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2010/06/12(土)
卵から幼虫へ
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何時も発見するところに幼虫は見えなかった。僕としてはシメシメといったところで見つからなかった幼虫はしょうがない。少し楽できるかと思って東京の板橋で育ったサイシンの移植を行った。とにかく今回のサイシンの量は大変で大きな(1m×0.5m)ものが3つと素焼きの鉢が4つだった。ところがそれを植える前に3箇所で卵が見つかった。おまけに玄関前にも1箇所30ほどの卵にビックリさせられた。今日までの努力が蝶に認知してもらって卵を産んでくれたのだと考えるとしょうがなくても天敵の蟻んこから守らなくてはならんだろう。畑もどうにかしなくてはならんけれども成虫から蛹まで育ててみるか。フンの世話が大事でカビがこないようにするのだが毎日労働の後の仕事が増えるということだ。 その晩は教授と他のお客さんと食事の後ワイワイと話していた。教授の友人の0氏は蝶の保護はもっと地域の人たちを巻き込んで大きくやらなければいけないのではと提言があった。もっともなことなのだが僕も教授も消極的な賛成を言うだけで我らの自己満足的な保護活動はこのまま細々と続くのだろう。教授は在東京で仕事もあってここにそう来れないし、僕にしてもまだ4回ほどの経験しかないのだし質問に答えることは出来ない。つまりあんまり勉強しようと考えていないのだ。生物学的才能はないのだしこのままゆるゆるとぶつぶついいながら嫌々育てていくしかない。そこで栄村近辺で食草のサイシンが近くにある方がいたら少し手伝ってもらってもいいけれど、そんな人はいないだろう。
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