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最新の絵日記ダイジェスト
2013/08/09 予定の作業をこなす
2013/08/08 最後の焼畑のころ
2013/08/07 他人の力で生きてゆく
2013/08/05 貧すりゃ鈍する
2013/08/04 僕はツールド栄村でいいと思う

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2011/06/29(水) 虫には虫の都合がある
 草刈をしなければいけないのだが直ぐ止めて久しぶりに仁成館のお湯に浸かった。ここのお湯はやわらかく皮膚にいいようだ。このところよくやぶ蚊に刺されてかゆくてしかたがない。こんな時はゆっくりここのお湯に浸かっているのが一番いいようだ。
 今朝は幼虫がかなり大きくなっていて食草を夢中で食べている。山から少し多く持ってきてやらなくてはならない。またフンの始末も大変で5時半に起きなくては仕事に間に合わなくなった。あと3週間もすれば解放されるのだろうがちょっと大変なのだ。東京に預けられた32の幼虫も同じことだろう。今度の土曜には100枚ばかり送ってやらなくては幼虫が淋しがることだろう。ところで風呂に向う時に家の周りの幼虫を見に行ったのだが2つほど触って落としてしまった。しょうがないからそれは家に持ち帰り結局ここでも32の幼虫を育てることになってしまった。しかしそれでもまだたくさん外のウスバサイシンには幼虫がいるのだ。
 今日は1匹の岩魚が浮いていた。原因は分からない。大きなスズメバチを見た。頭の上を多分イヌワシ?ほどの大きさの猛禽類が飛びすぎるのを見た。ウスバシロチョウがひらひらと花から花へと遊んでいた。あくせくしてはいけないと思った。

2011/06/28(火) のんびりしたい
 よく汚れたので風呂に入って作業着をジャブジャブ洗ってから洗濯をした。お客さんの使ったシーツは別に洗って2回洗濯機を回す。
 暑いのでよく汗をかく。禿げ上がった頭でも伸びてくるとどうも気持が悪い。そこでバリカンを頭に当てた。生え際を気にするあまり虎刈りになってしまったようだ。もみ上げはなくして調整をするのだがめんどくさくなった。これからは鏡を見ないようにすればいいことだ。そういう風に諦めるしかない。バリカンといえども難しい。思い通りに出来たことはない。それがひとりバリカンだ。
 ところで疲れが抜けなくて伸びている。働かなくては食を得ず休まなくては働けず、である。これは河口慧海が「人殺さねば食を得ず。寺廻らねば罪消えず。人殺しつつ寺廻りつつ、寺廻りつつ人殺しつつ」のパクリであるけれどこの真理から人というものは逃れられないようだ。
 山で見つけたギンランだけがりゅうとして立っている。

2011/06/26(日) 先生は見開いた目でたくさんの幼虫を
 何となく雨は降らなかった。山は霧の中に浮んで桂林のように映った。草を刈った畑は地面がぶよぶよして昨日までの降雨のおおさを感じさせた。地震だ津波だ大雨だと今年の365日の憂鬱を痛いほど感じた。これから半年無事で過ぎてゆけばいいのだがそんなに単純ではないと僕は感じている。上手に生き抜かなければそれこそ桜は見られないのではと考えてしまう。原発はこれからが本番でここで間違ってしまうと人間の内部被爆が進んでしまうようだ。なんとも辛くなる。
 ところで先生は昨日と今日血まなこになってギフチョウの幼虫や卵を探した。彼の目にはちゃんとその個体が認識できるようで僕の採取した41の卵や幼虫を入れると何と100個ほど確認することが出来たようだ。玄関前の食草の少ない個体はすべて収容し別のところの個体は小さいものを中心に確保した。結局僕のところで40個ほど先生が35個ほど切明雄川閣に15個を養子に出してこれから再スタートとなった。こうなればあんまり気を使うこともできなくなるから食草とフンがかびない程度にやるしかないと諦めた。しかし今年20個ほどを放したのだが、来年僕が無事に生きていたなら90個ほどを放すことになる。そうなると一体来春は何個のギフチョウを育てなければならないだろうか?
 放す場所を変えて血が濃くならないようにもしなければいけない。血が濃いと3世代でチョウは弱いものになるそうだ。あんまり大事に育ててはいけないということだろう。

