来るなら来てみろ もっきりや
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最新の絵日記ダイジェスト
2013/08/09 予定の作業をこなす
2013/08/08 最後の焼畑のころ
2013/08/07 他人の力で生きてゆく
2013/08/05 貧すりゃ鈍する
2013/08/04 僕はツールド栄村でいいと思う

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2009/09/30(水) 温銭湯とは
 雨が降ってるせいか松之山温泉の日帰り施設は中高年で混んでいた。この辺りには沢山の温泉施設があってどこも入浴客で混みあっている。津南の竜神の湯、十日町のミオンなかざと、松之山には二つの施設がある。でもこういったお風呂は温泉というにはとても大切な何かが欠けているように私には感じられる。確かにハード面では温泉だけれども昔から続いている温泉のソフト面、情緒とか風情、人情や感動が一切ないのだ。私は密かに温銭湯と云っているのだが、食堂、ビール、昼寝の三つがそろっていれば完璧だ。東京の銀座の「寿湯」という銭湯は小さい古いお湯だが私は身体を洗うだけの温かい水道水の方がずっと人情、風情が溢れていると思っている。ことに勝鬨橋西詰のこの銭湯の立地を思えば情緒や感動を受けるのだ。またこのお湯は無くてはならないお風呂だとも思う。ただお客は少ないのだけれど。寿湯の行く末ははなはだ心もとないが地方の温泉施設はこれからもどんどん作られてゆくだろう。そして競争の嵐の中でどこも同じな発想で行われるイベントに飽きられて閑古鳥が鳴くようになると私は見ている。
 それに比べて地方の温泉に昔から続いている宿を訪ねてお湯をいただいたほうがどんなにか楽しいだろうに。
 そんなことを考えながら寝入ってしまったようだ。隣に寝ているおじいさんのいびきで目が覚めた。東京のビールショップの柔らかい泡が立ったジョッキの夢を見ていた。
 今日の名言
  忘れようとしても思い出せない   天才バガボンのパパ

2009/09/29(火) 雨が味方
 ゴミを捨てて帰ってきた。今日は仕事が休みだったからそのままテレビの前でジッとしていた。寒いのでストーブを小さく点けて、セーター着てボンヤリと一日を過ごした。外は雨が降っていて作業は出来ないし朝に作った弁当を食べたりお茶を飲んだりせんべをかじって口の中を噛まない練習をしていた。テレビで歯列矯正の娘さんが映し出されていたが彼女は口の中を噛まないのだろうかと疑問に思った。絶対はじめはみんな痛い思いをしているのだろう。そうに決まっている。
 いつだったかお客さんとお酒の飲み方で話していたことがあった。この頃私は週に二日はお酒を飲まないのだがどうもそれは自分の健康や医者に言われたからという少し姑息な禁酒になっていると感じているのだ。お酒やタバコは別に身体に悪いわけではなく時には薬以上の効用があると思っている。ただだらしなく酒やタバコに振り回されるのは大人として情け無いと思う。お客さんは吉田健一さんの話をしてくれた。彼は週に5日は酒を飲まず、残った2日はしっかりとお酒を飲むという。それを聞いたときこれだと思った。もっきりやではお客と飲むことが多いから私の場合はひとりの時は飲まないようにするか。しかし、ひとりでスコッチのシングルを舐めるというのは薬なんだがな〜
 今日の名言
  危険が人生に味をつける リスクを恐れてはいけない
              「世界最速のインデアン」

2009/09/27(日) お客さんを残して八丁掘
 従兄弟が亡くなって三回忌を八丁掘のお寺でやる日なのだ。お客さんを残してひとり湯沢に向かった。練馬から有楽町線、飯田橋で東西線に乗り継いで茅場町に出たのだが日曜のだだっ広い日本橋で何処へ行ったらいいのか分からなくなってしまった。お寺がこんなとこにあるというのもめずらしいが何度も行っているお寺が分からないくらい街が変わっているということなのだろう。田舎は変わらないのに。
 日本橋は静かなものだったがお墓は浅草なので外国からの観光客やらおのぼりさんで溢れていた。何だか人力車がうるさいくらい動いていてどうも目障りだった。今度、力車を雇って東京駅まで走らせるか。狭い浅草を何にも知らない若い連中を乗せてチャラチャラ走るのは本来の人力車を馬鹿にするものだ。浅草はこれで復活するのだろうが東京人の繁華街としてあった浅草が観光地としての浅草に取って代わってゆくようだ。観光客は公害のひとつなんだがなー。ことに土日は避けるべきだろう。でも「前川」のうなぎはなんと美味かったことか。どうも自分中心過ぎるよだが堪忍してください。
 今日の名言
  身死して財残ることは智者のせざる処なり
            吉田兼好「徒然草」

