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最新の絵日記ダイジェスト
2013/08/09 予定の作業をこなす
2013/08/08 最後の焼畑のころ
2013/08/07 他人の力で生きてゆく
2013/08/05 貧すりゃ鈍する
2013/08/04 僕はツールド栄村でいいと思う

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2010/09/28(火) 今日の延期はいい兆し
 昨日からの屋根をたたく雨は勢いを弱めながらも終日降り続いた。予定の駐車場の工事は5度目の延期になった。ただ予報を考えるに明日は晴れそうでその後は曇りの日が続くようだ。この分なら10月の1日には出来ると踏んだ。今度はいいような気がしている。しかし悩みはなかなか消えないけれども。それでもこんな悩みは工事が終わってしまえばいいだけで単なる我儘だ。世の中は思い通りに行かないものだと勉強させられた。他人のことだとそう言えるけれど、自分のことになるとまるで駄々っ子のように物分りが悪くなるのは、悪い癖だと思っている。
 仕事で雑魚川の奥に向った。取水口に瘠せた小さな岩魚が流れてくる餌を探していた。気を緩めると取水口に吸い込まれと云うのに。
 帰り道、舞茸を見つけて帰ってきた仲間と雨のなか傘を差して戻った。途中雨で増水した滝を眺めていると仲間との差がついてしまう。若い人の後ろを追いかけるのは大変だ。どんどん距離が付いて必死で追いかけるようだった。
 風呂から出てひと息入れているとサッとまた雨が降りだした。オイオイと耳を澄ますと天井裏に入り込んだ動物がネズミでも追いかけている音がひとしきりした。みんなこの天気に困っているのだ。

2010/09/23(木) なにが国勢調査だ
 朝から波状的に雨が降ります。19日から4泊のお客さんが帰って実はぼーっとしてました。昼過ぎに屋敷地区の大家さんを訪ね序でに生コンのプラントを訊ねようと家を出ます。ゴミと投函する郵便を持って。
 布団の中で考えたのです。4tのミキサー車の変わりに2tの車を予約すればと。雨の降り方によりますがずい分と違うはずだと。そこで生コンのプラントに連絡して2tでコンクリートを打とうかと。2t車は1立米の生コンを運べます。1立米2tの重さがあるから簡単ではありませんがその打ち合わせをしたかったのですが責任者が不在では仕方がありません。それは明日電話ということにして帰ります。まっどうにかなるでしょう。今度の土曜日がダメなら津南の友人に助っ人を頼んで今月一杯にコンクリートをうとうと思います。宜しく。90歳の大家さんは変わらずに元気でした。
 今朝雨のなか和山地区の担当の方が国勢調査の用紙を置いていきました。何だか項目をエンピツで埋めながら考えたのですが、男、ひとり、61歳、独身、アルバイト、土木作業員と記入していると折角上向いた気分が滅入ります。この時期、経済もダメ、外交もダメ、司法もダメ、行政もダメ、スポーツもダメとダメが続いているこの国の国政のアンケートをとってから国民の情勢を集めるべきだろうと思うのであります。白紙で出してやろうかと国からも県からも村からも見捨てられた僕は僻むのでありました。

2010/09/20(月) 寒くなった
 渋滞を避けて早くお客さんは帰っていった。5時ごろから降りだした雨は昼前に止んで、洗濯や掃除を終える。
 今日は先月買ってきたTVを据え付けた。ひとり残った彼の指導の下ほとんどお任せで49800円が機能を発揮し始めた。湯に呼ばれたついでに風呂を貰って帰ってから一眠りした。
 U字溝の目地を塗ってから小屋の前にモルタルの空練りを作ってから撒いた。少しでも道をよくしようと考えての作業だったがはたして効果のほどは分からない。結局今度の土曜日にはコンクリートを打ちたいのだ。ほんとはネ。
 さて洗濯物の乾きも悪くなってすっかり秋なのだ。半天を羽織ってどうにか凌げるのだが扇風機を仕舞ってスト―ブを出して気持のなかは冬に備えている。
 名言
  「灯台もと暗し」原理、自分の良さは、他人から教えてもらわなければ分からない。
                            関口知宏

