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最新の絵日記ダイジェスト
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2013/08/08 最後の焼畑のころ
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2011/05/15(日) 新緑
 昨日の作業でぬかるんだ道が今日までの天気で少しずつ乾いてきた。今日は洗濯を3回もやった。いい日差しを見逃すわけには行かない。
 今朝端最後のギフチョウを放した。ところが1兎のはずがもう1兎いるのである。はてと考えるのだけれどピンと来ない。もしかしたら天然のチョウなのかもしれない。今日は僕のところのギフチョウを何回か見かけた。「おじさ〜ん」と声を掛けてくるように感じるのは僕の幼児性だけれども、そうであって欲しい。
 昼にオペレータM氏が帰ってから今度は看板を取り付けた。湯まで廻って郵便ポストもつけた。もう何も出来ない。とにかく何もしたくない。

2011/05/14(土) Mro-do復活作戦
 あさお客さんを交えてチョウを放した。8兎を自然に返した。洗濯をして干してMro-doに向う。今日は道を通れるようにしておかなくては来るお客さんの便利だ悪い。ところが開始が10:30になって一日かかっても終わることはなかった。今年の除雪時期を間違えたようでこれからは無理せずに雪が消えてからということにしなくてはならない。側溝を確保し土砂を取り除き、大きな石を片付けたのだが半日分残ってしまった。中途半端で終わらせたくないのでオペレーターM氏には泊まってもらって明日もとお願いした。もちろんボランテァではありません。
 さてそれからが大変で大勢のお客さんの夕食の用意、営業活動ですっかり疲れきってしまった。

2011/05/13(金) 土砂流出
 仕事を休んでMro-do の整備に向う。今日来るお客さんがあって少し石をどけて走りやすくしようと云うことだ。ところが沢のひとつが土砂で埋まってしまっていた。4立米ほどのものだが倒木を巻き込んでいる。明日の作業に邪魔になるので機械で切っていた。結局道を整備しなければ通行は出来ない。がっかりだ。
 溜まった水の道をふたたび作ってスコップで出来ることを終えてから津南に買い物に出た。
 ギフチョウのことだけれどもきょうもひとつ羽化して結局18兎のチョウが蛹からかえった。そのうちふたつを記録として標本にするというのだがこれがちょっと。チョウの胸を押して心臓を止めるというのだが親指とひとさし指にギフチョウの心臓の鼓動が感じ取れるのだ。虫の心臓の動きを僕は考えたことはなかった。うかつなことだが生きているものに対する心使いが足りないことをギフチョウは教えてくれた。カメムシはこう僕に言っている「差別主義だ」と。この辺りに生息するギフチョウは採取家の増加で目に見えて少なくなっている。だから見つけたら今年もギフチョウの心臓を増やしたいと考えている。
 今日は津南に下がる途中栃川でアカゲラを見た。はっきり見たのは初めてだ。

2011/05/12(木) 手のりのギフチョウ
 予報に反して今朝は晴れていた。新緑がきれいな時期になった。さくらは終わりだけれど。僕の朝はけっこう忙しく6時に起きても7時半までの間にやれ弁当だ、身支度だ、食事だとみんなと同じように時間が過ぎてゆく。便所に入って本なんか読むからだが。
 今朝はギフチョウがどんどん羽化し始めた。羽の伸びている、昨日羽化したチョウの内元気そうなひとつを外に出した。するともうひとつのチョウが素焼きの鉢から出てきたのか止まり木にぶら下がっていた。先日注意して確保したのだけれどひとつ見逃していたようだ。それでもチョウはちゃんと水草の中を這い上がってきたようだ。
 仕事から帰って来て見ると8兎のチョウがカゴの中で喧嘩しながらうごめいている。ひとつを手にとって良く見るとなんか安心して指先に止まっていた。これでぜんぶ羽化したと考えていいのだろう。そのうち二つを先生が記録として標本にするという。僕は標本にするより芸を仕込んでギフチョウのサーカスにしたほうがいいと思うのだが。

