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最新の絵日記ダイジェスト
2013/08/09 予定の作業をこなす
2013/08/08 最後の焼畑のころ
2013/08/07 他人の力で生きてゆく
2013/08/05 貧すりゃ鈍する
2013/08/04 僕はツールド栄村でいいと思う

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2010/06/17(木) 俺は忙しいのだ!
 今日は休みなのだ。と言ったて何にもしない手放しの休みではないに決まっている。まず保健所の講習会があった。お金はどうにか間に合ったし講習はどう客を守るのかと言ったことで、まず手を洗おうということに尽きるようだ。帰って重機を出して先日の夕立で埋まった側溝を空けた。重機は僕の場合せいぜい2時間も作業するともうだめだ。右手と左手の案配が難しく頭が混乱してしまう。若い頃に始めていればお手玉だって上手くなれるけれど僕には難しい。だけれどやらなければ次の夕立で道は壊れる。3時間作業を続けても道は壊れる。壊れる前に作業を終了するしかない。そこで次に蝶を飼育用の箱に移した。あんまり数が多いと幼虫はストレスで上手く育たないという。後でもうひとつ飼育用の箱を作った。それから草刈だ。家の周りを刈った。訪ねる人があってちょっと付き合ってからまた草を刈った。時計を見ると18:45だった。やりすぎだが飼育用の箱を作って今日は21頭の幼虫を避難させた。玄関前の卵はまだそのままだ。それから風呂に入って一息入れると20:30だった。よくやるよと呆れた。でもまだまだやることはある。薪集めや、駐車場の舗装をどうしようかと考えたりしていたらどうでも良くなった。一日は24時間しかないのだ。
 ところで幼虫を確保していた時だ。小さなドンドンと土をける音がして、見るとカモシカが立って僕を見ていた。奴さん自分の居場所にいる僕に出て行けと土を蹴ったようだ。サッカーボールでもあげれば上手にヒールキックしそうだった。ついでに思ったことは草刈をすると刈ったところが自分の陣地になるように感じるのだ。自然はなかなかしたたかだからきれいごとばかり言っていては住めないのだ。覚えておけ。

2010/06/16(水) 買い物ゲーム
 むかし、夢路いとし、こいしが司会する買い物ゲームという番組が日曜日にあって好きでよく見ていた。2人組の参加者が予算内と時間内で買い物をするのだった。それには仕掛けがあって16mmゲージの特急こだま号が敷かれた線路を一周して踏み切りに置いた風船を突くのだが、突かれて破裂しないように参加者が持ち上げないとゲームは終わりになってしまう。上手くやればなんということはないのだがつい物欲に駆られて風船を破裂させてしまう。昭和の40年頃から続いた番組でそこに置かれた商品はテレビや冷蔵庫、自転車やステレオ。当時の僕らが欲しいものがとにかくたくさんあった。人間はものを前にするとどうもスイッチが入って我を忘れるものらしい。
 今日は雨っぷりで仕事が中止になったのだがすでに弁当は出来上がっていた。連絡は早く欲しいものだがその弁当を食べて飯山まで出た。買い物はメモしてあるのだがやはり買いすぎた。そのスーパーは一番安いと思っている。それもあったがやはり何かのスイッチが入ったようだ。足りなくなると困るという不便さが原因なのだが。
 飯山線の上境駅で時刻表を見ると14:51の長野行きの列車が50分後に此処を出る。それを見れればいいけれど時間がもったいないので見当をつけた駅でその186Dを待とうと思った。その駅は横倉。時計を見ながら横倉に着くと列車は2分前に出た後だった。平滝なら遭遇出来たのにと思ったが、飯山線の駅は風情がない。列車にもない。いい線なのにミスマッチだ。
 何か変だと考えていると明日は保健所の講習会があって水質検査や会費にお金がいるのだ。財布を見るとどうも3000円足りない。小銭を集めて間に合うかどうかの勝負に出るしかない!

