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2009/09/30(水)
温銭湯とは
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雨が降ってるせいか松之山温泉の日帰り施設は中高年で混んでいた。この辺りには沢山の温泉施設があってどこも入浴客で混みあっている。津南の竜神の湯、十日町のミオンなかざと、松之山には二つの施設がある。でもこういったお風呂は温泉というにはとても大切な何かが欠けているように私には感じられる。確かにハード面では温泉だけれども昔から続いている温泉のソフト面、情緒とか風情、人情や感動が一切ないのだ。私は密かに温銭湯と云っているのだが、食堂、ビール、昼寝の三つがそろっていれば完璧だ。東京の銀座の「寿湯」という銭湯は小さい古いお湯だが私は身体を洗うだけの温かい水道水の方がずっと人情、風情が溢れていると思っている。ことに勝鬨橋西詰のこの銭湯の立地を思えば情緒や感動を受けるのだ。またこのお湯は無くてはならないお風呂だとも思う。ただお客は少ないのだけれど。寿湯の行く末ははなはだ心もとないが地方の温泉施設はこれからもどんどん作られてゆくだろう。そして競争の嵐の中でどこも同じな発想で行われるイベントに飽きられて閑古鳥が鳴くようになると私は見ている。 それに比べて地方の温泉に昔から続いている宿を訪ねてお湯をいただいたほうがどんなにか楽しいだろうに。 そんなことを考えながら寝入ってしまったようだ。隣に寝ているおじいさんのいびきで目が覚めた。東京のビールショップの柔らかい泡が立ったジョッキの夢を見ていた。 今日の名言 忘れようとしても思い出せない 天才バガボンのパパ
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