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2010/07/17(土)
料理とチョウチョと盃と
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梅雨は明けたようだ。昨日のお客さんは釣りから帰って言うには「水が多くてね」と釣果を話した。ただ今日は2時半から激しい雷雨に驚いた。あけた梅雨が戻ってくる降りではなく南国のスコールのように屋根を叩いた。 津南に買い物に出て本職の板前さんの教えで料理を作ってみた。鳥の南蛮漬けと炊き込みご飯、キャベツときゅうりの塩漬けなどの味が僕の作る単純な味ではなかった。レシピを書き込んでこれからの料理の基礎にしなければならない。 チョウの先生と蛹になったギフチョウを素焼きの鉢に移し天敵の侵入を防ぐ工夫をした。いざ地中に埋め込む時になって先生は腕を組んで考え込んでいた。掘り起こした地面にアリの巣があったりクモがうごめいている。チョウにとっての害虫がいるときに土に返すのは完璧さに欠けるというのである。秋までこのままでも蛹に影響がないのだから秋に、紅葉が終わる頃に土に埋めようと指示した。より完全な飼育を考えると僕も賛成をするしかなかった。20兎いた幼虫は結局18兎が蛹になって残りのひとつは最後の蛹化のときに失敗した。またひとつは脱皮の時に何かあったのかマッチ棒の大きさでひとつだけ飼育箱に残っている。寂しいのか箱の中を動き回るだけだ。 これでどうにか来春にチョウを放すまで解放されたのだが春のこの3ヶ月は忙しい思いだった。その労を労わるようにきょうは上手い酒を飲んだ。 名言 芸は下手型の上手がいい 緒形拳
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