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2011/06/23(木)
ギフチョウを養子に出す
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朝の雨の音を聞きながら今日は休みかとうとうとしていた。ところが雨は収束するようで急いで起きだすしかなかった。 このところ僕のギフチョウは成長を続けてマッチの軸ほどになっていくものが多くなった。全部がそうではないので飼育箱をふたつに分けて年少組は「小すずめ組」、年長組は「ひばり組」とに分けた。ひばり組の面々は脱皮をしてからどんどんサイシンに食らいつきたくさんのフンを落とし始めた。朝の忙しい時期に20分は面倒を見なくてはならず弁当もいい加減になって質が落ちざるをえなくなった。切明の雄川閣に10の幼虫を預け蛹にしてもらい来年の連休の頃に放蝶してもらうように依頼した。仕事の合い間にお願いするのは申し訳がないが、絶滅しようとしているギフチョウを増やし自然に返すことはここの環境を考える上で大事な経験になりお客さんの多い雄川閣での飼育は訪れるお客さんにギフチョウの現状を知ってもらういい機会になるはずだ。観光で暮らす人間にとってただ貰うだけではなく、返してゆく姿勢が理解されるならここの環境に対しての責任がひとつ大きくなるように僕は思うのだが。 切明の河原では誰もいない梅雨空のもと、温泉の湯の煙がのんびりと漂っている。こんな時が最高の設定なのだが。
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