2010/06/15(火) 若い者がよくやった!
 結局3時半までひとりで録画の対カメルーン戦を見ていた。翌朝「うるさくて目が覚めた」と怒られたが、仲間の目は笑っていた。みんな喜んでいた。ライブでやっていてくれたらみんな見れたのに。
 山からの帰り今年最後のフキノトウを見つけた。明日ひとつ天ぷらでもしようと腰をかがめた。
 自宅はいいもので風呂に入ってゆっくりしていると外に雨が降っていた。たかがサッカーで一喜一憂するのはどうも感心しないがひとつ勝てれば調子に乗れるようにも思う。選手はよく守っていたようだ。もっとも僕はサッカーより野球で育った人間でよく知らないのだけれど。
 さて明日も仕事になるのだろうか外の雨はもう止んだようだ。
 名言
  人は成功ではなく失敗してから強くなるの
                      映画「ココ・シャネル」

2010/06/14(月) 山泊まり
 天気が気になるので今日の仕事はないだろうと踏んで出たのだけれど若手は山に行くという。となると泊まりで「今日はサッカーじゃん」と抵抗するが業務命令には背けない。山では衛星放送しか見れないものでライブで対カメルーン戦は諦めざるを得ない。しかし日本がカメルーンに勝つとは思っていないからやむをえないがそれでもライブで見たいと思っていたのに。
 山の道は何所もきれいになっている。夏のシーズンに向けて整備も終わったのだろう。僕もサッカーが見れないのなら近くの山にでも登っていたほうがいいようだ。山はますます緑が濃くなって夏になった。この辺りも梅雨に入ったというが本格的な雨は遅いと予報は言っている。
 山で泊まるということは年に2回ほどある。現場が遠くなるとその方が効果的に作業がはかどるけれど僕はスコップを使いながらどんな負け方をするのかとばかり考えていた。負け惜しみではないがあんまりファナテックの応援には反対なのだ。案の定TVは深夜1時半からの録画でしか見れないようでNHKを怨んだ。仲間が白河夜船の頃、僕は一人で驚きのゴールを見た。もちろんファナテックに。
 名言
  私たちがやれることに早く気が付かなければならない。
         人権を確立させる為のパーテイでローソンCEO新波氏?

2010/06/13(日) 掃除の仕方
 みんな帰ってひとりになるとドッと疲れて何もしたくなかったのだが天気のいいうちに洗濯をして茶殻をまいて掃除をした。玄関に残った薪をもどして掃除して二階に上がって掃除機を回した。それでも掃除は混乱からの回復を意味して、きれいに整えられて行くことは精神にいい。
 さて蝶のことだけれど教授と話して一週間はこのままにして来週には少し大きくなるだろうからそれを飼育しようということになった。今ある蝶の小屋は少し小さく全部の幼虫を入れることはチョット問題かも知れないがひとつこれでやってみよう。自然界のことを考えればあんまり気を使わなくてもいいように思うのだ。蛹も今年のように早く羽化させない方法を考えている。それでいいだろうと教授と意見を同じくした。話題があんまりないからこの日記にも過密蝶マンションを載せることになるだろう。興味のない方にはすんませんが。さて雨が降る前に洗濯物を取り込んで少し寝るか。明日は山泊まりになる予定だ。雨さえ降らなければ。
 名言
  誰だってある 人に言えない苦しみが、誰だってある 人に言えない悲しみが。
  ただじっと黙ってるんだよ。

