来るなら来てみろ もっきりや
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最新の絵日記ダイジェスト
2013/08/09 予定の作業をこなす
2013/08/08 最後の焼畑のころ
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2010/06/29(火) オオルリ
 山で見つけた小動物や虫は大雨に打たれたのか辛そうだった。切明の橋のたもとに若いオオルリが佇んでいた。この鳥は春一番にやって来て子育てをして寒くなるまえに東アジアに渡っていく。このもっきりやの近くに毎年やって来てきれいな声でさえずっている。ほとんど遠くで見るだけだがきょうはつり橋を渡ったところにうずくまっていた。さっそく写真を向けたが多分今年の幼鳥のようだ。体は大きいのだが羽根を落として昨日からの雨にでも打たれ弱っているようだった。見ていると直ぐに飛び立って欄干に止まり一瞥して山の中に去っていった。こんなに大きく携帯で撮れるのは僥倖といったことだろう。この雨だ、外の動物はみんな困っているのだろう。それでも生き抜いて来春に帰って来いと声を掛けた。
 この雨のせいか山ではヒラタケ(ワカイ)を見つけた。春のキノコは味がうすいというが味噌汁に入れて食べてみよう。結局きょうは雨と汗で合羽地獄となった一日だった。昔、ミスターポストマンの頃もそうだったが梅雨の時の外仕事はなんとも辛いものがある。もっと若い頃勉強しておけばよかった。
 名言
  実現するかしないかは正直わからない。実現しようと思うか思わないかではないか。
                本田圭佑 ナショナルチームサッカー選手

2010/06/28(月) 大雨が降ると、ちょっとキュッとなる
 昨夜だが夜になって津南で1時間に30mmの降雨と気象情報が出た。その時ここではまだシトシトとした降りだったが、8時になるころ雨は元気になって屋根を叩いた。9時を回ると滝のような降りになって僕は音を消して肩をすくめて聞き入っていた。TVでは「深層崩壊」の恐ろしさを報じていたる。タイムリー過ぎる。そこで家の中を回って戸の確認をして横になった。もし雨が止まないときはしょうがないと思った。同時に明日、Mロードが通れるだろうかと。ここに住み始めた時も大雨にビクついたことはあったがその時はそうなればここを見限って他所に行こうとむしろ災害を待っていたりした。もちろん僕は死なないという前提だけれど。他所に行くことが面倒な年齢になったり、道の保守用の重機を持ったころから守りの姿勢が強くなっていろいろな損傷を考えるように変わった。例えば大岩が道に落ちて道が崩壊したらとか、沢に大雨によって上部の岩が落ち道を埋めたら自分で出来るだろうかとか考え続けた。沢の岩が道を埋めたことも、大岩が道を持って行ったことも、木が倒れて道を塞いだことも、道を流れる水が崖を削ったこともみんなあったことだ。それもこの15年の内に。しかしどうにかやってきたのもほんとのことだ。だから索道を作り直したり石垣を組みなおしてひとりでやって来た。まだまだだけれどこれまでの体験がまずパニクらないように僕を押さえつけている。な〜に生きていればたいしたことではない。たとえ災害で終わりになってもそれが運命だろう。散々殺して食って、壊して生きてきたのだからその逆もしょうがないことだろう。
 秋山のような大雪の降るところは春になって一気に雪解けの水を流す水の道が土中にあるという。その道が機能して大雨の水を流し去ってくれることを僕はよすがとしているのだが。