2011/05/11(水) 雨のどこがいいのだ
 仕事は通常通りやるというのでここから合羽を着て出て行った。午前中はそれでも良かったけれど午後は強い降りになった。雨の仕事は止めにしてもらいたいけれどもそんなわけには行かない。昔、郵便配達員だった時、渋谷区幡ヶ谷辺りで雨の中ずぶぬれで郵便を配っていた。梅雨の終わりの大雨だった。僕の脇をむずがる子供を連れて若いお母さんが通り過ぎていった。しばらくして聞こえてきたのは子供を叱る親の声だった。「言うことを聞かないとあのオジサンのようになってしまうよ」僕の仕事をつらく悲しいものと認識してくれていた人だったのだろう。でも濡れる前と違っていったん濡れてしまえば差ほどつらいものではなかった。今日もそうだ。濡れちゃったものはしょうがない。ただ郵便の時は濡れた郵便物が破れたり千切れてしまった時はとても悲しいと思ったものだ。
 仕事で秋山を走っていると散ってしまったさくらが多いのに気付いた。さくらにも個性があるようで開拓のさくらや仁成館前のさくらはまだがんばっているけれど深沢のさくらはすっかり葉桜になった。
 今日はまた1兎ギフチョウが羽化した。これで6兎めだ。雨が落ち着いたら放してみよう。

2011/05/10(火) 雨もいいものだ
 大雨が中津川を飲み込むような勢いで流れてゆく。栄村では中条川の水位が上がりふたたび避難指示が出、飯山線は運行を止めている。和山まで来ない定期バスは道路の臨時復旧も終えたので来るはずなのだがなんの連絡も入らない。昨日、福一さんが道も直ったのに何故バスを通さないのだとねじ込んだというから早晩バスは来るだろう。和山から上の原まで歩くのは年をとった人には苦痛だ。ほとんどの利用者は車を運転できず、病院に通うために利用しているのだから細かい気配りは大切なのだ。被害は大きなものだけではない。
 僕は仕事だというので起きだして準備を始めた。その時、中止の連絡が入り骨休みになった。こうした休みはなんかプレゼントを貰ったようでいいものだ。何にもしないで本でも読んでいるのが一番体にはご馳走だと思う。
 バリカンで頭を刈って風呂に入って呑気にしていた。明日だって天気次第で続きになるやも知れないがそうなったらボーっと池の岩魚でも眺めていよう。
 今日のギフチョウは1兎羽化したが雨の中に放すわけにも行かないので彼はカゴの中にぶら下がっている。天気次第で明日にも自然に返そうと思う。

2011/05/09(月) 秋山さくら紀行
 湯のご主人が言うには「きのう車が下りてきてたぞ」そこで風呂をご馳走になってMロードを見に出かけた。去年から懸案だった「さくらマップ」の準備をかねて和山。切明、開拓からMロードでもっきりや、屋敷、和山とさくらを見て来た。Mロードでは石や岩を片付けながら家までどうにか下りた。昨日来たと言う人はだいぶズボラな人のようで岩やデコボコを一切気にしないで走ってきたようだ。そんな方は歓迎はしないのだ。
 ところでこの辺りの山桜もデコボコで咲いていたり咲き初めだったり様々だった。僕がいいと思ったさくらは旧仁成館前のさくらとその下の中津川沿いのもの。深沢のさくらは中津川を挟んで鳥甲の残雪がいい。切明から対岸に移って開拓のさくらも好きだ。これは政太郎さんが長いことひとりで面倒を見ていたと聞いた。不動滝のさくらはまだ若いけれども残雪と雪解けの滝その上の鳥甲の尾根がひとつのアングルで見れる。屋敷橋から中津川上流を見るのも良かった。上の原の先、農道を下って橋を渡ると対岸に咲く土湯のさくらが赤い。405号から中津川を越して鳥甲は朝の光がいいと僕は思う。太陽は鳥甲の尾根の上を東から西へと動いているように思う。秋山林道(中津川左岸)からでは大岩山をバックにするか?苗場はちょっと谷が長すぎる、むしろ屋敷近くで小松原方面がいいのかも。集落にはさくらが多いように思う。屋敷には神社の脇にいい大山桜があったのだが道路の工事で切られてしまった。あの桜一本を見れば秋山郷のさくらを見たといえたのにと残念に思う。
 帰りに福一さんと湯の露天風呂に入って来た。この連休前に復活したと聞いてこれで僕の盗み風呂の楽しみが出来た。桜を見ながらの温泉は贅沢だ。
 今日は1兎のギフチョウが羽化した。これで18分の4だ。