2011/06/25(土) ちょっと気になる雨だ
 朝から周期的に激しく降りすっかり水浸しになったようだ。中津川は水が白く濁り、午後からは赤茶けて水量が増していた。このところの環境の変化なのかどうも気になる降り方でこのまま大きな災害が起きてもしょうがないように感じているのだ。
 チョウの先生がギフチョウ対策で来てくれるので迎えに出た。Mロードは側溝に土砂が詰まって水が路面を流れている。ちょっとまずいと感じながら津南まで下りて、買い物をして直ぐ帰ってきた。
 先生とギフチョウを探しに外に出ると何と50匹ほどの幼虫を見つけてしまった。そのうち食草の少ない場所の幼虫を確保して後はそのままにするしかない。これ以上増えると僕は弁当も作れなくなる。雄川閣に委託する幼虫を入れる飼育箱を作ってもらう間に重機を持って側溝の土砂揚げに向った。3時間かかってようやく作業を終えたが当座はこれでどうにかなるだろう。水はけだけきちんとやっていれば道が抜けることはないはずだ。この歳で重機なんぞの運転が上手くなるはずはないのだがそれでもどうにか使えるようになるというのも、必要の度合いが強いからに他ならない。もう後少ししか生きないと言うのに死ぬまでこの土地にこき使われるのだろうか。誰か若い人が早く手を上げてもっきりやを下さいと言ってくれないと僕の地獄はズーッと続いてしまうのだ。

2011/06/24(金) カエルも一緒に風呂に
 終日歩いていた。降り出しそうなのだが何とか持ちこたえてくれた。山奥の沢に赤と黄色のドームテントが見え流木を集めている姿がみえる。今夜はキャンプなのだろうが大降りにならなければいいのだ。
 昨日のことだがMロードを帰って来る僕の頭上をタカなのかトンビなのかは分からないが追い越してゆく。ハッとするのだがそのまま林の中に消えて、また走り出すと再び低空で頭上をかすめた。そんなことが3回あってめずらしいと思っていた。
 風呂に入ろうとしてふと見ると緑のカエルが目についた。モリアオガエルよりずっと大きい。赤ん坊の手のひらのような大きなアマガエルだった。外に逃がしたがどうやって入ったのかと頭をひねった。
 今日は羽虫の湧くような臭いを感じた。そう云えばびっしりと網戸にへばりつく羽虫の時期になっている。家中を廻ってシッカリ戸締りをしないといけない。あの臭いはいいものではない。

2011/06/23(木) ギフチョウを養子に出す
 朝の雨の音を聞きながら今日は休みかとうとうとしていた。ところが雨は収束するようで急いで起きだすしかなかった。
 このところ僕のギフチョウは成長を続けてマッチの軸ほどになっていくものが多くなった。全部がそうではないので飼育箱をふたつに分けて年少組は「小すずめ組」、年長組は「ひばり組」とに分けた。ひばり組の面々は脱皮をしてからどんどんサイシンに食らいつきたくさんのフンを落とし始めた。朝の忙しい時期に20分は面倒を見なくてはならず弁当もいい加減になって質が落ちざるをえなくなった。切明の雄川閣に10の幼虫を預け蛹にしてもらい来年の連休の頃に放蝶してもらうように依頼した。仕事の合い間にお願いするのは申し訳がないが、絶滅しようとしているギフチョウを増やし自然に返すことはここの環境を考える上で大事な経験になりお客さんの多い雄川閣での飼育は訪れるお客さんにギフチョウの現状を知ってもらういい機会になるはずだ。観光で暮らす人間にとってただ貰うだけではなく、返してゆく姿勢が理解されるならここの環境に対しての責任がひとつ大きくなるように僕は思うのだが。
 切明の河原では誰もいない梅雨空のもと、温泉の湯の煙がのんびりと漂っている。こんな時が最高の設定なのだが。

