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最新の絵日記ダイジェスト
2013/08/09 予定の作業をこなす
2013/08/08 最後の焼畑のころ
2013/08/07 他人の力で生きてゆく
2013/08/05 貧すりゃ鈍する
2013/08/04 僕はツールド栄村でいいと思う

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2011/07/17(日) ムッシューAの仕事
 7日一緒に過ごしたムッシューA 氏が帰って行った。A氏は鎌を研いで草を刈ったり、玄関前の階段を作ったりガスレンジを磨いたりミョウガ畑の草をむしったりとひとりで楽しそうに作業を遊んでくれた。僕がやらなければならないことを気を利かせてやって帰って行った。いまひとりでいるとぽっかり穴が開いたようで困る。何だか取り残されたような気持になってくる。
 好奇心がA氏を若く保ち、培ってきた知恵で僕に教えてくれる。人間は結局ひとりぽっちなのだけれどA氏の持つ好奇心や行動力が幾つになっても大切なのだと感じている。このところ思考が滞留してしまった感のある僕がもう一度好奇心を復活させるためにいつまでもA氏の後姿を見ていなければならない。「感謝」の気持をA氏に送る。
 20日に保健所の立ち入り検査がある。そういうことだから手を薬品で荒らして掃除ばかりだ。今日は台所を。明日も台所と客室を掃除し続けねばならない。20日が過ぎれば少しいろんなことを考えなければならない。ならんのだ!

2011/07/16(土) 防水保険適用
 つまり携帯がないとどうも暮らせなくなってしまったのだろう。それは今の暮らし方を維持するということなのだが病院にでも入ってチューブを巻きつけられでもしなければ携帯電話の呪縛は解けないのだと感じた。ほんの6年ほどですっかり体の一部になった携帯電話はおっとり刀で向ったドコモショップでも復活せず、水濡れということで保険適用ということになった。防水保障でも5000円は必要だと言われてしまったがそういう制度なのだからしょうがない。「5000円も払うの!」と話すと応対に出た若いスチワーデスのようなコスチュームの職員は故障に関してはニコニコと低姿勢で頭を下げるのだが、代金に対してはキット一歩も引かないぞと僕を睨んだ。代替えの機械を借りて帰って来ると秋山に向う道端のムクゲに包まれてお地蔵さんが立っていた。
 夜はなんだか気のあったお客さんが集まったのか久しぶりに良く飲んだ。「復活」というC61機関車の解体修理を山田洋二さんが撮った。C61は東北に馴染みの機関車でよく眺めたものだった。酔ってはいたが目を皿のようにして見ていた。

2011/07/15(金) もっと上にあがればすべてを忘れられる
 どこで暮らしていても同じだと思うのだけれど毎日使っている道具が壊れると厄介なものだ。去年は洗濯機が死んで今日は精米機が死にそうになっている。おまけに携帯にどうも水がかかったことが理由なのかボタンが動かなくなった。来週は保健所の立ち入りがあるので掃除もしなければならないし、道の草刈りやら家の周りの草刈りと忙しいのだ。そこでお米は10kの白米を依頼してから機械を考えることにして後は携帯電話を如何にするか思いを巡らすことにした。これがないと写真が撮れないし、お客さんの予約にも気付かない。日記にも影響が出るわけで明日は10時の開店と同時に津南のドコモショップに寄ってこようと考えた。12時に帰って来て掃除を始めて4時から草刈りと予定を考えた。どうせ日の高いうちは外仕事は出来ないだろう。生きているということは何となく面倒なものなのだ。
 山には今日もいい風が吹いていて1000mの高みは別天地だった。ヤマアジサイやギボウシ、小ヤマユリなどが風に揺れていた。