2010/09/19(日) 寝坊は寝坊、ぺナルテイー
 きのう少し御酒が過ぎて起きられなかった。下へ降りると鳥甲登山のお客さんがご飯を待っている。こりゃいかんと10分で用意を終えて朝食を出した。久しぶりに来た方と飲みすぎた。翌日に早い客がいるときは注意しなければ迷惑になる。
 今日も晴れている。上手く行かないが仕方がない。お客さんは万座、熊の湯へ出かけ、4時頃に鳥甲登山の客を迎えに出た。屋敷山からの下りは歩きにくく何回も滑ったと聞いた。このところの雨で山の道もずい分ぬかっているようだ。彼らを和山口まで送って帰ってきた。
 最後のお客さんも着いて、きのう釣り上げたアジ、サバ、イサキを大量に頂いたが、料理に時間が掛かって忙しかった。
 きのうの続きの酒を抑えて飲みながらそれでも11時前には寝につくことが出来た。
 名言
  人間というものは失敗と劣等感をもたなければだめだ
                            岡野雅行

2010/09/18(土) ちょっこし考えてみた
 案の定今日は気温も上がっていい天気だった。それでもきのうの雨の影響は残っていてミキサー車の要請を見合わせたことはしょうがなかったと考えている。
 お客さんがいるので津南に買い物に出ながらつらつら考えるのだ。ここに来たのが平成7年ですでに足掛け16年目には入る訳だ。来た当時は家の中も汚れたままで住む環境には程遠かった。来た当初はどうも馴染めず早く東京に帰ろうと考えたものである。天井を這うヘビの音や、土壁が雨に濡れて崩れる音にとても驚いた。ズーッと電話の前で電話の向こう、東京の友だちからの連絡を待っていたこともある。あるときはカメムシの大発生に震え、止まない大雨にこころが凍った。そんな僕が少しづつ家の中を直し、小林大工や御普請組の力を借りて今日まで来ることが出来たと思うのである。そうしなければ当然ここに僕はいなかっただろう。
 思うにここでひとりで暮らすことはある意味恐怖を体の中のどこかで感じているのではないかと。普段はちっとも考えたことはないのだが取り残されているといった不安に滂沱の涙を流しているのではないのかと。そんな自分をここにつなぎとめるように毎年アンカーとしての工事を行って、ともすると逃げ出しそうになる気持をつなげているようにも感じるのだ。恥ずかしいことだが毎日元気そうに話しているほんの先にビクついている僕がいるかもしれない。そんな風に考えながら山を下ってゆくと今回の工事も、それが思うように行かなくても差ほど大きな問題ではないと感じた。それだけ毎年こんな工事に悩んでいるほうがこころの底の底にある恐れに比べれば大したことではない。あのカーツ大佐がラオスの奥山で作った王国の中にいて「恐怖だ」と呟く場面が浮んできた。

2010/09/17(金) 焦っちゃ いかん
 今日は晴れるという予報だった。明日は晴天になると予報士は言うのだけれど9時を回った頃から強い雨が降りだした。仕事をしながらすっかり濡れたし、止む気配はなかった。実はこのところ御普請組が忙しくもっきりやの仕事まで手が回らなくなってしまった。みんな心配してくれるのだが本業を優先するのはしょうがない。そこでイレギュラーだが明日、協力を得てやろうと決めていたのだ。が、である。この雨では一層無理になった。やむを得ない。であるからだ、続きは未定にしておこうと決めた。なーに来春だっていいのだ。これでどことなく息が付ける。現場のイタドリノ花に雨がまとわりついていた。明日はいい天気だろう。洗濯物をしっかり干そう。
 名言
  五省 一、至誠に悖(もと)るなかりしか(真心に反することはなかったか。)
  一、言行に恥ずるなかりしか(言行に恥ずかしいことはなかったか。)
  一、気力に欠くるなかりしか(気力に欠けることはなかったか。)
  一、努力に憾み(うらみ)なかりしか(心残りがないように努力したか。)
  一、不精に亘る(わたる)なかりしか(面倒くさがってなまけることはなかったか。)
          旧海軍兵学校で毎夜これを読み上げ、一同目をつぶって一日を反省した。

2010/09/16(木) 今日は今日とてなんになる
 結果雨は激しくも無くただシトシトと降り続いている。こんな時にコンクリートを打ってはいけない。3度目の延期のお知らせを伝えていた。
 しかし、ついていないけれどぬかるんだ道を見れば誰にも分かることだ。今日の作業は延期しよう。ただ何時になるか分からなくなってしまった舗装工事が気になって仕方が無い。また今夜も酒でも飲むか。
 作業が出来ない分仕事に出た。このところの出費を考えると仕事には何が何でも出なければいけない。1日出れば生コン1立米分になるかも知れない。ほんとはならないけれど。お金は貯めるのは優しい。でも使うのは本当に難しいのだから。
 昼前にお客さんから電話を貰った。ひとりで泊まりたいという。たとえ3000円でもこの際大切なのだ。3000円あれば砕石1立米が買えるのだから。お金を物に例えて理解するようになってしまった。生活は面倒だ。年を取ったのだろう。
 ちょっと面白かった言葉
  「大ばくち 元も子もなく すってんてん」
                        大杉栄を扼殺した憲兵隊大尉甘粕正彦辞世