2009/09/26(土) 寝たり起きたり草刈ったり
 お客さんが来る前に畑の草刈をしようと思っていた。水場にも上がってみなければならない。やり出せば2時間で終わるのだけれどグズグズと時間ばかり過ぎていった。何だか面倒でボーットしていた。
 4時になつかしいお客さんが来てくれるというのでどうにも2時に水場に上がって通水の確認をして、畑の草を刈っていた。今年は結局畑は雑草にの天下になってしまった。少し植えた枝豆は草の中に沈んでみっともない姿になってしまった。草は繁茂して刈るというよりなぎ倒すようだ。言い訳だけれどひとりで何でもやることは出来ないと諦めた。畑に種をまいて収穫はスーパーでするのもひとつの方法なのだ。と考えた。それでもいいと負けを認めた。
 3年ぶりに来てくれた気のいいお客は快活な笑顔で元気をくれた。同い年はいいな〜とこんな時に思う。
 今日の名言
  誰の友にもなろうとする人間は誰の友人でもない。   
               ブィルヘルム・ブフェッフェル

2009/09/25(金) カメムシ現る
 「これで寒い日でも来れば、今年の紅葉はきれいになるぞ。天気が続いてるからな。それに今年は早いぞ」この辺りの住人達も日々変化を見せる山の姿を気にしているようだ。こうなるとキノコやブドウなど生り物も採れだす。
 仕事が半日で終わって帰ってみると大工さんが来ていて景気の悪さなどを話しながらおはぎをご馳走になった。ふたりでモトハシを探しながら水場を見て回って、来年少し先の沢からどうして水を引くかを考えた。来年の工事のひとつになった。モトハシはそれでもふくろひとつにはなった。先日整備した水のバックから本管に吸い込まれる水の量が減ったのかバックのオーバーフローから水が流れていた。下のタンクの調節をしてみた。結果は明日再度上ってみなければなるまい。
 家にはカメムシが急に増えた。カメムシも去年はもっと後に出てきたのだが、今年はずいぶん早い。とすると雪は多いか。それはしょうがないがビンを持って部屋中のカメムシを追いかけて始末するのが私の仕事になった。嫌なにおいが鼻についってしょうがなかった。福島浜通りから口の黄色い秋刀魚が送られてきた。近所に配って私には2本が残った。みんなが喜んでいた。
 今日の名言
  三度炊く飯さえ硬し軟らかし思うままにはならぬ世の中
                        魯山人

2009/09/24(木) 山が動き始める
 今日は天気もよいので群馬方面にブラブラ歩き始めた。毎年気にしているMロードのモミジが色づき始めていることに驚いた。明らかに去年よりか早い変化だと思った。そう云えば先日信一さんと話していたのだけれど今年の紅葉は早いのではないかと。山に分け入れば、入るほど山の変化に目が行くようだった。ツキヨタケが出始めていてこれが終わるとブナハリダケが出始めるのだが、きょうは少しだがブナハリタケが出ていた。なかなかキノコは難しい。出始めのツキヨタケなどまるでシイタケのようだ。なかなか難しいのだ。
 渋沢との出会いで栄村の避難小屋をのぞいて見た。抜けた床に板を敷いてブルーシートが置いてあった。その上には雨漏りの水が溜まってあったがかろうじて泊まれるようだ。栄村の健闘で国を動かしもう少しましな小屋にしてもらいたいものだ。
 先日お客さんのご婦人がひとりで自転車を担いで野反湖へとこの道を越えていった。見上げた行動力だと思った。26753歩の帰り道私は少しバテていた。
 今日の名言
  寄席に出て、恥ずかしい目にあわないといけない。それが修行の場なんだ。
  そう、道場だと思って一生懸命やらないといけないね。
             三木のり平     寄席を世間に変えて