2011/07/14(木) 134歳の青春
 二人合わせると134歳にもなる男性(?)達はグラスを干しながらTVのアナウンサーの品定めに声を出して笑っている。いつもひとりで見ている彼女達のスタイルや化粧をこんなに面白くするのはやはり連れのいる力だろう。洗濯物にしたってパンツが増えてシャツ、靴下がぐんと増える。それも僕のそれよりもずっと若者っぽいスタイルなのだ。やはりユニクロが近くに無い悲哀を洗濯物を干しながら感じている。東京在住者は僕より10歳は若いようだ。このところ東京に出ていないハンデがこんな所に現れるとは思わなかった。それでも年上の若者は毎日少しずつこの家のために汗をかいてくれている。やはり僕よりもズーッと青春しているようだ。
 毎日200mほどの坂道を喘ぎながら登るのだけれど頭といわず、背中、胸、腕や足の先まで汗の洪水で苦しい。見上げると元気一杯の太陽がさんさんと僕を照らしている。そこで、「夏の陽を 天辺禿は避けそこね」と川柳を作った。
 それでも200m上がって水平道に出るとそこにはいい風が吹いていた。風通しのよいカーブで寝ているとなんだか寒くなって目が覚めてしまった。うそではありません。

2011/07/13(水) 山の歩き方
 仕事の行き返りに僕は誰かといつも話している。すっかり逢えなくなった友だとか、鬼籍に入った親、兄弟達と何時もいろいろと話しながら歩いている。それは僕の頭の中にある彼等との思い出や経験を再確認しているに過ぎないのだけれど何時も新鮮な会話を交わしている。独り者で歳を重ねた僕はそうすることで彼等や僕自身が呼吸を始めるのを感じる。
 山はひとりで歩いているのではないけれど少し距離を取ってゆっくり歩いている。僕はいい仕事を続けていると感じている。兄にも従兄弟にも若くして死んだ彼女にもいつでも会うことができる。そして何時も僕が主役の舞台に立っている。スポットライトは当らないけれど日差しや夕立、心地よい風を体に受けてこころが解放されてゆくのを覚える。山と続く道には僕の思い出がこぼれてゆく。

2011/07/12(火) 夕立に打たれる
 右脇腹を捻って筋肉痛になったのだが仕事は上手に痛みをかわして貫徹できた。貧乏のなせる業のようだ。
 昼まではなかなかの暑さで今日一日をうんざりと過ごすことになると覚悟した。ところが脇腹を気にして昼を過ごすと一気に気温が下がって雨になった。雷様も鳴り出して雨は激しく降り募った。カッパを着て作業を続けても汗をかくことはなかった。これならばとズンズン進んで行くのだが雨の中、立ったまま休みを取る僕らは動けなくなった。こんな時はゆっくり雨をやり過ごすしかない。そのうち雨は緩やかになりやがて止んでいった。雲は低く夏の暑さはなかったが濡れたカッパに草が張り付いて取れなかった。
 山道にはガマガエルがいくつも横切っていた。そう云えば今日はヤマカガシがカエルを咥えているのを見た。写真を撮ろうと追いかけているとヘビはカエルを放り投げて藪に消えた。カエルは目をクルクルさせながらかろうじて息をしているようだった。歩けばいろんなものを見ることが出来る。だからがんばるのだ。

2011/07/11(月) あれから4ヶ月真夏の空
 きょうであれから4ヶ月が過ぎたのです。ようやっとと言う感じです。
 この前の土曜日にお客さんの放射線計測器で調べるとここのレベルは0.07でした。とすると先日の0.12というのは機械の誤差の範囲なのでしょうか。ほぼ倍の違いですが。僕は放射線に強いからいいけれどこの位のの計測器で測ってもあんまり意味はないのでしょうか。つまりニュースで発表される放射線レベルというのもいろいろなんだといわざるをえないのかも知れないのだな〜。あれから10年20年と時間が過ぎてもこんなことではこころもとないと感じた11日であります。
 きょうは写真を撮ることができずに仕事に精を出していたのですがいい入道雲が浮んでいましてすわ写真と思っても忘れた携帯写真では撮れませんでした。だから夕立のふるまえの当もっきりやの夏の写真で我慢してください。
 池の前に山椒の木を植えているのですがそこに2種類の芋虫が葉を食べているのです。先生はクロアゲハだろうというのですがひとつの芋虫は僕の小指ほどでもうひとつは逆長三角形のようで明らかに違うのです。どんなチョウになるかはたまた蛾なのか見極める機会となりました。ちょっとグロだから写真は載せません。思うにキアゲハかクロアゲハと思うのですが後で検索してみます。ところで僕の黒い幼虫は3ツを残して蛹になりました。これで朝は少しゆっくり出来ます。ではおやすみなさい。

