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2009/07/12(日)
寅の寂しさ
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きのうの客が朝駆けで湯に浸かりに行った。私は5時に起きて朝食を用意した。昨夜の酒が私の足を引っ張る。しかしそんなことは言っていられない。例え3000円でも客との約束だ。索道の乗り方を教えて一日が始まった。それでもまだ7時前だった。こんどはもう一組の客に食事を出して、索道の乗り方を教えた。いろいろ忙しい。お湯から帰った客を送り出して時計は10時を過ぎていた。もう5時間も起きている。今日はなにもしないと決める前に洗濯、掃除は済ませた。ここのところが早起きのいいところなのだろうが私はゆっくり寝ていたいのが本音だ。二日ぶりに風呂に入って昼過ぎにマル福商店に行くと一杯飲んで行けと宴会になった。武雄さんも来て宮城の土産のイクラ、鯨のベーコン、ホヤのビン詰めとなかなかの珍味が出てきた。ほんとは今日は酒を飲まない日なのだが年寄りの意見にはちゃんと従うのが私の生きるよすがなのだ。 帰ってから男はつらいよ望郷編を見た。私はあの映画でよく笑うがあの我がまま寅が自分に近くどうも全面支持にはならない。ただ最後にとらやを出てゆく寅次郎の後姿に感銘を受けるのだ。人間はそんなものだと。それから昨日の客の歌った「ムカシ」を確認する為に都はるみを寝ながら聞いていた。どうもここにも「ムカシ」が住み付いているようだ。
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