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最新の絵日記ダイジェスト
2013/08/09 予定の作業をこなす
2013/08/08 最後の焼畑のころ
2013/08/07 他人の力で生きてゆく
2013/08/05 貧すりゃ鈍する
2013/08/04 僕はツールド栄村でいいと思う

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2011/11/15(火) 寒い、山は根雪になるだろう
 1000mの上まで雪が下りてきました。時折雨がみぞれに変わります。なんだかとても寒くて仕事が早く終わらないかとそればかり考えていました。
 津南の友人が昼に来て新そばを打ってくれました。4時過ぎに帰って来て直ぐに冷酒を飲んでしまいます。酒は燗にしてと思っているのですが差されるとついコップを捧げてしまう僕はどうも我慢が出来ないようです。ストーブをつけて暖かい部屋に帰ってこられるのはいいものです。

2011/11/14(月) 少し落ち着いたが
 昨日の疲れはなかなかのものでまだ体が痛いように感じている。はたして何時までこんな所で暮らして行けるのか分からないのだけれどここはここで呑気が勝っている。まだ大丈夫だろう。と思う。
 志賀方面の道はすっかり静かになってガードロープやカーブミラーが取り外されている。来年の5月24日ごろまでここはサルやカモシカの世界だ。何となく暖かくいい気分であったが3時を過ぎる頃になるとぐっと気温が下がり、吐く息が白くなった。予報では16日あたりに山は雪だというがまだそんなに心配することはないと考えている。実際は分からないけれど。
 昨日の作業と違って今日はちゃんと昼休みもあったし、10時3時の休みもあった。労働はこうでなくては。

2011/11/13(日) ご褒美はないが
 今日はなんと8時から作業を始めるのだ。仕事に出るよりも早いということなんかないのだが今日はがんばってみなくてはならない。薪割りを終えて薪積みに移りまわりを片付けると2時に近かった。池の魚の保護に隠れ場所を作り、雪消し用のタネを作り、看板を外して来た。時計は5時になっていた。昼も取らずにがんばったのだ。だれも褒めてくれないがそこはなれている。車が入って来たのだがそのままUターンして帰って行った。相手なんかしていられないのを察したようだ。
 昨日のチョウチョだが見ることはできなかった。飛んでいる姿は見たが早く薪を積み終えろと僕に言いたげだった。最後に片付けにかかっていると目の前にキベリタテハ蝶が落ちている。直ぐに確保してタッパーに移した。偶然なのか僥倖なのか分からないが先生も喜ぶだろう。
 疲れて疲れて早く仕事に出たいと思った。仕事の方がズーッといいと感じている。

2011/11/12(土) 疲れて嫌になったが
 朝の9時から作業を始めると言うのは僕にしてはちょっと稀なのである。で、暗くなるまで続けて完了を見ることは出来なかった。ひとりの作業ではしょうがないが少し残念というところだ。
 作業をしながら薪の間にキベリタテハ蝶の成虫を幾つも見た。つまんで新たな薪の隙間においてやったが来年の6月頃までは出てこないと先生は言う。おまけにひとつ確保して置くようにと指示まで受けた。先生にとってはめずらしい蝶なのだが僕にとっては気を使う厄介な存在だ。明日また見つけたら先生のご意向に沿ってみようと思う。
 さて明日だが午前中に薪割りと薪積み屋根をかけて雪が降ってもいいようにしたいと思っている。雪消し用のシートで作る池(タネ)を作ったり、岩魚の池にも雪をぶち込むので魚が傷つかないように池の中に壁を作ってやらなければならないし、看板も外したい。一丁がんばってみるか。

2011/11/10(木) まだ時間が足りない、もう少し
 今日はようやく晴れたのだが生憎仕事に出なくてはならない。今年の仕事ももう残りわずかになって安閑としていられない。その合い間に冬の準備と言うのだから気をもんだり疲れたり汚れたりで落ち着けない。ただひたすら雪降りが一日でも後になって欲しいということなのだ。僕は本当は降ったとしても根雪になるわけではないのだし雪が消える合い間もあるだろうと思っている。それにしても冬の準備を終えてゆっくり酒を燗につけて一杯やりたいのだ。
 今日は久しぶりに御普請組の先輩の所によってブリキの板をもらって来た。薪を積んで傾斜をかけてブリキで屋根を作る。雨水がシートを掛けただけだと漏ったりする。と肝心の薪が、苦労して作った薪が濡れて腐ってくる。今年はそれで失敗したしたものだから改良しなければならない。ずいぶん長くここで暮らしているのになかなか経験が重ならない。
 薪を積んで、屋根をかけて、雪消し用のタネを作って池を掃除して岩魚のために岩を積んで隠れる所を作る。看板を外して、トイレの水を切ったり、側溝を掃除したり、上水が凍りつかないように少しづつ通水したり、煙突を取り替えたりまだまだ忙しい日が続く。
 今年の春にちょっといい石を見つけておいた。「無」と彫って僕の墓石にしようかと…

