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2011/05/08(日)
きょうはギフチョウ
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何となく覗いてみた。すると僕らのギフチョウが3兎羽化していた。直ぐにmatushita先生に連絡をとると放していいだろうとおっしゃる。よく観察してみると蝶は8時あたりに羽化したようでまだ羽が伸びきっていないものも見えた。そこで昼に放そうと考えてそれまで掃除を始めた。 蝶を外に出してカゴを外したのだが直ぐには飛び立たない。半時ばかりかけてみているとまず枝にぶら下がり水分を出してからしばらくぶら下がっているだけだった。そのうち羽根を低く広げて細かく羽ばたくように振動させて一気に飛び去った。その後全く同じような動作のあと飛び出した。よく見ると触手をなで、丸まった口を伸ばして準備をしているようだ。それは3兎とも同じだった。合計18兎の蛹の残りの15兎は暖かく感じられたけれども動こうとはしない。彼等は朝の光を感じて羽化するようだ。昨日は何の兆候もなかったのに自然は僕の思惑なんか一切知らんぷりして動いているようだ。サクラに然り。 嬉しくなって今日は忙しく働いた。僕の布団カバーや敷布なんかを洗って、全室きれいに掃除をした。TVから流れるキャンデーズの春一番を聞きながら冬向きから春向きへ姿勢を変えた。ギフチョウが僕に力を与えてくれたようだ。ところでそのギフチョウだがどうも僕を覚えていていてくれているようで僕が顔を近づけても安心しているようだった。これって生きものが持っている記憶なのだろうか。とすれば今日のギフチョウはあの深い雪の中でどんな夢を見たのだろうか。その夢のなかに僕も出てくるのだろうか。まさか恋人ではないだろうに。
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