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2011/07/19(火)
食物連鎖
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台風が来るというのだが仕事に出た。もうそろそろ仕事が切れてしまいそうだという。雇われ者としてはダダをこねてもしょうがない。仕事があるうちは雨に打たれようが風に吹かれようが陽に照らされようが這ってでも出る。 このところ生きものに多く係わるようになっていろんな生きものに目が行くようになった。今日はキアゲハの幼虫を見つけた。台風が来るというのでシシウドの食草の密集している葉っぱに移してやった。去年まではそんなことはしなかったのだがこのところずい分変ったものだ。というのももっきりやの脇に山椒の木を植えてあるのだがそこにクロアゲハチョウの幼虫を見つけたからなのだ。なかでひとつ変った幼虫もいてどんなチョウになるのかと観察を始めた。物好きである。変った幼虫はカラスアゲハと見たが木を挿した水の中に落ちて死んで仕舞った。山椒の木にはほとんどクロアゲハの幼虫と思われるものが20ほど見られ、山椒は見るも哀れに食い尽くされていく。 昨日のことだがその木の横にある踏み台をはいているとその下にガマガエルが頭を出して幼虫の落ちてくるのを待っている風情なのだ。事実よく幼虫は落下しているのだがカエルはいい場所を見つけたとばかりに棚から牡丹餅を決め込んでいた。大きさは子供の手のひらほどで僕はそれを捕まえて池に放り込んだ。ポチャンと音たてて池を泳ぐのだが岩魚の存在に気付いたのか必死に排水管のゴミ避けの周りに飛びついていた。あんまりいい気持はしなかったが僕はこのところ芋虫派に属している。そのうち僕はそのこと自体忘れてしまった。 今朝のことだ仕事に向いながらふと見ると食べつくされたカエルの足が池の中に沈んでいた。少し余計なことをしたようだ。仲間に聞いて見ると岩魚はその位な大きさのカエルなら食べる、口が大きいからねと教えられた。いよいよ持って生きるということは面倒臭いものだとカエルに片手拝みで頭を下げた。
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