2010/06/12(土) 卵から幼虫へ
 何時も発見するところに幼虫は見えなかった。僕としてはシメシメといったところで見つからなかった幼虫はしょうがない。少し楽できるかと思って東京の板橋で育ったサイシンの移植を行った。とにかく今回のサイシンの量は大変で大きな(1m×0.5m)ものが3つと素焼きの鉢が4つだった。ところがそれを植える前に3箇所で卵が見つかった。おまけに玄関前にも1箇所30ほどの卵にビックリさせられた。今日までの努力が蝶に認知してもらって卵を産んでくれたのだと考えるとしょうがなくても天敵の蟻んこから守らなくてはならんだろう。畑もどうにかしなくてはならんけれども成虫から蛹まで育ててみるか。フンの世話が大事でカビがこないようにするのだが毎日労働の後の仕事が増えるということだ。
 その晩は教授と他のお客さんと食事の後ワイワイと話していた。教授の友人の0氏は蝶の保護はもっと地域の人たちを巻き込んで大きくやらなければいけないのではと提言があった。もっともなことなのだが僕も教授も消極的な賛成を言うだけで我らの自己満足的な保護活動はこのまま細々と続くのだろう。教授は在東京で仕事もあってここにそう来れないし、僕にしてもまだ4回ほどの経験しかないのだし質問に答えることは出来ない。つまりあんまり勉強しようと考えていないのだ。生物学的才能はないのだしこのままゆるゆるとぶつぶついいながら嫌々育てていくしかない。そこで栄村近辺で食草のサイシンが近くにある方がいたら少し手伝ってもらってもいいけれど、そんな人はいないだろう。

2010/06/11(金) ヒカリゴケ
 今週はちょっときつかったけれど肉体労働貫徹しました。仕事がないのも困りますがズーッと続くとまた困ります。何と我がままだろうかと感じます。いつもそんなものでコメントのしようはありません。
 きょう仕事中にふとこう思いました「何だかみんなどうでもいいことなだな〜」と年齢を重ねて行くと今まで見も世もなく心配していたことなんかがどうでもいいことに思えてくるのだと。手の届かないところのものを心配してもしょうがないのだし、自らのこともそれほど強い欲望もなくなってきたし、こうしてスコップやらツルハシを持ってする仕事もいいのか悪いのかさえどうでもいいように思える。たとえ鎖に繋がれた囚人の仕事としても大差ない。人間生きてゆくことは何処にいても違わないと思いながらひと掬いして仕事を続けた。まるで流れる汗を楽しむスポーツマンのように。
 現場に向かう山道にヒカリゴケの見えるところが一箇所あってきょうは写真を撮ってみた。携帯のカメラで上手く撮れなかったが光っている右上にも見えるのだ。苗場山7合目のヒカリゴケは倒木に潰されたというしこの辺りでは此処でしか見えない。あんまり詳しくは書かないが人を見て教えてやろう。
 名言
  過去をくり返すより 挑戦して失敗する方がまし
                         映画「ココ・シャネル」

2010/06/09(水) 夕立にぬれる
 予報では全国的にいい天気だといっていた。女性の予報官の笑顔がよかった。何となく今日は降らないと思ってしまった。
 午後になって仕事が変わって山に入った。3時の休憩前に雨が降り出して、同時にカミナリが近くで轟いた。ビックリして仲間と顔を見合わせる。雨は夕立となって激しく降り出した。ちょっと今朝の予報官の顔を思い出だした。僕の父はカミナリを「雷様」と呼んで鳴り出すと林の中にそそくさと入って通り過ぎるのを待っていた。近くの小屋に避難して小一時間して雷雨は弱まった。残った仕事を済ませて下山に向うとふたたび雨が強まり結局全員ずぶぬれになった。事務所に入ると遠出仕事の仲間が笑っていた。僕も笑った。カッパを持たない僕は当然の帰結を体験したわけだ。今度は傘を持って出よう。経験になった。
 Mロードに差し掛かると側溝が夕立で押し流された土砂に埋まって今にも溢れそうになっていた。トラックではなかったので手と足とで水の道を開けてどうにか事なきを得た。明日にまた整備しよう。
 そう云えば今朝、同じ場所に若いカモシカがのろのろと歩いていた。驚かさないように車を止めて、フト考えた。口蹄疫は二本爪の動物で牛や豚が罹るという。カモシカは牛科の動物でイノシシは豚である。とすると此処に多いカモシカやイノシシが口蹄疫に罹っていたらどうなるのだろうかと。宮崎にもイノシシやカモシカがいるはずでそれを絶滅させることなんか出来やしない。しかもカモシカは天然記念動物である。酪農家は都市住民に嫌われて郊外や田舎に引っ越さざるを得なくなったのだし田舎には回りにカモシカやイノシシが沢山いるのだ。それとも野生動物は罹らない病気なのだろうかと。どうも地球が意志を持って人間を試しているのではないかと考えた。
 名言
  昼は毛虫 夜に蝶になるのがファッション      ココ・シャネル

