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2010/06/08(火)
山にはいろんな音が溢れている
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起きられず二度寝してしまってチョット忙しかった。例の弁当をこしらえてどうにか仕事に間に合った。群馬方面へ向う橋は全部架かった。もう少しで楽々歩けるようになるだろう。 毎年のことだけれどこの時期の仕事は汗ダクダクになってスコップを使うのだけれど今日にしたって涼しい一日だった。索道の下につり人を眺めながら川を渡って家の周りを見回すと春の草が伸び切って草刈をしなければいけなくなった。どうも楽な時はないようだ。御普請組の仕事が一段落するまでは泣きながらでもやるしかないか。 沢筋で仕事をしているとどこからともなくグリグリグーとかケケケケとかブリピーカカとか人が抑揚をつけて話すような声が聞こえる。何処でもではないけれど水の少なくなった沢では殊によく聞こえるようだ。これはカエルが鳴いている声で初めて聴く人は驚くことだろう。ひそひそ声で噂話でもしているようでそこを通るとピタッと声が止む。山賊が自分を狙っているように思うこともある。でもこれはカエルの声だ。また何処からともなくドドドドと太鼓を叩くような音が遠くから聞こえてくることがある。これは山鳥が羽根を羽ばたかせて出す音で歌を持たない鳥はキツツキなら木をたたいてコロロロロと音を出したりするのです。野鳥はきれいな声でサエズルだけではなくいろんな形で存在感を示しています。山の中の音はそれでも道行く人達を驚かせます。足元から一気に飛び上がる山鳥やキーキーと鳴くカケスや夜から明け方にキー〜ンと鳴くトラツグミ(鵺)木の上で枝を揺すってキーと鳴くサル。どれも初めては怖いものです。何回も聴いているとようやく山に馴染んでくるのですな。 名言 政府を動かし 世界の不幸の根を絶つ ヒューマン・ライフ・ウオッチ 土井香苗
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