2011/05/08(日) きょうはギフチョウ
 何となく覗いてみた。すると僕らのギフチョウが3兎羽化していた。直ぐにmatushita先生に連絡をとると放していいだろうとおっしゃる。よく観察してみると蝶は8時あたりに羽化したようでまだ羽が伸びきっていないものも見えた。そこで昼に放そうと考えてそれまで掃除を始めた。
 蝶を外に出してカゴを外したのだが直ぐには飛び立たない。半時ばかりかけてみているとまず枝にぶら下がり水分を出してからしばらくぶら下がっているだけだった。そのうち羽根を低く広げて細かく羽ばたくように振動させて一気に飛び去った。その後全く同じような動作のあと飛び出した。よく見ると触手をなで、丸まった口を伸ばして準備をしているようだ。それは3兎とも同じだった。合計18兎の蛹の残りの15兎は暖かく感じられたけれども動こうとはしない。彼等は朝の光を感じて羽化するようだ。昨日は何の兆候もなかったのに自然は僕の思惑なんか一切知らんぷりして動いているようだ。サクラに然り。
 嬉しくなって今日は忙しく働いた。僕の布団カバーや敷布なんかを洗って、全室きれいに掃除をした。TVから流れるキャンデーズの春一番を聞きながら冬向きから春向きへ姿勢を変えた。ギフチョウが僕に力を与えてくれたようだ。ところでそのギフチョウだがどうも僕を覚えていていてくれているようで僕が顔を近づけても安心しているようだった。これって生きものが持っている記憶なのだろうか。とすれば今日のギフチョウはあの深い雪の中でどんな夢を見たのだろうか。その夢のなかに僕も出てくるのだろうか。まさか恋人ではないだろうに。

2011/05/07(土) さくらと鳥甲山
 昨日ふと見ると湯のサクラが咲いていたのに気がついた。その前の日には気付かなかったのだから昨日の陽気で一気に咲き出したように思える。
 今朝は援軍として春先の仕事を手伝ってくれた友が帰るので上の原まで送っていった。帰りに見るサクラはどれもこれも一分咲きといったところでこれから1週間かけて僕を楽しませてくれるはずだ。今日も仕事があって友人を津南まで送っていけなかった。後で埋め合わせをしよう。
 仕事に向う途中和山の先にあるサクラを入れて鳥甲山を写真に撮ってみた。大山桜だと思う。色の濃いサクラで晴れていたらいいのだけれど今日は咲き初めでこんなものだろう。先日知り合いから聞いたのだけれど雪解けとダムの保守管理で水量を増した中津川では釣りはできないといっていた。この8日にはダムの放水も終わるけれども雪解けはまだ続きそうだ。気温はいやに暖かかったりとても寒かったりで本来なら羽化しているはずのギフチョウもピクリとも動かない。
 仕事と作業で体が持たない。何にもしないでゆっくり寝ていよう。もうそういう歳だ。

2011/05/06(金) サクラが咲いていた
 どうにか秋山郷にもサクラが咲き始めた。僕は今日初めて気付いたのだが昨日辺りには始まっていたようだ。
 山菜を手伝いに来てくれた彼と摘みにいってみるとどうもサクラの感じが違っていた。サクラが咲けばこっちのものだ。
 岩魚は大赤沢にある養漁場から運ぶのだが索道に乗せて池に放った。すでに成魚しかなくしばらくするとみんな池の陰に隠れて1匹も見ることは出来ない。今回は彼のおごりなのだろうか。

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