来るなら来てみろ もっきりや
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2010年2月
前の月 次の月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            
最新の絵日記ダイジェスト
2013/08/09 予定の作業をこなす
2013/08/08 最後の焼畑のころ
2013/08/07 他人の力で生きてゆく
2013/08/05 貧すりゃ鈍する
2013/08/04 僕はツールド栄村でいいと思う

直接移動: 20138 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200811 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200711 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200611 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200411 10 月 

2010/02/15(月) 雪の中でおじさんぽくなってゆく犬
 頭が痛いとか気持が悪いということはないのだが過ぎた御酒は確かだと思う。少しトイレに行く頻度が増えた。それに友人がくれたメールを読んでいたらここに居ることの意味のないこと気がついてしまった。ナンヤカンヤ意味をくっつけて誤魔化している化けの皮がポロッと剥げたような気がした。しかし剥げようがカツラを被ろうがちょっとした気持の振れでいちいち何所かへ行くほど若くはないから予定通りここにいるのだ。ついでに確定申告を作り上げて投函するだけまでにした。面倒だが書き終えればそれでいいのだから。
 終えてゴミ捨てや湯を借りに出たけれど和山温泉は不在で切明温泉まで行って見た。去年の五月頃に捨てられていた「捨て丸」が小屋に繋がれて尻尾を振っていた。短毛のチビな犬は結局外に繋がれて何となく年を取ったような諦めたような表情での生活を受け入れているようだ。犬でもそうなのだから私もつまらない希望を持たないでここで二日酔いに耽溺していよう。
 名言
  好きに描いて 幸せに死ね       アーサー・ミラー
 

2010/02/14(日) 暖かかった
 外気は津南町で昼に9℃だった。風もなく日が差していると春の中にいるようだった。きょう別宅から帰ってチャーシュウ麺を食べて帰ってきた。まだ2時だったので池の周りの雪を放り込んでからHDDのダビングをするのだが何せ難しい。厚い説明書の読み方が分からない。だんだんイラついてきょうは止めにした。明日は確定申告の清書をして提出してしまおう。昨日と言い今日といいなんだかとても疲れたように感じた。早く寝てしまおう。
 名言
  誰もがフィンチのようになりたいと思う
            ウーピー・ゴールドバーグ 「アラバマ物語」に

2010/02/13(土) 援軍の積りが、お客になった
 新潟の別宅。この冬のはじめての除雪に援軍に向かった。十日町の雪は差ほどでもないようだったが旧松之山町は多いように感じた。別宅は少し海に近いせいかこの頃の気温のせいか考えていたほどではなかった。自然落下の屋根と落ちた雪の間は1.6mほど透いていたし物置の上だけの除雪はあっという間に終わった。
 夜はやはり酒で何時もひとりの私は人に酔ってしまった。わーっと騒いで、その後大いびきをかいて寝てしまった。駄目になったと感じた。
 名言
  結婚は金だと思ったら、真鋳だった。真鋳を金にするんだよ。それが夫婦なんだよ。
                    「彼岸花」小津安二郎

2010/02/12(金) ネコも死んだし、ネズミも死んだ
 家の外周を周回できるようにした。半日かかってしまった。こうなれば道の壁にロウソクを灯して幻想的に遊んでみるか。
 今日はスノーダンプで100回以上家裏から引っ張り出したのだけれど2kほど雪を押したくった勘定になる。春になれば消えてしまうものに苦労をさせられる。雪は止むこともなく続いた。
 ネコがいなくなってこの家にはいろんな音が激しく聞こえてくることがある。先夜は二階の屋根裏でドタドタとビックリするような騒がしさで寝入りばなを起こされた。その大きな音に血圧が上がる思いがした。よく聞いてみると明らかに小動物で縦横無尽に天井裏を駆け回っていた。きっとムササビかモモンガ、はたまたテンといったところだろう。ネズミでも追いかけているようだった。ただどこから入るのだろうかと考えている内に安心して寝てしまった。朝にはそんな動物の音はしない。夜だけで夜行性の小動物もこの雪原では餌を見つけられないのだろう。冬は動物も人間も大変なのだ。
 先日ネズミ捕りのトンネルにネズミが掛かった。逃がしてやろうかとも思ったのだがタミコの手前そうもせず、そのうち静かになった。かわいいネズミで都会のそれとは種族が違うようだ。このネズミを殺したのは私です。
 名言
  苦痛は 死よりも辛い      「ハリーとトント」

