来るなら来てみろ もっきりや
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2011年10月
前の月 次の月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新の絵日記ダイジェスト
2013/08/09 予定の作業をこなす
2013/08/08 最後の焼畑のころ
2013/08/07 他人の力で生きてゆく
2013/08/05 貧すりゃ鈍する
2013/08/04 僕はツールド栄村でいいと思う

直接移動: 20138 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200811 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200711 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200611 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200411 10 月 

2011/10/31(月) つかのまの秋も終る
 山はもう直ぐ丸坊主になろうとしている。今年の秋はどことなくはっきりしないまま終るのだろう。この辺りでは何年に1回か地元の人がバイクを止めてその錦秋の景色に見せられるときがある。そんな年は当たり年でここを訪ねる観光客には儲けものなのだが今年はそんな年ではなかった。気温が一定しなかったせいなのか分からないが来年に期待するしかない。
 僕は秋の紅葉よりか春の新緑の方がずっと好きだがそれはさて置いて一年がふたつのシーズンに分かれるようなところにいると二年分の年が過ぎて行ったような気持になる。この頃年を感じるのもそんなことが元になっているように思う。もちろんそれは真っ白な雪に包まれる冬のせいなのだが僕の新緑好きもやっと終った冬からの解放が原因なのだ。この辺りのお年寄りだって同じで冬を予感させる紅葉には冬支度の忙しさに追われるだけでゆっくり紅葉を見ることも無いのかもしれない。そのお年寄りがバイクを止めて眺め入る紅葉がここには確かにある。今年はその年ではなかったが何時かきっとそんな紅葉を僕は目にするはずだ。 
 今年のいろいろの出来事から考えると紅葉をめでるよりか親に孝養を尽くすことのほうが大切だと言うことだろう。

2011/10/28(金) サルに出会う
 今年の山にはそれなりに成り物があってクマもサルもカモシカも食べられているのだろう。いいことだ。今日は山を歩いているとイヌの鳴き声が聞こえて来た。ここにイヌはいるとは思えないが鳴き声がイヌにそっくりだった。それはサルが僕を威嚇している声だったがサルという生きものは朝寝坊で起こされて機嫌が悪いのじゃないかと思っていた。その声はしばらく付いて来た。そのうち聞こえなくなってふと見ると行く先の道をゆっくりと横切って斜面を上がってゆく。見るといくつものサルが集まった群れだった。みんなゆっくりと木に寄りかかって逃げるそぶりもなく下を過ぎてゆく僕を見ていた。
 真冬のサルの寂しさは見ていて気の毒に思うくらいだけれど今年のようにたくさんの成り物に恵まれて腹いっぱいに食べている姿を見るとホッとする。たくさん食べて脂肪を貯めて来る冬を乗り越えろと声を掛けた。

2011/10/27(木) 山には2回目の冠雪が見える
 タイヤを冬用に換えた。半日の仕事を終えて急いで街まで下りた。財布は持っていたのだがお金があんまり入っていなかった。そこで支払いや灯油なんかはあきらめて水場の被いを作るための材料だけを買ってきた。昨日は雨のなかでの作業だったが今日はすっかり晴れて間の悪さを感じながら空を見上げていた。
 昨日の夜から朝に掛けては冷え込んで山は雪をかぶっている。2回目の冠雪で3回山に雪が降ると里にも降るということだと来月のはじめ頃にはこの辺りにも雪が来るのだろう。それでも寒くなったり暖かくなったりという気候なので差ほどの大雪にはならないだろう。着々と冬の準備を続けているが今日は煙突の取替えをしたほうがいいかもしれないと考えている。薪が悪いせいかすすがタールのように煙突内にこびりついている。雪の頃に煙突で泣くよりも今のうちに取り替えていた方がいいだろうと。限がないがこれもしょうがないだろう。

2011/10/25(火) 雨のままで朝まで
 昨日は山で一晩を過ごしたが気温は下がらずいい気持の風が吹いていた。山の紅葉は少しづつ葉を落とし寂しくなっていく。川面には落ち葉が筋になって流れいよいよ雪の時期になると感じられる。予報では明日辺り雪かもしれないと報じていたがまだ降るような寒さではない。このまま降らなければ明日は水場の整理、トイレの準備、側溝の枡のコンクリと自分の仕事に夢中にならなければならない。
 昼過ぎから降りだした雨がどうにか世界の色を消してしまわないように祈って、今日は1杯飲んで寝てしまおうと思っている。やはり自分の家はいい。

