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2010/01/29(金) 仕事をこなす
 9時に起きるなんて書くとみんなに怒られるかな。でも降っていなければ何も早起きして燃料を使うこともないだろう。こんな日が此処の暮らしの贅沢というものだ。誰でもいいからここで暮らしたいと思う人は名乗りをあげてみればいいことを教えてあげるのだがナー。
 池の周りの雪を放り込んで、裏の池を突いてから索道のワイヤーを掘り出した。雪で圧されたワイヤーはビュンビュンと音たてて復帰した。これからはこの状態を積もった分だけ掘って維持してゆけばいいということだ。
 湯は外出中なので福一さんと切明まで湯に行った。久しぶりに「捨て丸」に逢えた。今日の捨て丸は外に繋がれたいて玄関内のストーブの側にはいなかった。少し太った支配人はタミコの代わりにこの猫どうかと世話した。此の猫は雪の中を飛び跳ねている茶サバの血つながりの子供らしく床下で鳴き叫んでいるのを困って引っ張り出したようで、比べるとまだまだこれからの猫でしかない。もちろん世話をするわけには行かない。私は20年も生きないから。でもこの不倫から生まれた「倫子」は首輪なんかして切明の宿の看板娘?になりそうだ。
 福一さんのところでビールを飲んで、車を置いて歩いて帰ってきた。いい気持だったが二度ほど斜面で転んだ。車に乗っていた方が安全だなと感じた。
 今日は筑波のW氏が教えてくれためずらしい文章を
  夏目漱石がかわいがっていた黒猫(名前はないが 描いている)が亡くなった際、墓標をたてた。表に、「猫の墓」と書き 
 裏に「此の下に稲妻起る宵あらん」と認める。
 東京朝日新聞 明治42年1月25日、26日に掲載された「永日小品 猫の墓」より抜粋
「…眼附も少し変わって来た。始めは近い視線に、遠くのものが映る如く、悄然たるうちに、どこか落付が有ったが、それが次第に怪しく動いて来た。けれども眼の色は段々沈んで行く。日が落ちて微かな稲妻があらわれる様な気がした。…」
全文は「webM旅 2007年11月号 東京の文学 夏目漱石 永日小品 猫の墓」で読めます。


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