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2010/04/05(月)
まだ間に合う桜旅行案内つづき
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魚島では泊まる所も食事をする所も無いという。私は前夜朝と昼用におにぎりを7つ買って船に乗った。観光センターもあるようだが今は閉ざされているようだ。夏になるまではおにぎりが必要らしい。さて13:10に出る土生行きの船に乗り、弓削で尾道行きの船の接続を受けて14:47に尾道に着くことができる。山陽本線にうまく乗れれば広島へもまた鞆の浦や倉敷、備中高梁にも行くことが出来る。ただ帰りの切符が2枚しかなければ尾道を15:00にでて姫路18:12発、米原、大垣でふたたび快速夜行に乗って東京に着ける。少し窮屈だけど一泊二日の旅は上々ではないだろうか。18切符が3・4枚あれば、もう少し足を伸ばしてより面白い旅ができるだろう。桜も姫路や尾道での咲き方を見て三次や津山を回ってもいいだろう。ただ備中高梁は町も狭く観光客が多いようで私は避ける。この町を見るならばフーテンの寅の36作?を見たほうがいい。 ひとりで行く旅行は小さいかばんに少ない荷物を持ってぶらりと行くのであるが、ただぶらりではなくちゃんと予定が頭に入っているのだ。それから分からないことはよく聞いて理解することが無駄な時間をなくすことになる。誰とでも話す、感謝する。よく見ることが一人旅の楽しみなのだ。出来れば事前に見たい名所旧跡の下調べを進める。例えば尾道の千光寺なら真言宗の古刹で本尊は十一面観音で、千光寺山の中腹にあり海、山の眺望がよい。開祖は不明だが多田満仲の再興と言われ巨岩や文人の旧宅が近くにある。それだけでもずいぶんと面白く旅できるだろう。若い人は結局30年もすれば忘れてしまうものだとしても何かが残るはずだ。 で、15:00に尾道から福山に出て鞆の浦に一泊すれば18切符は使わなくても少しの運賃で済むし翌日姫路を12:38発に乗ればその日のうちに東京に着ける。こんな感じで寸時を惜しんで歩くことは自信にもなり、浩然の気を養うということにもなる。寺山修司ではないが「書を捨てよ、旅に出よ」である。
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