2010/02/11(木) なつかしい声を聞いた
 台所の暗さを解消すべく、先日下ろした雪の片付けをやろう思っていた。税金の最終書き込みは先に延ばして仕事にかかった。と言ったっていつもの伝でそう早くからやるわけではなく、昼近くから始めるのだから終わるのが遅くなるのは必定で苦にもならない。台所の裏に行き着くまでがなかなか大変で玄関から谷側の除雪をしながらぐるっと回るのだから行き着くまでに疲れてしまう。暗くなる頃に台所は明るくなったが、家の周回を掘り切るには一日はかかるだろう。月夜の晩に物思いに沈んだ顔で家の周りを歩くのはいい感じなのだ。
 昨夜は懐かしい知り合いから電話があった。もう何十年振りだろうか、受話器の向こうで少しも変わらない声で快活に話す声を聞いているとまだ20代前半の自分に戻るように感じてしまった。声にはそんな力があるようだ。彼の口から親しかった人の訃報や後輩の有為転変、若い頃好きだった女性の近況を聞いた。40年の間には人は色んな足跡を残して今日まで来たのだと思った。「青葉繁れる 桜井の〜…」と声を出して唄いながら雪を片付けた。外を見るとまた降り出して来た。
 名言
  年を取ると 恐れはうすらぐ   「マジソン郡の橋」

2010/02/10(水) 仕事に出た
 雪道の歩き難いのには参った。きのうカンジキを付けずに歩いてボコボコにしてしまった道が凍ってカンジキが納まらず結局新たに道を付けながら仕事に出た。仕事は施設の除雪だが今回で4度目だという。やはり今年は雪が多いようだ。それでもきのう津南を走って見た積雪より秋山郷の雪の量は少ない。確かに少ないと感じる。チョボチョボ降ってどかっと降って、チョボチョボ降ってどかっと積もる今年の雪は、量は多いのだけれど沈んで(溶けて)行くのも早いようだ。気温が決定的に下がったのは6日の−10℃が最高できのうきょうは雨が降っている。気温は0℃。ここでは例年より少し寒いという人もいるけれど私は暖冬だと感じる。
 ここ秋山でも奥の和山、切明の天気は新潟や長野の予報というよりか、どちらかというと群馬北部、水上に近いように感じる。ここから直線で10km行くともう草津なのだから。私は友達にそう言っている。写真のイヌは「チビ」と言って、組頭の大事なパートナーだ。何時も弁当のおかずを分けてやる。
 名言
  未覚池塘春草夢 (いまだ覚めず池塘春草の夢)  朱熹
  「少年易老学難成 一寸光陰不可軽 未覚池塘春草夢 階前梧葉已秋声 朱熹より」

2010/02/08(月) 屋根に上がった。
 朝はスパーボウルだと賑やかだった。これといって興味はないけれど屋根に上がるのが嫌だからグズグズと煎餅かじりながら見ていた。解説をする男の声が大橋巨泉に似てると思っていた。巨泉が活躍していた頃は良かったなーとムカシを懐かしんだ。都はるみの「ムカシ」もついでに思い出して気持が行ったり来たりしていた。
 この辺の人たちは何の解説も説明もしないで屋根に上がるが、誰だって好き好んで上がる人はいない。いつかやらなければならないから上がるので誰も他人を頼むことなく自分の仕事だと思っている。元気な人は80才を越えても上がるのだ。でもきっと聞いてみると「嫌だ」というに決まっている。
 私は大嫌いなのだ。もう落ちたって死ぬことはないだろうけれども足場の不安定な高いところで重い雪なんか構いたくはないのだ。終えて下りても達成感なんかなくて「あ〜良かった、落ちないで」と胸をなでおろすのだ。今年はこれで3回目、屋根に上がったのは6回目ということになる。どうか大雪は降らないようにと手を合わせた。
 名言
  姿勢は単なる型ではなく”生きる型”です。
               藤田一照 総持寺