2011/07/10(日) ケモノミチ
 梅雨が明けたそうで今日の天気はいかにも真夏だった。家の中にいれば汗もかかないのだが日が陰った3時過ぎにMro-doの草刈に向った。
 この道にはたくさんのケモノミチがある。斜面上部から道を横切って下部へケモノが歩く道を何箇所も見ることが出来る。草刈機を回しながら作業をしていると刈られた先にシッカリとした道を見つけた。この辺りはクマやカモシカをはじめムジナやタヌキ、ウサギなんかがよく遊んでいるという。カモシカは時たま見たりするがクマはまだ見てはいない。写真の道はケモノミチのなかでもシッカリとした本街道のようだった。ケモノにしてもやはり歩き易いようなところを使いたがるのだろう。のんびり斜面で遊んでいる時のクマを遠くで双眼鏡なんかで見てみたいと思っている。
 今日はアブに刺された。今年初めてのアブで梅雨が明けた証拠で夏本番になると機械の排気ガスに寄ってくる。ハチでなくて良かった。

2011/07/09(土) オジサンは答えた
 「オジサンちょっと気になることがあるのだけれど。車があのキツイ坂を登れるだろうか?」心配するには理由があるのだけれどここへ来るMro-do の敵は未熟の運転、FR駆動、ワンボックス車、大雨。この4つがそろうとここからの脱出は困難となる。まーほとんどは大丈夫なのだが「そんなに気をもんではいけない。登れなくなったら考えればいいので今は釣れるかどうかを考えたら」と答えるのである。「オジサン何所が釣れるの」矢継ぎ早のオジサン攻撃にちょっとくさった。「「どこでも釣れるけれど岩魚だって食われないように必死だからオジサンは分からない」と答えておいた。結局買い物に出る僕の後に付いてS字カーブを登りきった。釣果はそこそこであったらしいから元気に帰って行ったがあのS字カーブはみんなそう考えるのかと思った。そこだけでもコンクリートを打つしかないかと考えるのだがそんなに良くしたら3000円の意味がなくなってしまう。今日も考えた。考えなければならないことは沢山あるものだとオジサンの頭髪は軽くなるばかりだ。
 夕立があって折角干した洗濯物は良くぬれていた。

2011/07/08(金) 池が国会か国会が池を真似たのか
 池を覗き込むと3尾めの岩魚が浮いている。どうも池の中で激しいいじめが行なわれているようだ。先達てムシューAが言うには池の中には強い岩魚がいる。頭に白い点のある奴でそれが他の岩魚を追い回していると。その時はこれといった反応を僕は示さなかったがどうも池の中の混乱はA氏の云う通り起っているようだ。池の大きさと魚の数は適正だと思うのだがこのところ水量が減ったことが原因なのかも知れない。人間の世界と同じで困ったものだと思う。
 国の首相はなんだか古武士のように刀つき矢折れるまでと発言しているという。国会も僕のところの池と同じようなことになっている。
 毎日福島のニュースで始まるこの頃の日常は僕が死ぬその日を越えて続くことだろう。だから僕は朝は世界のニュースを見ることにしているが、首相が誰であってもこの混乱は収まることはないだろうから僕は菅君でも一向に構わない。しかし菅君には哲学がないらしい。今、世界が抱える大きな問題のひとつになったエネルギーは福島原発の収束の方向をこの国がキチンと示すことによってしか解決はしない。と考えた。池の中の雑魚のように国会も雑魚にかき回される前にはっきりと方向を示さなくてはならないと考えた。僕は首相にはならないからワイワイ言っているだけだが、首相が誰であれ日本の首相は世界を救うべきなのだ。と考えている。しかし人材がいないな〜

7月絵日記の続き


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