|
2010/07/27(火)
クサカリスト
|
|
|
若い頃、倉橋由美子の小説で「スミヤキストQの冒険」を読んだ。面白い作品だったけれど、内容は忘れてしまった。探してみたが見つからなかった。言いたいことはスミヤキストと絡めて草刈を行う自分をクサカリストと言いたいだけで、洒落であって意味はない。でも20代に夢中になって読んだ倉橋由美子や金井美恵子の作品を覚えていない自分をどうしようと思う感覚に戸惑った。若い頃はどうも人生を斜に構えているのか本物の作品を読むことより新しいものに憧れて目を向けるものらしい。そしてすべてを忘れてしまうのではどうも僕の勉強の仕方は間違っていたのかもしれない。倉橋由美子、検索してみよう。何が読めるのだろう。 朝日に影を映して索道で出かけたクサカリストは今日で除草の仕事がオーバーになった。後は少し残したMロードと右岸を刈れば今年の草刈は終了だ。長かったけれど草刈は面白い仕事だ。目に見えて道がきれいになってゆき、単純に結果が見える。それでお金がもらえるというのは何ともありがたい。仕事が無かったら多分渋沢へも外の川にも行かないだろう。ここでの仕事は大切な人生を支えている。 ところで今夕立が降ってきた。10日振りの雨だ。サッと気温が下がっていい風が吹いてきた。 名言 あいまい性こそ生命を柔軟に受け入れるものです。 多田富雄
|
|
|
|