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2009/06/24(水)
「あか」について(1)
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仁成館に結局飼われることになったイヌは「あか」と名づけられて、獣医によると2歳位の秋田犬の雑種だということだと聞いた。「ひだまり」奥さんの話だと「あか」はクマにでもやられたのか大きな傷があって結局自分でなめて直した。その後が引きつれとなって残った。 岩菅山から来た登山客は「イヌがずーっとついて来てね、このイヌ飼ってくれませんか」と仁成館のお上さんに頼んだと言う。仁成館の下の女の子が一番可愛がっていたということだ。お上さんは子供にもせがまれたのだろう結局このイヌを飼い「あか」と名づけた。医者に連れて行ったり大事に飼っていたのだろう。登山客が「苗場山にはクマはいるのですか」と聞かれるとこの「あか」を貸してやったという。イヌも信頼に答えたのだろう。お客を越後湯沢駅まで送って首輪にお礼の手紙を括りつけて帰って来たという。それは何回も何回も赤湯まで、または湯沢までお客を送っていったと言う。 先日ここに善光寺前から来たお客さんの話ではお客自身か聞いた話なのか忘れたが、このイヌが仁成館まで迷い込みそうな道を「こっち、こっち」とばかりに案内してくれたと言った。 まるでフランダースのイヌのようでお客さんから聞いたときは驚いた。写真はまだない。「あか」より情けない私だ。
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