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最新の絵日記ダイジェスト
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2010/05/28(金) 過ぎたるは及ばざるが如し
 朝、外の気温は6℃。仕事で一服休みしていると吐く息が白く帰って来ると9℃。早速風呂を沸かして頭に汗が出るまで本を読みながら入っていた。いい気分だった。
 天明の飢饉のころオランダ商館長のチチングが江戸参府の途上天明3年(1783)7月浅間山が大爆発を起こした。それは現在に至るも最大の大爆発であった。チチングはその様子を克明に記録しその絵は著書「将軍列伝」に掲載され、この爆発を後世に伝えている。浅間山だけでなくもう一箇所火山の爆発があって噴煙は地球を取り巻き、北緯45度付近に停滞した。そのため日本では天明の大飢饉が起こり、イギリスではテームズ川が凍ったという記録もある。当時農産業主体の経済だったイギリスではその後天候に左右されないものへの志向が強まり、産業革命が起こってくる。フランスではバスチーユ牢の近くで名もない貧しいルグロ婦人が一通の手紙を拾い、それは無実でありながら30数年政治犯として牢に閉じ込められた人のものだった。ルグロ婦人はあらゆる苦難を覚悟のうえで救出のために立ち上がる。当時のフランスはルイ16世の絶対王政のもと働かない貴族や僧侶が民衆を恐怖に落とし込んでいた。ルグロ婦人の何年もの努力の末ついに嘆願書が国王ルイ16世に届いたのだが国王は無情にも囚人を死ぬまで牢から出さないと決定した。そのときルグロ婦人は挫折することなく「王の意志によって行われないことは、王の意志に反して行われるまでだ」と専制政治に疑問を抱く人々に働きかける。現在まで世界を引っ張ってきた北緯45度近辺の国々の基本となった変化はこの浅間山から始まったと言っても間違いはない。環境が人間を作り進化する源になる。さて今年の天候の有りかたがこれからの100年地球にどう資する基礎を作れるだろうか。また誰がルグロ婦人の役をやるのだろうか。
 このところ手元のお金がやれ車検代だガス代だ、保険代だと消えていって山菜ばかりを食べているせいかどうもトイレが近くて困る。山菜の繊維質が腸の中をきれいにするのはいいがあんまりそればかりだといけないようだ。写真は白いレンゲだ。


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