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2010/04/03(土)
帰郷、歓迎の雪降る
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旅から帰って、一夜明けると少し風邪の具合がよくなっているように感じた。咳もだいぶ良くなった。それではと洗濯をして干してトイレの水を復活させていると雪が降ってきた。何だか5日の不在をなじるような雪だった。それでも世界は桜だ団子だと騒いでいるというのに、この時期降る雪は貴重なものだ、と無理に思う。世の中にはひねくれ者もいるのだからこの雪を売り物にすれば栄村も名が知れるのにとも思った。しかしこの雪はひっそりと名残の雪として住民がながめていた方いいのだろう。私のような独りよがりの旅行者がやって来て「雪はいつ降りますか」と聞かれても答えに窮してしまう。桜も雪もそこに住んでいる者だけがいちばんいい時を見るべきだ。 今ニュースで尾道の千光寺の桜を映し出していた。聞かれた客がきれいだが満開ではないようだと言っている。つまり瀬戸内の桜はこれからの一週間がいいのだろう。今回の思い出桜旅行をなぞって歩いてみたらいい桜が見れるはずだ。ひとつがんばって紀行文を「旅と山登りと買出しと」に書いてみよう。私は再来週辺りにこっそり高田のサクラを見に行こうと考えている。 名文 屁をしても ひとり 尾崎放哉
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