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2010/02/11(木)
なつかしい声を聞いた
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台所の暗さを解消すべく、先日下ろした雪の片付けをやろう思っていた。税金の最終書き込みは先に延ばして仕事にかかった。と言ったっていつもの伝でそう早くからやるわけではなく、昼近くから始めるのだから終わるのが遅くなるのは必定で苦にもならない。台所の裏に行き着くまでがなかなか大変で玄関から谷側の除雪をしながらぐるっと回るのだから行き着くまでに疲れてしまう。暗くなる頃に台所は明るくなったが、家の周回を掘り切るには一日はかかるだろう。月夜の晩に物思いに沈んだ顔で家の周りを歩くのはいい感じなのだ。 昨夜は懐かしい知り合いから電話があった。もう何十年振りだろうか、受話器の向こうで少しも変わらない声で快活に話す声を聞いているとまだ20代前半の自分に戻るように感じてしまった。声にはそんな力があるようだ。彼の口から親しかった人の訃報や後輩の有為転変、若い頃好きだった女性の近況を聞いた。40年の間には人は色んな足跡を残して今日まで来たのだと思った。「青葉繁れる 桜井の〜…」と声を出して唄いながら雪を片付けた。外を見るとまた降り出して来た。 名言 年を取ると 恐れはうすらぐ 「マジソン郡の橋」
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