もっきりや


来るなら来てみろ　もっきりや

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2009年9月

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最新の絵日記ダイジェスト

2013/08/09		予定の作業をこなす
2013/08/08		最後の焼畑のころ
2013/08/07		他人の力で生きてゆく
2013/08/05		貧すりゃ鈍する
2013/08/04		僕はツールド栄村でいいと思う

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	2009/09/19(土) 高速料金所では

　１２日に帰ってきたときだけれど関越湯沢から大泉までは軽自動車で３７００円の利用料がかかる。それはしょうがないのだが当日土曜日で料金は１０００円という設定が為されていた。もちろんETC搭載車のみで私の軽自動車は対象外だった。支払いのとき５０００円で釣り銭を貰ったとき担当のおばさんに１７００円じゃないの？と聞くと「１７００円てなんですか」「ETCでしょ」とイラつきながら再度聞くと「ETCって何ですか」と来た。何をかいわんやである「ウウウぐるぐるぐる」と唸ってそこを出たが、つまらないことを聞くこともあほらしいが、一切返答しないという日本高速公団のバイトおばあさん教育の大人っぽさに負けたと思った。
　今日は４時過ぎに中央高速に乗って圏央道から湯沢に回ったが、渋滞はなかった。９時まえにタミコともども帰還した。呑気なもっきりやで結婚式以降の東京でのどたばたで痛んだ身体を休めるとするか。
　今日の名言
　　墓場には人の声より禽（とり）の声　　　　　　阿川弘之

	2009/09/18(金) 散歩の途中

　犬も15年も生きるのは長生きだそうだ。この犬「ケン」も段差で転んだり、右足上げてオシッコをするうち足が落ちて自分の足にかけたり、目は白内障だしまるで人間だ。それでも犬も猫も関わりができれば灰になるまで付き合わなければなるまい。子犬だった頃、元気いっぱいでガンを飛ばしていたころ、めんどくさがって散歩にでたがらなくなった中年の頃、そして満足に歩けない今を見ていると「ゆっくり行け」と声をかける。

	2009/09/17(木) 自転車について

　タイヤを交換すると、チューブ込みで5000円といわれた。勿論一本である。自転車屋で待っているとMiyataの中古の自転車が8000円で売られていた。これといって磨き上げているわけではないけれど、片方が5000円こっちが8000円はちょっと考えてしまった。車体がモスグリーンで27吋、内装三段ギア自動点灯ライトの自転車が頭から放れなかった。たまたま会った友人に話すと自転車を探してるというのでそれは多摩川から荒川へ向かって走り去ったが、ひとつ気になったことがあった。後輪のタイヤが交換しなければならない感じだった。もう少しゆっくり確認すべきだった。タイヤだけなら3000円だから1000円は私の責任だろう。
　翌日ゴミ再生センターに行ってるとサドルに処理料金600円のカードが貼ってあった。なんだ自転車はこういうことだったのかと8000円を思って反省した。

	2009/09/15(火) 借りてきた猫

13日は結婚式、昨日は友人に会っていたけれど、タミコはこの3日間すっかり押し入れに入ったりうずくまったり、昔日のこの家の主の面影はなかった。ただじっと後ろ向きにいる姿がいやに健気だったが２日振りにした彼女の大便はことのほかとても臭かった。

	2009/09/14(月) 千住の祭り

　その日12日だが、関越を走って4時間て練馬を抜けた。郊外の街は土曜の人出で道は混雑していた。16時に千住に着かなければ用事が終わらい。さて15時に調布から１時間で千住まではちょっと厳しい。ただ新しい中央環状線で王子を抜けて扇橋に出ればと考えた。ちょっと飛ばした。一気に走ってどうにか16時には千住に着いていた。
　帰り日光街道脇にある神社がお祭りで中居町の半天を着た中年の若い衆がお囃子のなか雑談していた。東京の下町の祭だった。大きな神輿がでーんと置かれて大勢の活気がアウンでいえばアを表していた。

	2009/09/13(日) 津南のお祭り

　清津川にかかる橋を越えて左に上がると小さな社を右に見るだろう。このときはグリーンピアから直線に下ってきて偶然見つけたのだが、ちょうど雨よけにあったブルーシートの鮮やかさに車を止めたのだが歩いて見るともみじの青葉で支えたぶっちがいの日の丸が何ともこころをゆすぶった。よく見ると屋敷林の影に70年前の出征兵士を送る人の波が見え隠れするようだった。アウンでいえばウンで息を飲み込む静けさがあった。

