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2010/12/21(火)
月に叢雲
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昨日の月はまん丸できれいなものだった。月にむら雲といった躍動を見ていた。気温はその夜から今夜までマイナスになることもなく雪はずい分と融けた。 津南で友人宅のTVの設置をして帰ってくる。道に雪は和山までなく津南町などは湘南の海沿いの町のように空っ風が吹いているだけだった。雪がないというので友人達はシメシメとばかりに出来ない仕事をしているようである。その辺は僕と違うのだが、津南の人も眉をしかめるという秋山郷でウロチョロしている僕としてはそんなに勤勉である必要はない。降り始めると止まらない空を見ながら「冬の夢」を見ていたいと思っている。 ひとしきり山を揺るがした強い風が止んだと思ったら今度は雨が降りだした。気温はなんと5℃。南風である。この分だと「冬の夢」を見るまでに年をとってしまいそうだ。 町へ出るとお金が掛かっていけない。年寄りのクリスマスには熱燗があればいいが、正月はお雑煮だけでいいだろうと今年は山を下りないと決めた。もしかしたら下駄を履いてお正月を過ごせるかもしれないな。 名言 いくら鍋の中をかき回しても、いれたものしか出てこない。 イタリア 俚諺 三島のS氏より
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