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2010/07/09(金)
ギフチョウは進化する
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このところの幼虫は毎日、毎日変化しながら着実に蛹へと進んでいる。今朝はふたつの蛹を見た。 6月12日に3oほどで見つけたギフチョウの幼虫は今は子供の小指ほどに大きくなって2・3回の脱皮をくり返して最後の脱皮を行って蛹へと成長した。20あった幼虫ははっきりと数がつかめない(ミズゴケの中にもぐりこんでいるのもいて)が15・6匹以上はいるだろうか。成長の遅いひとつを除いて。 蝶の幼虫といっても大小いてみんな一緒に大きくなるものではない。食草のサイシンも葉っぱだけを食べるのではない。脱皮をする前には茎を食べてフンをたくさん落としてから一両日は暗いところに隠れて動こうとはしない。脱皮した皮を横に置いてやがてふたたびがつがつと食べ始める。多分蛹になるまでは5〜6枚のサイシンを食べるようだ。僕は毎日食草の水を取替えフンを片付け(カビが来ないように)大きくなってからは水苔を絞っておいて見たり忙しかった。ほとんどひとつき続けた。まァそれほど神経質になる必要はないと思うけれど。自然界ではもっとハードな環境に晒されているはずだし、ただ食草が枯れないように、新しい葉っぱを何時も確保しておいただけだ。 この2・3日の幼虫は精一杯大きく体を動かし巣箱の中を移動していた。きっと蛹になる場所を探していたのだろう。場所を確定すると体を縮めて糸を出して固定して最後の脱皮をする。同じ場所に何匹もの幼虫が集まっている。安心なのだろう。 ひとつ出遅れた幼虫が何時まで立っても脱皮をしない。だめかもしれないけれど最後まで。 名言 時や恐るべし 教育や恐るべし 山田風太郎
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