2010/02/07(日) 重い雪だった
 どうにか嵐は過ぎた。雪は3時頃まで降っていたが昼から玄関前を除雪した。重い雪であった。昨日はふわふわだったけれど風にいたぶられたのかしっかりしていた。明日は屋根に上がってみようか。3時間もあれば終わるだろう。
 きのうの吹雪は山側から谷に向かって激しく吹いたようだ。谷川の屋根の雪が多く見える。索道を掘り起こしに向かった。左岸の索道小屋は吹き込む雪に埋まっていた。右岸も大変の量だったが案全帯を使ってどうにか片付けた。猟師の歩き方で途中まで道を付けて帰って食事を取った後に湯から招待を受けて暗くなる中川を渡った。道さえついていれば心配することはない。ついでに郵便を出して、福一さんにDVDを届けてきた。融雪用の水と雪がガジガジになって道に車を出すのに苦労した。雪で後ろが見えないのだ。
 明日はまた屋根か。嫌になってしまうな。
 名言
  青葉繁れる桜井の 里の渡りの夕間暮れ 木のした影に駒止めて
  世の行く末をつくづくと 偲ぶ鎧の袖の柄に 散る葉涙かはた露か
              日本唱歌「湊川の戦」

2010/02/06(土) 史上最大の大嵐
 きょうはどこと比べても酷すぎる。図らずもきのうは呑気に他の世界を眺めていましたが、今朝の積雪は80cmを越え玄関前の除雪をしていると樹間を吹き抜ける風がゴーと音を立てている。それなんだけれど3時を過ぎる頃から風が勢いを増し、雪は激しさを加え地吹雪となってこの家を取り巻いている。ガラスは吹き付ける風で凍りつき何も見えなくなった。私は家中のありったけのストーブをつけて久しぶりの機甲化師団を引き連れたジェネラル級の冬将軍に対抗するのだが、寛兵衛の云うように「守るは攻むるより難しいからのー」と頭を抱えている。ここに来て最大級の嵐で明日の私を思うのだが、冷たい中で3・4時間のあとに迎える最期はどうも歓迎しない。きのう回った人たちはどうしているのかと心配しても、むしろ向こうの人たちのほうが私を心配しているのだろう。守備隊はいまだ健在と発信しておこう。タミコがいれば心強いのだけれど。
 自分のことだけ思って相手つまり新潟の都市部の状態を気にもしていなかった私は今日ここに「李下に冠を正さず」の伝で泣いています。朝青龍や小沢一郎やトヨタのようにあんまり調子に乗っていると叩かれるのが世の中のようです。私も震えながら反省しようーっと。
 名言
  人は毎日死ぬ 床掃除をしたり 皿洗いをしてね そして人生を悔いながら最期を迎える
  マギーに悔いはない 彼女が最期に思うのは”いい人生だった”と
  俺もそれなら満足だ
                 「ミリオンダラー・ベイビー」
  

2010/02/05(金) 新潟と比べればいいほうだ
 さむいのなんのってみんな震えています。大家の信一さんは起きたからってまたコタツで寝るのが仕事だとキヤさんと笑います。一日気温はマイナスのままで確かに同感であります。もっとも東京も寒いようで今は思いっきりストーブを焚いています。
 源泉票や区費の支払いなんかで出歩いたのですが雪は降っていず、お茶を飲んで回りました。和山に帰って福一先生のところで郵便を貰ってまたお茶です。先生は軽トラックを新車にするといいました。まだ3年ほどの車を買い換える、その方が結局安上がりだといいます。この時期あえて内需に貢献する先生はえらいと思いました。みんな縮こまっている時におおらかに経済を活性化させるのはみんなの見本になることだなーと褒めました。ただ新しいものが好きな性格もあるようですが、やはり僕らの福一さんの面目躍如というところです。トヨタもこういった客を大事にすれば変なイチャモンを付けられずにいられるものを。
 昼に久しぶりに湯に入って帰って来ました。湯の「バン」は女房の「アサ」子の「チュウ」にかじられて血を流したというし犬も雪と寒さに苛立っているようです。
 結局確定申告はまだ書類が揃わないので完了とはいきませんが大体の納税額が見えました。今年は医療費やら何やかやで控除項目に腐心しています。福一さんのように年金貰うようになったら子育てに忙しい世代に代わってお金を使ってやらなくてはいけないのですがまだ私の年金は少なすぎます。悪しからず。 
 名言 
  難しいもんだよね子供を育てるということは。まァ〜結局子供には負けるよ。そうだね。
  やァ〜お互いに年を取ったんだよね。クラス会で子供の話をするようになったんだものネエ〜
              「彼岸花」小津安二郎

2月絵日記の続き


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.