2010/06/27(日) いいドラマを見た よかった
 雨がくるまえに残りの草刈をやり始めた。客が早く帰ったあと、直ぐに外に出た。時計は8時前だった。きょうでMロードの二回目を終えた。ふりだした雨のなか3時間もかかってしまった。盆まえにもう一回刈らなければならないが先のことはいいとして終えてホッとした。春におひたしにして食べていた「ウルイ」は「ギボウシ」と名をかえて花をつけていた。いつかTVで知ったのだがこの「ギボウシ」はドイツの園芸家がこの時期花のない西洋に持っていって栽培しているという。ドイツかオランダかは忘れたけれど。
 11時になっていたがすきっ腹は通り越していて風呂を沸かしたり、洗濯をしてビールを飲みながらさて何をするかと考えたが、結局テレビの前に座ったきりだった。遅い朝飯を食べてドキュメンタリー2本とドラマを見た。これがどれもいい作品だった。ことにNHK広島の「火の魚」(モンテカルロ国際賞)は以前DrMIZUNOと見て興奮した記憶があるが、今日もまたいい興奮を覚えた。録画しておいたので好きな人と見てみたい。見なければダメだ。
 そんなこんなできょうはいい一日だった。やるべきことはみ〜んなやった。
 名言
  タバコ 吸いてー      「火の魚」ラスト

2010/06/26(土) いい虫やな虫迷惑な虫
 何といっても体が重くて起きられやしなかった。9時に這い出して客を迎える準備をしてチョウの世話をしながら気がつくのだが成長の早い固体はサイシンの茎を切っていた。指導を仰ぐともしかすると蛹になるものも出るのではないかというのでその準備をした。毎年幼虫は箱の中に敷いたものの下に入り込んで蛹になっている。また食草の茎を切るという行為はこれから変身する前触れだ。残された幼虫も長くとも10日には変身を完成させることだろう。早く蛹になってくれると楽になるのだからとじっと睨んでやった。
 カメムシはすっかり外に出たようでいいのだが、こんどはカマドウマを追いかけて殺虫剤を掛けるようになる。これは東京にもいたが「便所こおろぎ」と呼んでいた。こいつも嫌いなのだ。また山椒の木にはクロアゲハの幼虫を見つけた。先生に話せばこれも人工飼育と言い出しかねないので黙っておく。
 昼にようやく外に出て続きの草刈をやってみた。入り口の草刈は誰かがやってくれたようで感謝するしかなかった。雨になったし客が来そうな時間になったので帰ってそばを作って食べていたら客が来た。
 名言
  今でもあなたを愛しているのよ      金子由香里 シャンソン「再会」

2010/06/25(金) サッカーはよくなった、政治は悪くなる一方
 今回のワールド・カップを見ていて、何にも分からない僕ですが、生意気のようですが、ようやく16年かけて日本のチームは世界のレベルに手が届いたように感じたし、ナショナルチームの試合のスタイルを確立したと思うのです。また反面、日本人はお調子者が多いから勝てば勢いに乗るという面もあるんだな〜とも思った。
 僕は試合前、上のステージには上がれないと思っていたのです。ひとつ勝てれば上々だと。すみません。しかし日本のマスコミの客観性のない馬鹿騒ぎを聞いていてはどうも手前味噌ばかりで世界の実情を正確に分析していないように感じていたのです。本当はマスコミが一番驚いているのかもしれませんが。しかし実際はこのチームはよく守り上手く攻めていたと感じました。正直うれしく興奮して見ていました。そこの所はありがとう。
 それに比べて日本の政治家は演説が実に下手糞だ。シュートひとつ打てない。テレビ映りばかり気を使うからだろうか。調子に乗ってレッドカードとホイッスルを持ち出したり、ヒステリックに自からの党の正当性を連呼したり、ベッカム張りの頭をして話しに詰まったり、声が出ない年寄りだったり、やたらラフな格好で出てきたり。演説の上手かったといわれる田中角栄や、やんちゃな小泉純一郎にしたってどこか漫才の突っ込みてきでしかなかったと思うのだ。因みに僕は弁論部にいたことがあって、それは下手な弁士だったからよく分かるのだけれど話は大事ですよ。あの遠藤選手は「とにかく素直に喜びたい」と端的に話していた。そんな分かり易い話を政治家は心がけて欲しいと思った。
 仕事が終わって津南に一気に出た。ガソリンが無くなったし、明日の草刈用ののこ歯を買って逃げるように帰ってきた。振り向けば津南の山に夕焼けがかかっていた。
 名言
  政事は、汚れの中に真実を見出すものさ。      池波正太郎 剣客商売