2009/09/23(水) 木の葉散ってモトハシ出る
 ようやくひとりになって洗濯やら掃除にかかった。皆帰って広くなったぶんなんだか薄ら寒いと感じている。ネコは二階に上がったきり下りてこない。家前のミニ畑の草を刈っておきなさいという御命令を果たし、排水の型枠を外してふと見ると風に煽られて木の葉がパラパラと舞ってきた。その時「ううう〜ん」と唸ってしまった。写真を撮ろうと下に降りて待ったのだけれどもうそんな風に舞い落ちはしなかった。ついでに茸を見るとモトハシが榛の木に出ていた。なめこの菌を打った木だけれど早生のモトハシの出始めだった。この茸は成長が早くチョット気を抜くとすっかり大きくなって食べられなくなってしまう。洗って生のまま冷凍しておこう。信一さんがやって来てシメジを置いて帰って行った。ホンシメジで食味は上の茸だ。今度お客が来た時でもキノコ汁をしようと決めた。
 6時になるとすっかり暗くなって見るとコンクリート道の白さだけが見える。水はそれなりに流れていて昨日の仕事の甲斐があったというものだ。寒いから風呂に入って寝てしまおうかな。
 今日の名言
  死にたくないと思うと、死がどんなに恐いかを思い知った。
  恐いと言うより、寂しいのである。その寂しさが恐いのである。
                    古山高麗雄

2009/09/22(火) 水場整備と買出しと
 ひとりは志賀丸山林道へと向かい倉下林道を回ってくるという。このあたりも未舗装の道はMロードだけかと思っていたが探せばまだあるという。JPSというのか電子地図を道案内に楽しんできたようだ。もうひとりは福一さんと檜俣川方面に茸狩りに出て行った。
 このところの少雨で水の出が悪くどこの沢も水が消えてきたという。そこでどうなっているのか水場に上がってみた。ここの上水は二箇所から引いて来ている。内一箇所は二つの湧き水を集めて泥除けのタンクを通してやって来ている。ひとつはほんの少しだったがもうひとつはそれなりに水は来ていた。ところが後の一箇所の水が枯れそうなところにパイプが詰まっていた。とにかくパイプを直してみると多くはないがそれなりに水は増えた。よしとしよう。トタンで指を切ってしまったが作業が終わるまでそのままやるしかなかった。
 水場を終えて汚れた服を洗濯してセメントを買いに津南に下りた。買い物を済ませて急いで帰ってからセメントをこねて排水を終わらせた。バイクの林道派と茸派も帰って来て食事を済ませてゆっくり飲んだ。このところ酒を飲み続けていてこれでは酒の上手さを忘れそうになった。たまに飲む酒だから上手いのに。
 津南のコシヒカリは倒伏する稲が多いように見えた。それでも平年並みの作柄と思えた。
 今日の名言
  世に銭ほど面白き物はなし      井原西鶴

2009/09/21(月) 池には岩魚、網戸にカメムシ
 布団を干したり、薪を、も一度外に出したり、池の排水をセメントで固めたり、昼寝したり酒を飲んだり忙しいものだ。
 客が帰って池を見ると岩魚がひとつ泳いでいた。ひとつではいかにもかわいそうでもうひとつ名人に頼んで放った。ひとつが二つになって少し岩魚も安心だろう。布団を干して池の排水を直してよく見るとカメムシがずいぶんと寄ってきて、今年の大発生を予感させた。他はどうでもいいけどカメムシだけはチョット困ったものだ。
 すっかりストーブが馴染んで季節を感じさせるのだ。
 今日の名言
  ずいぶんと敵をもったけど、妻よ、お前のような奴は初めてだ。
                     バイロン

2009/09/20(日) ストーブ稼動
 お客はストーブの点火を見つめていた。薪はあることだしこの際スギを燃して暖を取るかと思った。ところがスギはチョット乾燥が間にあわないのかくすぶるだけだった。まー本式に燃やす時季でもないのでこれでいいかと思った。それでもストーブが暖まると暖かい室内に気分が和んだ。
 先日割った薪をもう少し細かく割って玄関に仕舞いこんだ。途端に玄関が狭く感じられた。この時期になったと今年の冬の寒さを思って見た。伊達巻戦争から帰ってくるときタミコをつれて索道を渡るときのタミコの鳴き声が聞こえるように思うのだがこればかりは仕方がない。それでもストーブを焚いて見上げる空に一筋上る煙突の煙はいい感じだ。これで今年はほとんど終わったようなものだ。
 今日の名言
  我々は幸福になるためよりも、幸福だと人に思わせるために
  四苦八苦している。 
                      ラ.ロシュフーコー

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