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2011/05/18(水)
自然の恐いところといいところ
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天気が良かったから今日も奥志賀方面、秋山林道に行って見た。まずオオミズ、コミズの雪は捕らわれの冬将軍の残党のようにおとなしく感じた。今ごろは奥山ではさくらが満開で今週末までは最後のさくらになるだろう。深い雑魚川の谷を挟んで大きく烏帽子岳が望まれる。木々の葉が山を隠す前の景色は天気の良い時はなんともいえない大きさを僕に見せ付けている。山はいい。通り抜けの出来ないこの時期行き交う車のいない今こそこの道があるうちに走ってみるのもいいものだ。ところどころ道が陥没していたり、山が崩れている姿を見てこそ自然の中に暮らすちっぽけな自身の存在を感じられる。自然の恐怖と自然のたおやかさは諸刃の刃で僕らはそこを避けて通れない。いいところだけを見ようとするのは人間の甘えだろう。新宿の歌舞伎町にしたって恐怖と快楽は裏表なのだ。ここの自然の良いところはそれでも注意さえ怠らなければお金は掛からないということだ。貯めるほどの収入は無いけれど。
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