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2011/01/11(火)
奥に行くほど雪は深まる
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小赤沢から屋敷、上の原、和山と過ぎて切明で道は閉ざされる。積雪も奥に行くほど多くなる。和山で降っていなくても切明方面には雪雲がかかっていことがある。ほんの少しの距離しかなくても降る雪は違うのだ。 都会に送る電気は深い雪に埋まっているようなので−8℃のなか索道に乗って仕事に出た。雪を片付けながら施設を開放してゆく。汗は出るし衣服は濡れるし大変なのだが仕事だからしょうがないだろう。よく見ていると地元の人の雪の片付け方は僕とはまるで違う。まず、雪上の歩き方だけれど、大股で円を描くようにカンジキを運んでゆく。その跡を追って行く僕の足の歩幅が合わない。彼等は道を付けるときの歩き方と行き先に向う歩き方が違うと言う。勿論この辺りでは雪の上を歩く猟が盛んだったこともあって50代の上の人たちにはその頃鍛えられたものが残っているのだけれど、僕はダメだ。屋根の上での作業だって同じで実に合理的な姿勢で無駄な力を使わないように動く。僕の嫌いな屋根の際に置いた足に力を乗せて雪と平行して大きく雪を下ろしてゆく。勉強になるのだけれど、直ぐにもとの危なっかしい形に戻ってしまう僕はもっと修行が必要だろう。しかし、みんなでやる作業はひとり仕事と違って安心だ。落ちたとしてもそれを見ていてくれる仲間がいる。助けてもくれるだろう。冬の仕事は仲間がいなければいかん。
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