2010/09/15(水) いよいよ着工だが
 空模様を眺めて今日ははじめようと決めた。ひとりのお客さんに食事を出し準備を始める。シートを外したたんで御普請組の到着を待っていた。ミキサー車がやってきたのが9時で方向転換でタイヤが空転してしまった。ミニバックで引っ張ってどうにか脱出して、1.5立米のコンクリートを撒いて一回目の搬入は終わった。仁成館の猛さんがカレーを持ってきてくれておまけに手伝ってくれている。僕は僕でバックで砕石を撒きながらキャタピラで固めていた。そんななかきのうのお客さんがバイクの故障で困っている青年を連れてきた。電話が通じず難儀していて電話を貸してくれという。構っていられないので家に入れ勝手にさせておいた。彼は小型のスクターで旅をしているという。大人しい人で昼過ぎに保険屋の手配で迎えに来たトラックに積んで長野方面に去っていった。もちろんそこまで僕が送っていったのだが。それでも困っているのだから助けなくてはいけないだろう。僕の困っていることは助けてもらえないのだけれど。もう還暦を越えたおじさんには助けは必要ないか。
 二回目の搬入は11時になってしまった。運転をする地元の方は怖い道だ怖い道だと話している。それはそうだ。この道を1.5立米の生コンを積んで下ってくるのは命がけなのだ。ここに来た人ならわかるだろう。結局今日は6立米の打設をして終わりにする。明日に3回、4.5立米の打設が出来れば終わるのだが、5時前から雨が僕を困らせにやって来た。シトシトとだが頭を抱えて一杯飲んでいる。5時にはややこしい間違い電話もあって日記もまとまりそうに無いので読み返しもせずに今日はやめよう。

2010/09/13(月) 今回も順延
 きのうの夜にいやに生暖かい風が吹いていた。そして夜半から降りだした雨は結構大雨だったようだ。Mロードの横断側溝にゴミが詰まって溢れていた。
 今回はもういらだつこともなく人の手配を止めて、生コンを順延してもらった。悪い道を4tのミキサー車が下ってくるのはうれしいのだけれど見ていてもドキドキする。それはプロの運転手だけれど僕には出来ない。まして1回に1.5立米の生コンを積載しているのだからゾッとする。まず雨のときは作業は出来ない。そして翌日1日空けてから15日に天気が落ち着かなければやらない。なーに雪が降るまでにやればいいのだと考えるようにしている。
 それで仕事に出る。雑魚川はきのうの雨で増水して赤茶けた水がどうと流れている。時折激しく降る雨を眺めて日延べした作業をよかったと思った。そのなか作業は合羽を着て汗をかきかき続いた。パンツまで濡れた。昼は小屋に入れたが寒くて着替えなければ眠るどころではない。きのうまでの暑さが記憶に残っているのだ。だから寒さに震える自分に驚いた。そう云えば今年の暑い夏がはじまる前はやはり寒さに震えて弁当を使ったことが思い出される。寒さにサンドイッチされた暑さだったのだろうか。
 名言
  俺には新潟県人会と小学校の同窓会のふたつしかないんですよ。        田中角栄

2010/09/12(日) 明日を心配していると
 苗場山に登るお客さんも降りだした雨に予定を変更し、バイクの方も空を見ながらためらっていた。僕はというとただ明日の作業を気にしていた。8時頃から降りだした雨は昼前に一時強さを増し、これはダメだろうと明日の作業を諦めたりした。予報を見ていると能登半島の付け根から飛騨山脈を越えて長野、群馬にかけて雨雲が集中しているように見える。仕方がないので症状がひどくなった洗濯機を交換したりしていると雨が止んで陽が差してきた。どうなっているのか分からないのだが、雨が止めば一縷の希望もつながって出来ると感じたり、気持は行ったり来たりする。何んとしても無事に仕事を終える為には状況にそって決断するだけだと思ったりして危ない箇所の草を刈って、来るなら来てみろと腹を決めた。
 1号の客は草刈を面白がって手伝うのだがどうも危なくてしょうがなかった。それでも感謝。
 名言
  大切なことはどれだけたくさんのことや偉大なことをしたかではなく、
  どれだけ心をこめてしたかです。
                            マザー・テレサ

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