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2010/11/08(月)
花咲き村NPO
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渋沢に遠征してから萱刈りの応援に来ているNPO「花咲き村」の方達に天然キノコ鍋を作っていた。風呂に入っていると応援を終えた元気な方がどんどんと入って来た。何といっても元気なのだ。 萱刈りはこの辺りでもめっきり少なくなった萱屋根の萱をこの時期に刈り集め、来る萱屋根の葺き替えに備える大事な作業だ。昔は結いという仕組みで村人が助け合ったが今はそんな助け合いはなくなってしまった。だから萱屋根の家は必死で萱を集めるしかない。ただこの時期は僕もそうだが収穫の時期や冬の準備の頃でなかなか萱を集めるのが大変な作業となる。そんな時この「花咲き村」の面々は6年も毎年通って応援をしてくれている。75歳位の方から50代まで11人の補充部隊は薬やシップを張りながら手伝ってくれる。ありがたい存在だ。津南の高波さんが彼らの面倒を見ているのだがそれもまた大変で食事の準備や手打ちそばを作って彼らを支える。おまけに尺八で座を盛り上げて大活躍なのである。人を受け入れることは何といっても大忙しで彼は酒も飲まず夜の10時に明日の天気が気にいらないというのでそれから帰って1町歩のそば畑を電気をつけて刈るのだ。いい出来のそばで雪に埋めたくないという。彼の体の使い方にはとても追いつけないがそんな仕事の仕方に何ともいえない大きさを感じる、それを事も無げにやり遂げる彼の人間性には頭が下がりっぱなしだ。そうなれば僕ももっきりやの総力を上げて協力する。それでいいのだ。
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