2010/06/23(水) 雨降り止まず
 夜半から屋根を打つ雨音だった。一日中シトシトと降る雨は止むことがなくからだが冷えた。先週仕事で通った山道はすっかり夏の草に覆われて歩くたびに作業着が濡れた。今日の行軍は疲れました。明日も仕事か。
 ところで今日は湿った腐葉土の上に白い大きなカビのような花がところどころ咲いていた。毎年この梅雨の頃になると山道のそこここで見られるが、はじめて見たときはちょっと幽霊のような立ち姿でゾッとしたものだ。大きくなると20cmほどになるというが僕が見るものは8cmほどだろうか。まー見てください。あんまり嬉しくないけれど。
 昨日の「カシノキナガキクイムシ」は秋山の屋敷集落辺りまで上って来ているようで、この春先に住人の多くは土地に生える楢の木を切って薪にしたようだ。この虫は非常に小さく羽を持って移動し、楊枝の先くらいの穴を楢の木に開け木を殺すという。虫に食われた楢は薪にしてもそのままそこに居ついてヌカのような木屑を落とすので食われる前に切り倒すという。こうなると昆虫もケモノも人間もボデーブローのように効いてきて口蹄疫のように直截的ではないが自然が壊れつつあってその中で僕らの周りが立ち行かなくなることではないのか。もちろん政府はそれどころではないのだろうがこういった小さいことが重なって環境に影響する。そして莫大な出費を強いられるようにならなければいいのだが。
 名言
  不肖富田 すべて私の不徳の致すところです。
                      ゲゲゲの女房
 

2010/06/21(月) 残業になる
 続きの稼ぎ作業を終えて急いで帰ってきて、直ぐ草刈に向った。陣取り合戦のようなものでやらなければ負けてしまうように感じるからだけれど、作業の方法を考えてもいいのだ。つまり山側の草は刈るが谷側は刈らなくてもいいのだ。草があれば車はそこには入らない。ところが僕は見栄っ張りで道が悪いのはしょうがないが広く見せたいのだ。何というか無駄な努力かもしれない。しかし刈っておかないとだんだん草が強くなって困る。それもあるのだ。これは癖のようなものだから何時までたってもこんな感じで草を刈るのだろう。少しづつ先に延ばして陣地を広げなければならない。草刈はこれで終わることがなくもう一回鋸歯で刈るようだ。山側の斜面を刈っていると如何にもケモノミチといった道が見える。多分カモシカの道だろうがひずめが作った段があってブッシュの中に1Mほどの空間が上に続いていた。
 玄関前のチョウの卵は一向に幼虫になる様子もない。よく見るとアリが食草の上を歩き回っているようで思い切って箱に移した。幼虫はアリに簡単に食われてしまうから。しかしオレもよくやるよな〜
 名言
  組織は追い詰める、人からは共感を得る
                        安原幸彦

2010/06/20(日) 草刈はチョウの教導を得て
 客があるから草刈は3時までにした。Mロードの取り付け部分は後1時間で終わる。明日から仕事のあとでそろそろと続けよう。
 ところで機械を回すと必ず昆虫が寄ってくる。排気ガスの臭いが呼び寄せるのか分からないが、この時期は何時もチョウが寄ってくる。ウスバシロチョウが僕の前でゆっくり羽根を上下させて落ち着けと指示を出す。それから花の周りを飛んでこれは刈ってはいけないと花を守るように動く。花の名前がよく分からない僕にしてはチョウがとまる花をとりあえず刈り残す。3時に帰って風呂に入って昼飯を食べているとお客がやって来た。さてこれから本業に戻るのだけれど今日はメインがない食事になった。大根と油揚げの煮物、ニレタケを見つけたので茹でて下ろしに和えた。ワラビのおひたしとフキの煮物。ウドの皮のきんぴら。ジャガイモと玉ねぎの味噌汁、青梅の塩水付けときゅうりの漬物。これなら天ぷらの方が早くて簡単だった。天ぷらの材料がなくなるころになったから野菜でも仕入れておくか。山菜も硬くなった。
 昨日と今日で陣地が少し増えたようだ。肘と肩が痛い。戦争だね。
 名言
  不幸になってはじめて 自分が何であるか分かるのです。
                  マリー・アントワネット

