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2010/10/31(日)
Vielen Dank
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掃除を終えて薪の玉切にかかった。それを終えて日が落ちた。嬉しかった。3日の文化の日に割って積んでおこう。そうそう、タイヤの交換もやっていた方がいいだろう。 最後になって少しあせってチェーンソーで石を切ってしまった。暗くなり始めた中で赤い火花が上がってしまった。予備の歯を買うかと考えているがお金が飛んでいくのが分かる。でも僕の不注意だ。 今日は今年最後になるだろうお客さんが来てくれた。やることはやったしいい酒も飲んだしドイツの娘さんも来ていたからというのではないが落語はやるし唄は歌うしでお客さんは迷惑だったかもしれないが僕は楽しんだ。天然ナメコの鍋とカタハの付け、津南ポークのソテー。これで3000円は安いと褒められたけれどこんなものだろう。みんなが楽しければいいのだ。 ところで僕はドイツ文学科にいたことがある。ちょうど全学無期限ストの最中で初めてのドイツ語のテストは0点だった。僕の中で0点というのは後にも先にもこのときだけだ。教授は新潟大学を退官した石井教授だったが悪いことをしたと今でも反省しているのだ。そんな僕も60を過ぎて若いドイツ娘の前で落語なんかやるのだが、あの0点の記憶がこんな時によみがえるのだ。ドイツをふらふら歩いたとき、まだ東西ベルリンがあったころチャリーポイントを通って夜の真っ暗な東ベルリンから西の輝くベルリンを見たことがあった。そこに立つ若いドイツ青年が西に行きたいと話したことを思い出した。深夜西に帰ってゲストハウスで暖かいソーセージをとドイツ語で話したのだが通じなくて冷えたサーモン缶詰のサラダを食べたっけ。 「Das Rakugo hat mir sehr gefallen」ドイツの娘さんはこう書き残してくれた。Virlen HerzLichen Dank
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