。願わくば晴れた日くらいもう少し暖かくなってもらいたいものだ。」

2012/03/25(日) 地区集落総会
 集落は長い年月をそこに住むたくさんの住人達によって守られてきた。地区の区長や公民館長それぞれの会計や数ある役職を連綿とつないで今日まで来たわけである。その総会がこの時期に日本全国の集落で行なわれている訳である。
 ここに来た当初はそれらがなんなのか理解できなかったし、面倒なことはなるべくと何時も距離を置いて暮らして来た。もっとも新参者の限界はあるわけで何々の長という役はお受けできないというものである。そんな僕でも公民館の手伝いなどは何年もやったことを覚えている。ここに15年も暮らしているのだが僕は集落からかなりはなれた一軒家でなかなか地区の人のお役に立つことは出来ないし、ひとりでいるせいか総会などに出ていても人事には何時も頭を竦めてしまうのだ。他所から来た者としてはそこに暮らす住人の名前すら分からないのでは役をこなせないと思うしその反面何時もみんなの足をひっぱていてもいけないのかというジレンマもあるのだ。どこに居てもちゃんと暮らすということは大変なものだとこの時期は何時も考えさせられる。

2012/03/22(木) 臨時庄助が掛けた索道の人助け
 朝に湯からお呼びが掛かった。湯沢で上手いものを仕入れたからとのお誘いだった。それではと索道に乗って朝からご馳走を頂き朝風呂まで入って来た。これでお酒でも頂いたら庄助さんになってしまう。感謝したついでに薪運びを手伝った。これが渡世というものだ。
 さて何にもやることがない。三角小屋まで行って写真を撮って帰ってきた。しばらくするとどこかで人の声がする。錯覚かと思っていたが声はポツリポツリと聞こえてくる。読みかけのキップリングの日本発見を閉じて見てみると中部電力の電柱の支線堀をしている人の姿を見た。先日の作業でやり残した数箇所を掘っているようだった。彼らと少し話して索道に乗って帰って行った。
あの索道だってちゃんと利用する人がいるのだ。村は何にもしないが、国は違法だというが必要は索道を掛ける意味を示している。云いたくはないが国も村も知らん顔ばかりしていては困る。

2012/03/20(火) 地震が多いようにも
 時々日も差しますが何となく曇りです。おまけに寒い朝でした。今年の桜はやはり遅れるようです。
 ところでこのところ地震が多く感じられます。先日来られた方も関東の地震が多いと心配されていました。ここの地震はドンとひとつ突き上げるような感じのものでこの辺の人は「秋山地震」といってますがその間に少し横揺れも混じるように感じます。「秋山地震」は気象庁では観測されないということです。僕は慣れてしまって驚きもしませんが、横揺れは好きになれません。どこに行っても結局同じような心配が付いて来ます。
 Mろーどを対岸から見たのですがまだまだ先のことのように思います。今年は連休に道は間に合わないように思えます。
 

2012/03/17(土) 風が雪を
 お客さんが来るので、雨に融けた雪道を踏みに出た。
 今日はそんなに飲んではいない。学習している。それでも夜中に水を何杯も飲みに台所に立った。終日止むような降るような雨でどんよりと曇ったままだった。
 このところの雨と風が屋根の雪をドンと消した。先日寒さで凍った風呂の水もどうにか融けたしお客さんも少しづつ来てくれて面白い話も聞けたし気分ものびのびとしてくるようだ。

2012/03/16(金) 釣り解禁日
 ようやく晴れまして、木の上の雪がドドンと落ちてきます。日が当たるとサッと雪が減ります。こんな塩梅で雪が消えてくれるといいのですが。
 お客さんは雪のなかカンジキも付けずに帰って行きました。湯まで見送っての帰りに索道から見ると二人の釣り師が中津川を遡ってゆきます。今日が解禁日だったと思い出しながら昨日の酒が抜けません。早く寝ます。昨日は食べなかったから酔ったようです。まだ反省中。

3月絵日記の続き


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