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2012/01/08(日)
雪さえ下ろせば
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10時になると屋根にあがった。2時間と踏んで作業にかかった。順調に半分を終えたのだが、山側の雪は出来れば川側に下ろしたい。山側には雪をためるスペースがないのだ。結局3.5時間かけて下りてきた。それでもほっと胸をなでおろす。目の上のタンコブがなくなったのだから。恵比寿ビールを飲んでから川を渡ったのだが新雪が30cmほどあって歩きづらかった。 栄村の仮設住宅で昨日雪下ろし中に亡くなったのは切明温泉、雄川閣の支配人、宮川氏だと聞かされた。明るくいい目をした人だった。震災で家を壊され入った仮設で亡くなるとは。ギフチョウの管理を頼んでいたのだが彼の遺志を引き継いでチョウを放さなければいけないだろう。41歳と聴いたがこれからもっと苦しく大変な時代を共に過ごすはずだったのだが無念である。 僕は屋根に上がる時は仏壇に線香を立ててその無事を祈るのだが、それくらい雪下ろしは嫌な仕事なのだ。だれもわからないだろうが。でもどうにか無事に3回目の雪を下ろした。今日は酒だ。
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