2011/10/24(月) 薪には苦労が付きものだ
 手伝い仕事で魚野川の奥に向った。暖かい南風が吹いていた。
 何とか薪を積み上げたのだが今年用のものはあんまり期待できない。少し置きすぎてしまった。薪は1年ほど積んで使ってしまわないとだんだんとぼけてしまって火力がなくなってしまう。それでも折角苦労して作った薪だもの、何があっても使い切ってしまわなければならない。僕はこの辺に山を持ってはいないので薪を集めるのに何時も苦労してしまう。そんなもので木があるとがめつく集めて来たのだがそれではいけないのだ。コンスタントに毎年使う分をキチンと集めるのが大切なのだと学んだ。学ぶばかりでどうも死んでしまうようだ。
 写真は去年捨て丸と採ったナメコの今年の姿だ。

2011/10/23(日) ひとりで出来たもん!
 急いで帰って、買い物を片付けてから薪積みを始めた。途中なんだか具合が悪くなったりしたけれど5時まで掛かって薪の積み込みは終えることが出来た。雨が降りだしたけれど一気に終えてしまわなければ先に進まない。幸い雨は4時過ぎに本降りになったけれどまずは安心した。去年もほとんど同じような頃だったと思う。そう云えば去年はムッシューAが手伝ってくれたけれど今年はひとりで出来た。
 後は三角小屋の片付け、工具室の掃除。水場の整理とトイレと残った薪割り。雪囲いや小さなセメント工事などは雪が降ってからでも大丈夫だが車のタイヤ交換だけは11月に入ったらやっておかなくてはならないだろう。以前はそれに加えて橋掛けが大変だった。今年の雪の具合を想像しながらなんとか索道だけで済めばと願っている。

2011/10/22(土) 冬の準備 買出し
 天気がちょっと不安定なようなので今日は飯山に買出しに出た。知人に頼んでいた新米を受け取って冬の準備に2時間をかけてスーパーをうろついた。津南で頼んでおいたはぜ掛け米を友人に送ったり一日仕事になってしまった。お金はあっという間にレジに吸収されてすっかり軽くなった財布をながめながら友だちの家で泊めてもらった。久しぶりに飲み交わしつつ話し込んだ。

2011/10/21(金) 去年は「捨て丸」と
 去年は「捨て丸」を連れて天然のナメコを採りに行った。今日同じ木でひとりでナメコを採って来た。「捨て丸」がグイグイと僕を引っ張るように登った山だ。想えば「捨て丸」は可愛そうなことをした。
 午後から南風が吹いて予報通りの雨が夜には降るようだ。帰って来て少しづつ冬に向っての片付けを始めた。玄関のみやげものをしまって、薪を積めるように整えた。二階のサッシをしまいこんでいるとカメムシが気になって1時間ほどカメムシ退治に腐心していた。カメムシは臭い液を飛ばすのだけれどそれが目の近くに飛んできた。ヒリヒリしだしたが鬼のような形相でカメムシを追いかけていた。

2011/10/20(木) コタツについて考えた
 山を歩きながらコタツをどうにかしようと考えた。今のコタツは30年も前の代物であのヒーターの赤外線が太く横になるとおなかにつっかえる。電気の効率も悪いようだしひとつ贅沢をして新調しようかと。ただこの頃はお店で紅おしろいをつけた店員から買うのはどうももったいない。そこでリサイクル店で探したいのだがこの辺りにはそんなものはないから今度東京へ出て買って来ようかと。よく考えてみるとネットショップという手もあると考えた。そんなことを考えながら仕事をしたら危うく指を岩に挟みそうになった。懲りずに今度はホットカーペットにしたらどうだろうと。2帖ほどのものに座卓を出せばいいのではないか。コタツ布団の縫い目に食べ物のカスが気になるしそれでもコタツは捨てがたいと。今度は石につまずいてたたらを踏んでいた。
 土曜日はどうも天気が悪そうなので飯米の支払いや買出しに目的を変更しよう。日曜日の天気にかけて晴れたら薪積、降ったら水場の整備、雪囲いの準備、トイレのくみ出し。池の整備も出来るだろう。月曜日は山泊まりになったので水曜日を予備日にして計画を立てながら一所懸命に山を歩いた。

2011/10/19(水) 段取りを考えながら
 誰でもそうだろうが暮らしのなかでいろいろと思い巡らすことがあるだろう。僕の場合はこの時期は決まって冬の段取りについてこんがらがるくらいに思いを巡らす。そこで昨日は仕事を書き出して順番をつけてみた。薪積み、タイヤ交換、水場の整備、飯米の買い付け、鉄工所への支払いと依頼品の引き取り、トイレの汲み取り、軽トラの車検、プロパンガスの設置、冬季用の食料の買い物。それらを行なうのだが雨降りだとかによって順番なんかは全く狂ってくる。それらを根雪になる前に行なわなければならない。休みは土日しかない。だんだん寒くなると気持がざらついてくる。
 今日は歩きながら雨の場合とか効果的に一日仕事を休むとして何時にするかとか考えながら山を歩いていた。見上げると青空にきれいな雲が流れていた。気にするな、たいしたことはないと山道を踏みしめて歩いた。

10月絵日記の続き


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.