|
2010/04/04(日)
まだ間に合う桜旅行案内
|
|
|
何処の桜が見たいのか、どんな状況の桜が好きかそれは人それぞれなのだが、今回私が見たちょっと早すぎた桜の名所を案内してみよう。「瀬戸内に浮ぶ魚島から見た桜と海と空」がテーマだ。ちょっと想像してみてください。いいでしょう。まだ間に合います。 今年の桜は咲きだして直ぐに寒波と言うか気温が下がったので一週間経っても桜はつぼみのままだった。気の早い桜もそりゃあったが、いいとこ3分咲きというとこだった。(3月31日) この4月10日まで使える青春18切符なるものはもうJRでは買えないから、大黒屋などのチケットを扱う店で探してみることから始めよう。一日2200円で何処までも乗り放題の切符である。少なくとも二日分の切符を用意しなくては貧乏旅行の玄関には立てません。疲れることを嫌う貴方はテレビの前で旅行番組をご覧下さい。 さて東京から旅に出るとすると23:10発大垣行きの快速夜行に乗るのですがこの列車は全車指定です。18切符は深夜0:00から24時間が一日ですので、この列車の場合は小田原までは普通乗車券が必要になります。列車が5:55に大垣に着けば姫路行きに乗り換え更に米原で新快速に乗り換えれば10:05には姫路に着けるだろう。まだ時間もあるから城を見にいくか、竜野の旧市街を見るかしてから尾道に一泊するとよい。尾道にはホテルや旅館もあるが観光客の多いとこなので駅前旅館の「佐藤」「大正苑」といったところは観光客も少ないだろうし素泊まり4000円である。こういったところで「おばちゃん、ビール、それにね、なんかツマミある」と浴衣をだらしなく着て甘えるのも一興だ。翌朝は早く起きなければならない。貧乏旅行は早起きと体力が見方なのだから。尾道港を6:55発の弓削行きの船に乗って終点弓削まで行くと、土生を8:00に出る魚島行きの船に乗れる。9:00には魚島に着く。魚島は愛媛県北東部、瀬戸内海の真ん中に浮ぶ石英片岩などからなる小島で古くは沖ノ島と呼ばれ備後灘と燧灘の境にある。はまち、のり、赤貝の養殖。水が少なく田は無い。島ではみかんや除虫菊、さつまいもを栽培するようだ。魚島はいい釣り場もあるようで漁師と交渉して渡船も頼めるという。今回は島の右がわ大木からゆっくり歩いていく道すがら植えられた桜を見ることが出来るだろう。瀬戸内の風は強くこの辺りの桜は少し遅いといわれた。帰りの船は13:10土生行きに乗って弓削でふたたび尾道行きの接続する。それまでの4時間はちょうどいい時間だろう。 (つづく)
|
|
|
|