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最新の絵日記ダイジェスト
2013/08/09 予定の作業をこなす
2013/08/08 最後の焼畑のころ
2013/08/07 他人の力で生きてゆく
2013/08/05 貧すりゃ鈍する
2013/08/04 僕はツールド栄村でいいと思う

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2012/02/14(火) バレンタインだというから
 先日送られてきた貴重なチョコレートをなめなめ6回目の雪下ろしをした。比較的の暖かく屋根を見ているうちにふと上っていた。50cmほどの雪で構うことはいらないのだけれどこのくらいなら楽だろうとスイッチが入った。それでも3時間はかかったのだが終えてみても達成感はなかった。ただ疲れた。
 ところで12日の大荒れは十二様講といって2月の12日に猟師たちが狩猟の神様に12本の灯明を上げ、飯を潰して作った三角の餅を12個供えて猟を感謝した日であった。毎年この十二様の時は大荒れになるという通りの荒れ方だった。猟をする人たちも少なくなったが彼らにとっては山での無事を祈る大切な祭りということだ。
 昨日は「ボデーガード」を観てホイットニーヒューストンの歌声を確認した。今日は何を観てやろうか。

2012/02/13(月) 仕事には出ずばなるまい
 仕事で朝早く家を出る。風が強かったのか湯までの道が細って歩き難い。仕事はいつものように除雪で手にまめは出来る、肩は痛い。明日はゆっくり寝ていたいと思っている。今日は天気が良くそれだけでも嬉しい。
 さて、屋根の雪だがおよそ50cm。この時に下ろしておけば楽なのだがそんなに急ぐこともないとも思って見上げるのだがここが難しい所だ。
 仕事を終えて湯で暖まってから帰ったのだが日も長くなってうっすらと明るいなかを索道に乗った。この索道もなかなか疲れるようになってきた。

2012/02/12(日) 大雪の中
 昨日のお客さんと飲んだり喋ったりで時間が過ぎていった。この雪の中スニーカーで来るのはいただけないが世界を、僻地を旅する者にしたらたいしたことではないのだろ。
 今朝の雪は久しぶりに格好良く降り積もっていた。終日降って70cmほどにもなるのだろうか。
 雪が心配だという彼らについて道踏みに出て湯にたどり着くのだが除雪が遅れていてこのままでは帰れない。仁成館の風呂に入れてもらっているうちにブルがやって来てどうにか帰ってゆくことが出来た。今日の降りはなかなかのものだ。
 帰ってから僕はスモークという映画を見ていた。だから酒もタバコも度を過ごした。

2012/02/11(土) 雪の回廊
 今日はそれでも20cmの積雪だったろうか。津南と比べると1mは少ないようだ。それでも雪の消え方は津南や十日町、飯山ではドッと消えるがここでは5月の連休過ぎまで消えることはない。そこが問題で志賀高原に向かう道など6月まで通行は出来ない。その問題がなんであるのかは分かっているがとにかく通れないのだ。
 今日は教授が途中まで作ってくれていた雪の回廊の続きを行なってみた。まだ全通ではないが明日には家の周りを靴で歩けるようになる。教授の置き土産だ。

2012/02/09(木) 予報に反して
 仕事が3日も続くと体がいうことを利かなくなります。雪の上を歩いていると転んだり、踏み抜いたり足が抜けなかったり。本当は僕のような老人予備軍は使ってもらえないのでありますがわが社では文句も言われずに使ってもらえています。これがいいことなのか悪いことなのかは分かりませんが。僕の場合はそれだけでいいのですが病院で治療をされている方たちのことを思えば取るに足りない苦労であると考えています。でもそこが人間のわがままで思うのは一っ時で普段は自分のことばかりであります。どこに居ても生きている以上はしょうがないのでしょうがあまりにも胆略的困ってしまいます。でもこの日記を書き終えるとちゃんと忘れてしまいます。
 昨日は満月で大雪の予報に反して星や月がきれいでそのヒカリが軒から下がったツララに反射します。雪の写真なんか真っ平なので今日はそのツララと月です。