2011/11/09(水) 葉の落ちた山できれいなモミジだ
 たぶん今年の最後のお客さんになるだろう方が帰って掃除や洗濯を終えてようやく尻をつけてお茶を飲んだ。
 山はすっかり葉が落ちて寂しい限りの有り様になっていた。川を流れる木の葉も消えて雪を待つばかりになっている。カサカサと落ち葉を蹴飛ばしながら山を歩いた。山からこの辺りまで帰って来ると一本二本と赤や黄色のモミジやナラの木が散見できるがこれがいい。天気がもうすこしよければ血のようなモミジに驚くことだろう。

2011/11/08(火) モミジの個性
 結局今日も雨降りでようやく11月ぽい気温に落ち着いたようだ。仕事はさて置いて山の木も葉を落としたのだけれどこんな時期に真っ赤なモミジが見られるのだがこれがなかなかきれいだ。まるで血のような赤に染まったモミジが枝だけになった山に浮かび上がる。きれいだと僕は思う。天気が悪かったから写真は後だけれどなかなかいいものだ。紅葉にしても何も真っ盛りの時がいいとばかりはいえない。一度ゆっくり山を歩きながらひねくれもののモミジを見に来るのもいい。

2011/11/07(月) 結局雨は止まず
 栄村だけ大雨警報が出ている。如何なものか。
 仕事は出来ず、先日手に入れておいたデンマーク製の中古ストーブを取りに行っただけで援軍の力を発揮してもらうことも出来ずに彼は帰って行った。外の気温は高く本来なら雨ではなく雪になる頃なのに今年の場合はまだまだ雨である。このまま仕事が終わらないのも困るが、何とかなるだろうと思っている。それしかしょうがない。何時か休みをもらってみよう。
 池を見ると大きな岩魚が二匹でクルクルと追いかけっこを始めていた。この魚は養殖のもので繁殖はしないと聞いていたが時期が来ると本能がそうさせるのだろうか。オスと思われる魚がメスの腹に噛み付き産卵を促すのも見える。岩魚はもっと浅瀬で背びれを出して河床を尾びれで掘って繁殖するのだが池の岩魚の産卵は結局来年の稚魚までは届かないだろう。卵は直ぐに他の魚に食べられてしまうと思われる。

2011/11/06(日) 雨に阻まれて
 大事なところで雨が降りだした。友人が来て冬の準備を手伝ってくれると言うので今年切った木を割って積むだけに準備していた。雨が止む様子もないので雨のなかナラの木を割っていた。2時間も外に居るとカッパに雨が染みてすっかり濡れてしまって薪を積むのは延期とした。一日で終るのだが明日の天気もよさそうではない。もう少しなのだが困った。

2011/11/04(金) なんだかほほが緩む
 晴天で気温は上がって風もなく一日ヘリコプターを見ていた。切明温泉の近くでヘリコプターが荷物の積み下ろしをしていた。
映画「地獄の黙示録」に出てくるような、古い機体のようだったが長いロープで何回も荷物を運び下ろしていた。ジェット燃料の排気ガスを嗅いでいると外国の小さな飛行場に立っているような気分になった。その機影を見ていると何となく微笑んでしまうのは汽車や車や船や飛行機が好きなせいなのだが「かっこいい!」と思ってしまう。子供の頃は少年画報、少年、そのうちに出てきた少年マガジンやサンデーの戦争画に興奮した軍事少年だった僕に立ち返ってしまう。反戦や和平にこころを砕いた時期でも戦艦や拳銃、戦闘機や戦車にはズーッと興奮していたのだ。三つ子の魂百までもということか。

11月絵日記の続き


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