2010/06/19(土) 予定通りには行かないが
 激しく降った雨は9時には止んだ。けれども体が嫌がった。昼を越えてようやく外に出る。家の周りの草刈にかかるが進まない。道を見に行くとどこも壊れてはいなかったが3週間前に刈った道には夏の草が伸び始めている。道にはハルジオンやヒメジオンなどが伸びて花をつけている。その周りを飛ぶ蝶を見ると彼らの花も残さなければ不味いだろう。前回刈り残したフキは硬くこれは今回ちゅうちょなく刈ってしまおう。雪もいやだけれど草にも大弱りだ。何時までこんなことをやっていられるだろうかと思うのだけれどなかなか跡取りに名乗りを上げる人はいない。きっと草に埋もれるか雪で潰されるかこの辺りだろう。それはそれでしょうがないが不意に僕が居なくなったときにみんなが困らないようにしなければいけない。これは雪や草以上に大きな問題だ。それでも死んじゃったらそれでお仕舞いだ。
 朝の「ゲゲゲの女房」はなるべく見るようにしている。「龍馬伝」も久しぶりに見る番組である。ただMLBは見なくなった。ハイライトを見ればいいし、プロ野球は一切見ない。相撲も見なくなった。サッカーは見ないのだが今回のワールドカップは見るようにしている。世界の強さを見るのだ。今日は厳しいだろう。負けたっていいじゃないかと思っている。点差が付いたってしょうがないじゃないか。一回勝ったのだけで僕はよくやったと思っている。
 名言
  君はプライドが高い そのために苦しむ。  映画「ココ・シャネル」

2010/06/18(金) チョウも仕事も洗濯もやらなければ
 二日ぶりに仕事なのだけれど今日は急傾斜地での作業である。高いところが気になる僕としてはしっかり安全を確保して一日を終えた。今日も予報通りの雨が降り出し作業は少し早く終了になった。一週間を終えるとホッと胸をなでおろす。この時期の雨は体を休めるいい雨ということになる。厳しいところできれいな花が咲いていた。ラン科の花だが名前は分からない。
 蝶の幼虫は今朝から黒い粉のようなフンをし始め、他の葉に集団で移動している。3ヶ所で集めた幼虫はどれも一葉に7つ産み付けられていてひとつの箱に14個を入れ、残りに今のところ7つ。玄関前の卵が幼虫になったら入れてみようと先生の指示通りやってみるのだ。で食草を食べ始めたということは二つの箱に馴染んだということだろう。がんばって蛹にして来春には温度調節をして5月の連休頃にレンゲの花が咲き出したら放そうと思っている。仕事が増えたのは面倒だが子供を育てるように何かに役立つことは精神的なのだ。
 とまぁそれはいいけれど今日の作業で汚れた作業衣を洗濯した。このところ洗濯機の調子が悪く電源を入れてスタートボタンを押すと電源が切れてしまう。今日は13回でスイッチが入ったが先達ては50回もボタンを押した。買い換えるか基盤を交換すればいいのだが余分な出費は控えねばならない。いつもこうだ。この頃は壊れたと思う前にいろいろやってみるという方法を覚えた。焦っちゃいけないのである。何だか苦労人になったもんだ。
 名言
  人は変わるものなんだよ。
     サラリーマンNEOセクスィー部長

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