	2009/09/12(土) 雨の中景色が変わった

　雨の音で目が覚めて、久しぶりの濡れた屋根を見た。きのうやっておいた片付けは成功だった。薪に覆いも付けたしスギの皮も濡れないようにシートをかけた。これは連休でもいいけれどチョット焚き火をかこんでビールでも飲もうかという、ひとり企画の焚き物にしようとするものである。めらめら燃える炎を見ながらボーッとするのはいいものだ。あんまり寒くならない内に一度やってみよう。
　でこれから東京へ出るのだけれどこの雨でタミコをつれて索道に乗るのが往生だ。きっと小赤沢のあたりで彼女は吐くだろうしだから朝は水とかつ節だけにしてみたのだけれどどんなものか。ゆっくり行こう、そうすれば少しはいいだろう。
　窓を開けて外を見るとコンクリートの道と池に落ちる雨の感じが以前よりずっと力強く見えた。お金は掛かるけれど自然の中で暮らすということはきれいごとばかりを言っていられないのだ。
　今日の名言
　　人間より金のほうがはるかに頼りになります。
　　頼りにならんのは人の心です。
　　　　　　　　　　　　　　尾崎紅葉

	2009/09/11(金) 冬構え

　お客さんを煩わせて、ストーブを設置しました。見慣れた感じでやはり薪ストーブは存在感があります。チョット畳みをこすってしまったけれどやってしまったことは仕方がない。例のスギを玄関に少し積んでいつでもストーブに火を入れることが出来ます。家の周りを片付けて部屋に入ってピーマンの醤油煮を作ってからどうにか夕食を食べるのです。明日から少し東京に出ます。歯の加工やら招待された結婚式に出たり、留守番だったりひさしぶりに都会生活を遊んできます。しかしお金が掛かるのがいけませんがとにかく遊ぶのだから仕方がないでしょう。さて東京に向かうズボンがありません。切れたひざにミシンを入れたものはあるのだけれどこのところ作業着しか買ってないしな～。結局長靴にあう作業ズボンとジャンパーでいいだろう。彼女に会いに行くわけでもないし。向こうで買うか普通のズボン。
　今日の名言
　　亭主なんて福袋と同じ　開けてみなけりゃ
　　　　　　　　　　　　　　　映画「狩人の夜」

	2009/09/10(木) 仕事がないので、薪積み

　昨日は私の都合で仕事を休んだが今日は会社の都合で仕事を休んだ。薪積み場を作って杉の薪は皮を剥がして（杉の皮は油煙を出す、煙突が詰まる）積んでゆく。何やかやで一日仕事になってしまった。これを終えて先日積んだ杉の上の方を積みなおせばあらかたの作業は終わりになる。後は秋用の杉を玄関に積んで11月に冬用の薪を積みなおせばいいのだ。終わったと思ってもこう考えてみるとまだまだ薪の仕事は残っているもんだ。でも一日半もあれば終わる。春に木を切って積んで置いたものを、夏に運んで玉切ってシートをかけていたものを今度は割って積んでと、年を取ったらもう出来ない仕事である。薪ストーブの暖かさはなんといっても冬の一番のご馳走だがそれを維持するのは大変な労働なのだ。これからは何人かが組んで共同でこの作業分担してゆかなければならないだろう。ストーブもどんな木でも燃やせる効率のよい密閉度の強いものに代えてゆかなければいけないだろう。こうやって住みよくして来たもっきりやも十年もしたら私も年老いて住めなくなるのは目に見えている。そうなったらここに住んでみたい、民宿的山小屋を経営したいあなたに只で進呈しよう。私は屋敷か和山の家を借りて住もうと思っている。このことは覚えておいてもらいたい。
　今日の名言
　　自分の心のなかには父や母や兄弟や教師や友人や年寄りやそれらのものがギッシリ住んでいる
　　それだけ他人の力で生きているのだ。　　　　柳田邦男

	2009/09/09(水) 節句、大周回

　保健所の講習が志賀の蓮池で行われる。午後の２時からだ。仕事も切れたし、ゴミも溜まったので灯油やら単管やら支払い方々津南に向かった。
　10時前　出発、仁成館経由津南10時50分支払、11時10分焼却場着20分出。11時15分ＪＡスタンド（レギュラー129円値上也）、コメリ11時30分着灯油120L単管6本、12時北越銀行12時10分南越後交通高速バス切符購入（田中真紀子、直樹選挙札）12時15分発。飯山ワークマン12時40分着夏用ズボン裾上付購入安物、ラーメンオオヤギ半チャンラーメン餃子付13時出、ベイシア買物13時20分出一路蓮池。途中仁成館車擦違、電話不通。蓮池索道基地着14時10分。遅刻詫、受講。終了16時20分。直行和山福一宅。入浴盗湯17時50分。
　チョット用事をするにも大騒ぎである。それでも予定がこなせれば上々吉である。気がつくと忘れ物の多さにドッと疲れた。
　志賀から秋山に向かう林道に7月の初めから8月の盆過ぎまでテントを張って暮らしていた人がいた。仕事の行き帰りに道端に伺えるテント生活者がとても気になっていた。男だけでなくその内子供と女も出入りして何者かと話した。今日帰り際にその場に立ってみた。沢筋に良い水が流れていて、テン場までの階段も作った跡があった。ここは国有林だから誰が何をしようと勝手だが道際というのはどうも気になる。山で恐いのは熊でもなんでもない人間ですから。来年も来るようで、シートに覆ったものを柴で隠していた。何だか幼虫の繭のようだった。来年は少し工夫をしてみたらいいだろう。僕らは国勢調査の用紙を持って訪ねてみよう。

9月絵日記の続き