2010/06/08(火) 山にはいろんな音が溢れている
 起きられず二度寝してしまってチョット忙しかった。例の弁当をこしらえてどうにか仕事に間に合った。群馬方面へ向う橋は全部架かった。もう少しで楽々歩けるようになるだろう。
 毎年のことだけれどこの時期の仕事は汗ダクダクになってスコップを使うのだけれど今日にしたって涼しい一日だった。索道の下につり人を眺めながら川を渡って家の周りを見回すと春の草が伸び切って草刈をしなければいけなくなった。どうも楽な時はないようだ。御普請組の仕事が一段落するまでは泣きながらでもやるしかないか。
 沢筋で仕事をしているとどこからともなくグリグリグーとかケケケケとかブリピーカカとか人が抑揚をつけて話すような声が聞こえる。何処でもではないけれど水の少なくなった沢では殊によく聞こえるようだ。これはカエルが鳴いている声で初めて聴く人は驚くことだろう。ひそひそ声で噂話でもしているようでそこを通るとピタッと声が止む。山賊が自分を狙っているように思うこともある。でもこれはカエルの声だ。また何処からともなくドドドドと太鼓を叩くような音が遠くから聞こえてくることがある。これは山鳥が羽根を羽ばたかせて出す音で歌を持たない鳥はキツツキなら木をたたいてコロロロロと音を出したりするのです。野鳥はきれいな声でサエズルだけではなくいろんな形で存在感を示しています。山の中の音はそれでも道行く人達を驚かせます。足元から一気に飛び上がる山鳥やキーキーと鳴くカケスや夜から明け方にキー〜ンと鳴くトラツグミ(鵺)木の上で枝を揺すってキーと鳴くサル。どれも初めては怖いものです。何回も聴いているとようやく山に馴染んでくるのですな。
 名言
  政府を動かし 世界の不幸の根を絶つ
      ヒューマン・ライフ・ウオッチ 土井香苗

2010/06/07(月) 初夏だったり春だったり、だったりしてしまう
 ハルゼミの声を聞いたりウスバシロチョウを見かけたり、かというと山の奥ではゼンマイの芽吹きを見つけたりコケモモの花がきれいであったり、ひとつの地域でも尾根を越えると雪が残っていてフキノトウがあったりまた尾根を越えるとつつじが散っていて、季節がこことあそこではまるで違って見える。6月7日が奥ではまだ5月だったりして時間の進み方が行ったり来たりしていて面白い。川の水量も減ったようでようやく水温も上がったようだ。山を歩いているとリュックに釣竿を差した人に出会ったりして短い夏が始まったようだ。悪いなりに季節が落ち着いたようだ。なるべくこのまま例年通りの夏になって欲しい。
 鳩山君の退陣や管君の登場で政治も大揺れだけれど、僕は鳩山君の優しい人柄が好きだった。安部や福田や麻生君たちのお坊ちゃんとしての成長過程より鳩山君のそれはずっと人間の弱さを感じて今までに無い政治家だったように思ってしまう。辞めろ辞めろと合唱していた野党が辞めると一斉に無責任だと騒ぐのもこの国らしいと思う。70過ぎたおじいさん達の立ち上がれ何とか党や幼稚園の年長さんのような名前の政党の人たちの顔を見るにつけ僕は卒然と答弁するお坊ちゃん鳩山君が好きだった。マッツ政治は馬鹿にしてはいけないけれど安定してくれる為ならしょうがないか。
 名言
  完璧な人間なんていない。誰だって間違えるよ。
   デトロイト・タイガーズ ガララーガ投手 誤審の翌日当の審判の方を抱いた。審判は泣いた。

6月絵日記の続き


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