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最新の絵日記ダイジェスト
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2010/08/06(金) 暑いからチンタラ片付けていた
 テレビから青森市のねぶた祭りが聞こえている。ねぶたというと太宰治や棟方志向がドンと浮かび上がってくる。千住で喫茶店をやっていた時、常磐線沿線に住む友人と上野で飲んでいたことがあった。酔って上野駅に立つと急行「十和田」がホームに止まっていた。25年も前の話だ。十和田は松戸に停まるというのでそれに乗り込んだ僕らはなんというか空いた客車に見せられてしまった。友人は女房もいて自由にはならないので松戸で下りたが僕はそのまま十和田に乗り続けた。一ノ関を過ぎた頃、衣川が高館の下で北上川に注ぐ辺りで車掌に起こされた。終着の青森に着いてその日の上りの「十和田」が出るまで青森をうろついたことがあった。すでに青函連絡は運行を終わっていて港には「十和田丸」が係留されているだけだった。暑い日だった。日が傾くのを待って梁山泊なる飲み屋を見つけて開店と同時に客になった。飲んでいるとどこからともなくねぶた祭りの笛と太鼓が響いてきた。圧巻だった。祭りが始まると同時に列車に乗り込んだが窓を開け放って祭りの余韻を感じていた。東北のねぶたは別格の祭りだと今でも思う。
 消防の立ち入り検査を終えて、棚を作ったり、布団を干したり、仕事で出来なかったいろいろをやった。ニレタケがまた出ていた、かぐらなんばんの佃煮も作った。ちょっと色っぽい映画も見たり勝手気ままに楽しんだ。これからウィスキーなんか飲んで僕が十和田に乗った後のねぶたを見てみよう。
 名言
  宮本常一が父善十郎から故郷を離れるとき教えられた10の教訓 2
  村でも町でも新しく訪ねていったところは必ず高いところへ登って見よ。
  そして方向を知り目立つものを見よ。峠の上で見おろすようなことがあったら、お宮の森や
  お寺や目につくものをまず見、家のあり方や田畑のあり方を見、周囲の山々を見ておけ。
  そして山の上で目をひいたものがあったら、そこへは必ず行って見ることだ。
                            「旅する巨人」佐野眞一


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