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2010/10/01(金)
自分が恥ずかしいくらい元気になった ??
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実は今朝4時ごろ目が覚めてさてどうしたものかと思い悩んでいた。昨日の雨が道を濡らし滑り易くなっている。そこに入ってくる4tのミキサー車は安全に下りてくるのだろうかと。その一点だけが気がかりだった。起きて外を見ると道は朝露に濡れている。腕を組んで悩んでしまった。そのうちに霧が晴れて日差しが出て来た頃急いで道を確認をしに出た。どうにかしっかりしているようで決行することにした。生コンのプラントはこのところ多忙なのだが車を僕のところに割いてくれた。 二人の助っ人が来ると同時に生コンが入って来た。1.5立米。計4.5立米のコンクリートを打ち半ばで終わっていた工事が終了した。身体が震えるような開放感があった。ミキサー車を運転してくれた方の技術や知恵と工夫を持つ友人に頭を下げるばかりだ。もちろん僕も鏝を持って頑張ったのだからそれなりに褒めてやろう。 コンクリート打設中に何と大家の信一さんが「大工事だこと」と現れたのには驚いた。元気にリュックを背負ってナメコを見に歩いていった。信一さんは90歳で帝国陸軍伍長、中支で敗戦を迎えた。戦後はここで一家族で暮らした頑張り屋だった。若い頃苦労した分元気に長生きできるのだろう。人間の苦労は総量でみんな同じに決まっているのだとしたらまだまだ元気だ。 大仕事が終わって湯からお呼びが掛かる。行ってみるとレーザーカラオケを出してきてセットを終え、ひとつ唄ってみろと誘われた。こうなれば現金なもので僕は「小樽運河」「女の海峡」お上さんは「目ン無い千鳥」旦那さんは「北の旅人」と歌い上げてバンザイ三唱で帰ってきた。昨日までウンウンとそればかり気にしていた自分はどこかに去って、お調子者の僕だけがそこにいた。でも嬉しいのである。小さくバンザイ!
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