2011/06/22(水) 「er」シリーズに埋もれている
 予報通りのいい天気だったが、それは暑さを覚悟しなければならない。雨も晴れもこの頃は同じようなものだ。それでも晴れのほうが昼の弁当を使うときにはもちろん。横になって空を仰ぐとご覧のようにいい気分でおまけに風が吹きぬけて今日は良かった。
 帰ってテレビを見るのだがこのところの公共放送は以前と比べて面白くない。だからと言って民放が面白いかというと見てないから分からない。今は「er」を毎日見ている。第9シリーズまで中古を見つけて持っているのでテレビがつまらなくても僕はいいのだ。人は死ぬのだよと感じながら、生かそうという医者達が僕は大好きなのだ。あんな医者に生まれ変われたらなろうと思いながらグリーン、ロス、カーター、ベントン、キャロル、スーザンの活躍を楽しんでいる。このところ夢の中でも「er」で僕は決まって死にそうな患者の役を割り振られる。

2011/06/21(火) 仕事でも家でも道普請
 蒸し暑い日だった。風はそよと吹かず疲れる日だった。仕事を終える頃降りだした夕立のなかを急いで帰ってきた。
 Mロードの土側溝に昨日の夕立と今日の夕立の土砂がたまって雨水が溢れていた。重機は下に置いてあるしスコップで溜まった水だけでも流した。思うに相当の雨が降ったようだ。この時期は油断するとこんな感じになってしまう。トラックにはジョレンとスコップは欠かせない。今度の日曜にでも重機を上げて防御を固めなくてはならない。折角草刈を終えてのんびりと思うのだがそうは問屋が下ろさない。
 二日お酒をやめたので今日は熱燗でもつけて一杯呑んでみよう。風呂に入ったし、洗濯したし、干したのだからお猪口に一口お酒を舐めてみよう。

2011/06/20(月) 夕立に追われて、カラスを追う
 幼虫のひとつを潰してしまった。サイシンのじゅくにいたのだが気がつかなかった。これだけ多くいるとしょうがない。
 昼までは日に照らされて身体が動かない。水を求めての作業になった。昼はハエにまとわれついていたし午後は夕立に打たれた。外ではこんなものだろう。それでも事務所についてから激しい雨はなんとか避けられた。
 ゴミをトラックにのせていたのだが帰って来るとカラスに突かれたようで荷台にゴミが散乱している。どうしたら仕返しを出来るかズーッと考えている。ゴミ袋にミニソーセージを入れておいてその中に唐辛子を入れておく、カラスが飲み込める大きさでなくてはならない。からしの方がいいか、誰か教えてくれ。それともゴミの中に風船を膨らましておいてカラスに突かせるのはどうか。このとろカラスの横暴が目に余る。津南で荷台のダンボールも攻撃された人もいる。一度見たことがあるが電柱の上に止まったカラスが軽トラの荷台のダンボールに攻撃を仕掛けていた。こうなるとこっちも考えてギャフンといわせなくてはならないだろう。おとなしいウサギではいられない。きっと7つの子を育てているのだろうがゴミ攻撃を彼等の伝統にはさせられない。因みにカラスは納豆はきらいなようだ。

2011/06/19(日) 昼からは僕の時間だ
 釣り客が帰って天気のいいうちに洗濯、掃除を片付けて対岸の草刈に向った。前回終わらなかったところを1時間半かけて終了。湯で昼をご馳走になってからワラビの出る場所の草を刈った。ウスバシロチョウはヤマニンジンの白い花を廻って蜜を吸っていた。となるとそこは刈り残して第一回の草刈を止めた。来月までは少し呑気に出来そうだ。
 風呂に入ってゆっくりとしている。こんな時はサッと日記を書き終えてビールの一杯でも飲んで体を休めようと思っている。
 武雄さんが作ったみやげものを持って来てくれて道の草刈や状態を褒めてくれる。僕はお調子者だから褒められればそれで嬉しくなってしまう。こんな単純な性格のほうがいいのだと思っている。
 魔除けの木と言われているエンジュの輪切りが100円品の木の杖が500円。カモシカの角は見るだけだが触ってみるといい感じで是非手にとって見るのも勉強だ。この地域で採れる樹木なんかで作った安いお土産はその肌さわりだけでも100円では安いと僕は思っている。何か面白い宝物を山を歩きながら何時も探しているのだけどなかなか見つかるものではないけれど。

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