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2011/06/06(月)
蛙のささやき
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草刈を終わってホッとしていた時だが近くで人のささやくような声に辺りを見回すのだ。初めてではないからそれがカエルの鳴き声であるというのは分かるのだが何回聞いても回りを見回すのはそれほど人の声に聞こえるからだ。まるで女性が耳元でささやくように低くくぐもったように聞こえるのだ。グワッ、ゲロというのではなく「だからさ、そうなの、いやだ〜、だって、ほんと」というように僕には聞こえるのだ。何となく生活者のつぶやきのようだ。 山にひとりで入って周囲のいろいろな音や鳴き声に包まれるとその原因が分からずに驚くことがあるだろうがそれらはみんなそれぞれの必然があって聞こえてくるのだ。自分に分かるきれいな鳥の声だけが自然の声ではない。なじみのない不気味な音も僕らを驚かすためにあるのではないのだから、早く慣れて、その原因を理解すれば自然界に生きるものそのすべてが僕らと同じように生きていることが分かる。 僕らの中にある恐怖心にスイッチが入ってパニックならないためにも分からないことは他人に聞いて知識を増やすことが登山や釣り、山菜取りでの生き残る方法になる。 今日は仕事の帰りにヤマシャクヤクの花を見つけた。
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