2012/02/08(水) 疲れる
 降ったり止んだり吹いたり照ったり。忙しい空模様でした。仕事は除雪で昨日の雨を含んだ思い雪に体が崩れていくように感じています。しかし今日は帰って来ると煙突から煙が上がって助かりました。
 天気は悪いという予報でしたが今日のところは積りません。これでいいのですが今日は疲れたので早めに寝ようと思います。じゃ〜ネ。

2012/02/07(火) ここでも雨降り
 仕事に向うのですが索道のロープに湿った雪がこびりついて滑車を上手く回れません。ずいぶんと時間と手間が掛かります。作業は屋根に上っての雪下ろし。この雨で雪が融けて重いの硬いのどうするの、ということで泣きました。昼に仕事仲間の家で暖をとって1日作業を終えました。
 今日は例年この時期にも来てくれるお客さんがいまして和山で拾って湯に入って帰りつきました。
 この頃雪の話しばかりで実は僕も嫌になっています。だからといって面白い話を捏造するわけにもいかず飽きているのです。大恋愛小説でも書ければ面白いのですが還暦を過ぎた新人小説家には恋愛は向かないようで、書けば生々しい想像のとりこに成り果てそうです。ですから老人はそれらしく老後の生活や趣味の旅行のことをチラチラと書けばいいのかと頭をひねっています。

2012/02/06(月) 小さい車に良く詰め込めた
 仕事が入ったので買い物には今日行くことにした。湯でもこのところの除雪で忙しく同行を頼まれた。
 今週末はまた寒気が入ってくるという。「殿の御勘気をこうむる」前にそろっと十日町まで行って来た。津南に出るまでも除雪作業で何回も車は止まるのだがそれから先の十日町市内の雪の多さに驚いた。秋山よりか多いようにも感じた。この辺りは止めば比較的早く雪は落ち着くのだが今日は女性の作業をたくさん見た。とにかく間に合わないといったことだろう。
 散髪もしたし頼まれたものも買ったし湯の荷物を入れると僕の軽自動車ははちきれそうな積載物に溢れた。僕のもはそんなに多くはないのだけれど。これで3月まで町には下りないでおこう。限がなくなるし。

2012/02/04(土) 疲労困憊だ
 昨日の作業を終えてから疲れが出た。今朝も起きるのがめんどくさかった。だから外に出るのはやめようと思ったのだがすでに仁成館では屋根の上に昨日の続きをする姿があるし、薪を割っている音さえしてくる。何も一緒に作業するわけではないのだから僕は僕でいいのだけれど、差し込む薄日を考えると少しでも下ろした雪を片付けておいたほうが懸命なのだ。昼に外に出て池の周りに取り付き明かりの確保をしてから索道、道踏みに湯まで出た。片付けに厭きたのであってストーブに当たって風呂に入って帰ってきた。到来品のおかずで1杯のご飯まで頂いた。
 湯の屋根も終ったようだがこれからが大変で除雪機を使って大きな建屋の周りの除雪にかかるという。どこにも出られない割には食事に困ることはないなと笑っていた。

2012/02/03(金) 5時間も
 城山三郎氏は妻蓉子さんの亡き後、彼女を探し続けた。こんな優しいご主人と天真爛漫な女性の話を感動してから僕は屋根に上がった。その時間5時間。日が暮れかかるまで城山三郎氏を思い出して「こんちくしょう」と雪を落とした。
 重い雪だった。山側に落としたくないもので谷側まで引っ張って落とすのだが力が出てこないのだ。長い人生の最後の疲れのようなもので少し参った。この間の毎日の雪の始末の疲れが文字通り積み重なって屋根の上に目に見える形で存在していた。
 今日は城山三郎氏の物語が支えてくれたけれども6回目の雪下ろしに僕は耐えられるのだろうかと心配になった。
 カラスが屋根の上でフーフー息をついていると騒がしく鳴きながら見物に来る。また上空には旅客機が小さくなって東京方面に飛び去ってゆく。見上げると目が廻って自分の不運を嘆くことも出来なかった。

2月絵日記の続き


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