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2010/04/08(木)
秋山の民間薬2
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先日集落の総会で隣に座ったマモルさんは屋敷地区で数少ない猟師として山を歩いている。総会の後の懇親会で聞いてみた。秋山で使われる民間薬には熊の胆やキノコ、薬草の他にどんなものがあるのかと。マモルさんは自分の指を出して「昔、電動カンナで指の先を落としたことがあった。そのときマムシの皮を指に巻いて熊の脂付けてこの通りに指が治った」と話した。その後テレビを見ていると、体にある幹細胞が事故で切り落とした指を再生させることが出来、その幹細胞に注目が集まっているという。イモリやトカゲが尻尾を再生させることと同じことだということらしい。 マモルさんはマムシの皮を剥いで何時も持ち歩くという。切傷などにそれを切って張ると熊の脂などと相まって傷に効果があるのではないかと話した。もちろん私もマモルさんも幹細胞の効果は知らなかったことだけれど何かマムシの皮の効果があるように思えた。マムシの効果と幹細胞が相まって指を再生させたのではないか。マムシ酒はこの辺りでは万能の外傷薬である。必要に応じて昔からの病人がこういった薬の処方を広げて行ったのだろう。ただマムシ酒は生臭くて困る。そんなときは栃の実を焼酎に浸けたものをタンコブや突き指に利用している。これも効くよと福一さんに言われたことがある。 今日は残りの雪囲いを片付けただけで寝ていた。一日だるかった。 名言 人を育てる=自信を育てる。 野村克也
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