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2011/02/18(金)
続きの不安
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話題もないので昨日の続きでもいいだろう。 あれからテレビはこう言っている。地方の建設会社の弱体化によって災害時の対応、復旧が遅れる。公共事業の減少による、会社の経営の縮小化によるという。中越地震の震源地では、この真冬に震度7の地震が起こったと想定し、各地から2泊3日12000円の費用で参加者を募り、救助の方法などを体験したという。北海道のある村では厳寒のこの時期、氷で作ったホテルに観光客を誘致して一泊50000円で提供しているという。テレビだって教室である。意思を持って見ていればね。 で、きのうの日記の続きになるのだけれど僕はこう思った。「空家バンク」にしても、若い世代を対象にするのは無理だ。彼等にはもっと経験が必要だ。人の中でもまれなくてはいけない世代だ。むしろ定年を迎えて閑をもてあました世代を1年、2年、5年と期間を区切って地方へ呼べないだろうか。村の職員に宅建の資格を取得させ役場が中に入ってそれぞれの橋渡しをする。付き合っていれば人間の人柄なんか直ぐに分かる。住みたい人はそこから始めればいい。と考えていたら何だか眠れなくなってしまった。アイデアにおぼれたのではない。いろんな心配事が次から次へと浮んだからだ。アジアの小さな国のどこかにある山村の将来という前に、もしかしたら、地球そのものがもたないのではないかと。少なくとも現代文明が与えた地球へのダメージは、環境の崩壊、人口爆発、生物の絶滅、資源の枯渇、難病の拡散。こりゃ眠れるわけがないと起きだしてウイスキーをグイッと飲んでみた。すると気がついたら朝になっていた。これからはズーッと民放のバラエティ番組だけを見ようと決めた。爺さんにはちょっと無理だわ。 しかし、毎日通勤電車に詰め込まれていたとき、窓の外を流れる富士山を食い入りように見ていた多くの乗客の目の輝きを思い出すのだ。 雪は積らないのだが風が強く家が揺れるくらいだった。索道で川を渡るのだけれどロープに雪が凍り付いて滑車に絡まる。進まないのだ。寒い思いをしてようやくお風呂に入った。甘露。
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