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2011/01/04(火)
俺は煙突、サルは空腹
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7時に目覚しが鳴った。昨日は何時に寝ただろうかと思ったが、やることもないなとまたふとんにもぐり込んだ。それでも9時には起きてストーブに火を入れた。朝飯の準備をしていると煙突から煙が逆流している。このところ水平部分の2本の掃除をしてはいなかった。それでの逆流かと思って煙突を外すと煤がばらばらと部屋に散る。煙突は熱くなっているしひとりではどうしてもすすをこぼさないようには出来ない。もうストーブのなかでは火は燃えているし大掛かりな掃除は出来ない。外に出てみると外部のL字型の下の蓋が落ちて吸い込みの力が分散していた。これははじめてのことだった。外部の煙突は煙を吸って熱せられいて外気の冷えで湯気が落ちる。二日もすると水が溜まってしまう。一昨日水を抜いて蓋の〆方がゆるかったようだ。それでも原因と対処が分かった。明日は火をつける前に煙突の横を外して掃除だ。これがタール状でばらさないと掃除は出来ないのだ。大変だな。 ごみを捨てて手紙を出して湯まで下りてくると犬が対岸に向ってしきりに吠えている。見るとサルの集団がもっきりやの周りに群れていた。急いで行って、下から見上げると木の上で彼等はキーキーと騒いでいる。見ていると何となく連帯感が沸いて話しかけたりしながら家に入った。 夜にヒューヒューと遠くで口笛を吹くような音がした。外に出てみると多分さっきのサルがこの辺りに留まっているのか鳴いている声だった。何か食べるものを探している。
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