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2010/03/19(金)
秋山の民間薬
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50年近く雪の中を猟をして歩いた武雄さんは3年ほど前に銃を置いて狩猟をやめたがその武雄さんに聞くとクマは熊の胆だけでなく熊脂をあかぎれの薬として使ったり骨は骨で煎じるとリュウマチ、神経痛にも使ったという。今でこそ薬効の科学的な証明は難しくいちがいに何に効くとは云えないがこの地方の人たちはクマのお陰でずいぶんと助かったものだと話してくれた。 薬と使われたのは熊だけでなく動物ではウサギやテンの胆を熊の胆と同じように作って飲んだりマムシ酒も利用した。私もマムシ酒は持っているが突き指をして親指がひどく腫れたことがあった。コップにそれを注いで指を浸けていると痛みはきれいに取れたことがあった。ただ痛みがなくなると放って置いたもので、指が曲がらず医者に怒られたことがあった。急場の治療とその後の病院での対処が大切だと感じた。 またキノコも薬として使ったという。ナメコやカタハ、コウタケ、シシタケ、シイタケなどは煎じたり焼いたりして食べたという。人によっては解熱や食あたり、ガンに効くという。真偽は分からないがここにいると差も有りなんと感じることもある。ガンといえばサルノコシカケを煎じるといいというのは誰でも知っていることだろう。ただこの辺りのサルノコシカケにしても生える樹木によって効果は違うと聞いた。またマムシに噛まれた時はワラビの根を潰して液を出し傷口に塗るという。猟師だった武雄さんだけになるほどと記憶に残った。 名言 人生とは 移り変わり、働き 成長すること。 べネシア
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