|
2011/08/04(木)
山では生活排水の処理に苦労する
|
|
|
齢をとるとどうも生きているのか死んでいるのか定かではなくなるようなもどかしさを感じるのだろう。僕はそれでも後15年ほど旅は続くのだろうが、体調をくずしてただ風邪をひいただけでなかなか病状の混沌から抜け切れなくなることといったことでも分かるのだ。そんな訳でいいのか悪いのかあんまり良くわからない僕の風邪はまだまだ続くのだろう。9日たってもこのちょうしなのだ。もっと老いて病気になるということは推して知るべしだろう。 ところできょうはがんばって無理して便槽の掃除をした。重い排水ポンプと長いポンプを伸ばして5月以来の仕事であった。この作業だけはだれも参加しようとはしないから僕がひとりでやるのだけれど便槽に菌を入れてエアーで攪拌すると1週間はアンモニアが目に沁みてひどいことになる。落ち着くまではお客は泊められないくらいだ。それでも終えれば雪の来る前までは考えなくて済むから安心ということになる。お金は掛からないが気持は多くを使うのが汲み取りだ。好気性の菌はやがて便槽の糞尿を食べるのだけれど容量と送る空気のバランスで時間もかかるのだが液状になったフンは大地に浸透してバクテリアで薄められて行くことになる。山小屋のトイレはこれでいい。としか僕は考えられない。
|
|
|
|