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2010/02/01(月)
貧乏性の妄想
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くもり、気温−1℃。日が暮れて細い糸のような雪が降り出した。気の重い降り方に肩をすくめた。 一日やらなければならない仕事はなく、漠然と寝起きする。こんな風にしていてはいけないから明日から税金をやろう。それでも昼から池の周りの雪を片付けた。貧乏性である。 こんな時は少し気持が沈んでいろんなことを考える。 オレはまだ旅をしているのだろうか。ここに15年も住んでいて、いつもどこかを見つめている。帰る処はここだろうか。ここがホームと信じ込もうとするのだけれど、どうもここではないような気もする。ホームとはどこでもいいのかも知らないけれど、むしろ行った先が故郷であっても。例えば雪の名寄、遠軽の駅。列車の中、汽笛、海峡を渡る船。国東の寺の前。心細い思いで立ったパリ、ベルリン、リスボン。行った先が帰る処なのかもしれない。本のなかだったり映画の一シーンだったり生きて来た全てが帰る処、OLD HOMEのようにこんな夜は思っている。 名言 昔の夢は”よい夢” かなわなかったがよい思い出 「マジソン郡の橋」
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